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2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。監督のマッテオ・ガローネが銀獅子賞(最優秀監督賞)、 出演のセイドゥ・サールがマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。第96回アカデミー国際長編映画賞ノミネート。「イタリア映画祭2024」(2024年5月1~6日=東京・有楽町朝日ホール/5月18、19日=大阪・ABCホール)で上映。
ネット上の声
- 主人公の純粋な想いと、あまりにも過酷な現実のギャップに胸が締め付けられた。これはただの映画じゃなくて、今世界で起きてることなんだよね。見てよかった。
- 難民問題について深く考えさせられる一本。ドキュメンタリーのような生々しさがあった。
- 映像の力はすごい。特に砂漠のシーンは圧巻。ただ、全体的に重くて、見ていてかなりしんどかったかな。
- 映画祭で見たけど、衝撃的だった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国イタリア,ベルギー,フランス
- 時間---分
- 監督マッテオ・ガローネ
- 主演セイドゥ・サール
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イタリアの寂れた海辺の町。優しく臆病な犬のトリマーが、暴力に支配された日常から尊厳を取り戻すため、人生を賭けた反撃に出る。
イタリア郊外の荒涼とした海辺の町。犬のトリミングサロン「ドッグマン」を営む小柄で心優しい男マルチェロは、娘と犬を何よりも愛していた。彼のささやかな日常は、町を牛耳る暴力的な元ボクサー、シモーネによって脅かされる。理不尽な要求がエスカレートし、ある事件で共犯者に仕立て上げられたマルチェロ。失われた信頼と尊厳を取り戻すため、彼はあまりにも無力な抵抗を試みる。追い詰められた男が下す最後の決断。予測不能な衝撃の結末が待ち受ける。
ネット上の声
- 主人公が完全にのび太で、暴力的な友人がジャイアン。ドラえもんがいない世界線の話。犬への愛情と人間の暴力の対比がすごかった。
- 主演の人の演技が犬そのもの。目が離せなかった。
- 評価高いけど、見ててずっと胸が苦しくなる。救いがない話が苦手な人はキツいかも。
- 切ない…。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間103分
- 監督マッテオ・ガローネ
- 主演マルチェロ・フォンテ
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現代イタリア、ナポリ。巨大犯罪組織カモッラの支配下で生きる人々の、逃れられない暴力と絶望を描く衝撃の群像劇。
舞台は現代イタリア、ナポリ郊外。巨大犯罪組織「カモッラ」が全てを支配する街。組織への憧れを抱く二人の若者、闇の金銭取引に手を染める会計士、そして産廃の不法投棄に関わる者たち。彼らの日常は、常に暴力と死の危険と隣り合わせ。それぞれの思惑が交錯し、やがて小さな綻びが破滅的な結末へと繋がっていく。これは、組織に翻弄される人々の生々しい現実を冷徹な視点で切り取った、魂を揺さぶるクライム・ストーリー。
ネット上の声
- 人物雑多。盛り上がりに欠け退屈感覆らず。
- 映画に音楽の重要性を痛感させる作品
- リアルで冗長なカオスに浮かぶ真実。
- 無音のドライ・マティーニ
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国イタリア
- 時間135分
- 監督マッテオ・ガローネ
- 主演トニ・セルヴィッロ
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「ゴモラ」「リアリティー」で、カンヌ国際映画祭グランプリを2度受賞したイタリアの鬼才マッテオ・ガローネが、残酷なまでの「女の性(さが)」をテーマに、17世紀にイタリアで書かれた民話集「ペンタメローネ 五日物語」から3つの異なる物語を選り抜き、1編の物語として再構成したファンタジー作品。
「母となること」「若さと美貌」「大人の世界への憧れ」、3つの王国に住む、それぞれの世代の3人の女たちが、自身の欲望を抱いていた。やがて彼女たちの願いはかなえられるが、その結果、彼女たちは運命に翻弄されてしまう。
「フリーダ」「デスペラード」のサルマ・ハエック、「美女と野獣」「ブラック・スワン」のバンサン・カッセルのほか、トビー・ジョーンズ、ジョン・C・ライリーらが出演。
ネット上の声
- まるで一枚の絵画のような美しいシーン!!
- 昔話を実写化するとこうも不気味なのか!?
- 青の理と欲望の赤、紫の幻想と黄金の黄昏
- バロックパールの美しさと血塗られた物語
ファンタジー
- 製作年2015年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間133分
- 監督マッテオ・ガローネ
- 主演サルマ・ハエック
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貧しい木工職人が作った操り人形の、人間になるための旅。原作の持つダークで幻想的な世界観を忠実に描く物語。
舞台は19世紀の貧しいイタリア。孤独な木彫り職人のジェペットが、一本の丸太から作り出した操り人形、ピノッキオ。魔法のように命を宿した彼は、人間の子どもになることを夢見て冒険の旅へ。しかし、彼の行く手には、甘い言葉で誘惑するキツネとネコ、恐ろしい怪物や奇妙なサーカス団など、数々の試練と危険が待ち受ける。純粋で無垢な心を持つがゆえに、何度も過ちを繰り返すピノッキオ。父ジェペットの愛を胸に、彼は本当の人間の子どもになれるのか。原作の持つ幻想的で時に残酷な世界を、驚異の映像美で再現したダークファンタジー。
ネット上の声
- いつ、どんなピノキオの映画を見ても初手のピノキオに対してかなりイライラしてしまう
- 鬼才が手掛けてこそ原作の旨味引き立つ
- ほんとうの、ピノキオはこうなんだ。
- ピノキオじゃなくてピノッキオ
ファンタジー
- 製作年2019年
- 製作国イタリア
- 時間124分
- 監督マッテオ・ガローネ
- 主演ロベルト・ベニーニ
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イタリアの俊英マッテオ・ガローネ監督が、2008年の「ゴモラ」に続いてカンヌ国際映画祭グランプリを獲得したブラックコメディ。ナポリで魚屋を営む陽気な男性ルチャーノは、ショッピングモールで開催されていたTVのリアリティ番組のオーディションに挑戦してみることに。オーディションの内容に手応えを感じてすっかりその気になってしまったルチャーノは、自分の成功を信じるあまり、夢と現実の区別がつかなくなっていく。2012年・第25回東京国際映画祭「WORLD CINEMA」部門で上映。13年「イタリア映画祭2013」(4月27~29日、5月3~6日/有楽町朝日ホール)にて上映。
ネット上の声
- コオロギさえも、テレビ番組関係者に見えて
- 世にも奇妙な物語、イタリア版
- どこからが夢?私の見解は...
- リアリティー・ショー
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間115分
- 監督マッテオ・ガローネ
- 主演アニエッロ・アレーナ