全20作品。関本郁夫監督が制作した映画ランキング

1979年、行き場のない若者たちが暴走する。欲望の果てに彼らが見たものとは、栄光か、それとも破滅か。

舞台は1979年の日本。将来に希望を見出せず、刹那的な日々に身を焦がす不良グループ。リーダー格の男を中心に、彼らは盗みや暴力で鬱屈した感情を発散させていた。そんな日常を壊すかのように、彼らは偶然にも大金強奪計画に巻き込まれてしまう。手に入れた大金は、自由への切符か、それとも破滅への入り口か。警察の追跡、裏社会の非情な掟、そして仲間内の裏切り。追い詰められた若者たちが、それぞれの欲望のために下す最後の決断。その先に待ち受ける衝撃の結末。

元禄時代、恋と笑いに生きた男の破天荒な一代記。女の色香と権力の罠が渦巻く、痛快時代劇絵巻。

華やかな文化が花開く元禄時代の江戸。主人公は、類まれなる精力と商才を持つ男、お駒の才兵衛。ひょんなことから大店の婿養子となるも、その旺盛な好奇心と好色一代の血は抑えられない。次々と美女を虜にする一方、商売敵や権力者からの嫉妬と妨害に直面。果たして彼は、愛も富も手に入れ、泰平の世を謳歌できるのか。欲望の果てに彼を待ち受ける、予測不能な運命。

明治の画壇を駆け抜けた一人の女。天才画家とそのモデル、愛と芸術に身を焦がした二人の、激しくも儚い運命の物語。

文明開化に沸く明治時代。芸妓から、西洋画家・大島俊介のモデルとなった女、およう。彼の才能に惚れ込み、裸体モデルとなることを決意した彼女の、波乱に満ちた生涯。貧困、世間の冷たい視線、そして病魔。数々の困難が二人を襲う中、おようは俊介の創作意欲を支え、その身を芸術に捧げる。愛と芸術の狭間で燃え上がる、激しくも切ない魂の軌跡。果たして、二人がキャンバスに描き続けた愛の行方とは。一人の女の生き様を通し、愛の本質を問う物語。

荒廃した高校ラグビー部に赴任した元日本代表の熱血教師。信じる心で、落ちこぼれたちを全国の頂点へと導く奇跡の実話。

1970年代、京都。校内暴力が吹き荒れる伏見第一工業高校。そこに、元ラグビー日本代表の熱血教師、権藤健二が赴任。彼が託されたのは、部員わずかで「不良の巣窟」と化したラグビー部の再建。当初、生徒たちは権藤に反発し、暴力と不信で心を閉ざす。しかし、権藤は決して諦めない。「信は力なり」を胸に、一人ひとりの生徒と本気でぶつかり、ラグビーを通して生きる意味を問い続ける。彼の情熱は、次第に固く閉ざされた生徒たちの心を溶かしていく。果たして、この落ちこぼれ軍団は、全国制覇という無謀な夢を掴むことができるのか。涙と汗の物語。

裏切りの代償は鮮血。帰ってきた女番長、悪徳ヤクザ組織に叩き込む怒りの鉄拳制裁。

昭和の新宿。少年院にいた女番長グループのリーダーが、刑期を終えてシャバに戻ってきた。しかし、彼女を待っていたのは、仲間を裏切り、悪徳ヤクザと手を組んだかつての親友の姿。縄張りを奪われ、仲間を弄ばれた怒り。大切なものを守るため、たった一人で巨大なヤクザ組織に戦いを挑む。ビリヤードのキューを武器に、男社会の理不尽に立ち向かう女番長。血で血を洗う抗争の果てにある壮絶な復讐劇。

仁義なきスケバン戦争勃発！裏切りと復讐の渦巻く学園で、一匹狼の女番長がタイマン勝負に挑むバイオレンス・アクション。

悪と欲望が渦巻く関東女子学園。そこへ現れた一匹狼の女番長。彼女は、かつて自分を裏切った親友への復讐を誓い、学園を牛耳る悪の組織にたった一人で戦いを挑む。次々と襲い来る刺客たちとの壮絶なタイマン勝負。果たして彼女は、友情と裏切りの果てに何を見るのか。70年代の熱気と狂気をスクリーンに叩きつける、伝説のスケバン・アクションシリーズの一作。

親分を殺された男の怒りが、裏切り渦巻く組織に炸裂する。仁義なき戦いを描く本格任侠アクション。

舞台は現代日本のヤクザ社会。主人公は、仁義に厚く、組長を心から慕う一人の組員。彼の日常は、尊敬する組長が敵対組織によって暗殺されたことで一変。親分の無念を晴らすため、復讐を誓う主人公。しかし、調査を進めるうち、事件の裏に隠された自らの組織内の裏切りを知る。信じていた仲間からの背信。孤独な「残侠」と化した男は、たった一人で巨大な陰謀に立ち向かうことを決意。彼の怒りの刃は、果たして真の敵に届くのか。血と硝煙の果てに待つ衝撃の結末。

1988年、バブル絶頂期の東京。金と欲望が渦巻く街で、一攫千金を夢見る二人の若者の運命が交差するクライム・コメディ。

舞台は、地価高騰とディスコブームに沸く1988年の東京。真面目だけが取り柄の銀行員・大輔と、口八丁で世渡りするヤクザ見習いの達也。偶然出会った二人は、ひょんなことからヤクザの隠し金3億円を手にしてしまう。大金を手にしたことで、彼らの日常は一変。高級車を乗り回し、派手な夜の世界に溺れていく。しかし、金の匂いを嗅ぎつけたヤクザ組織が彼らを執拗に追い詰める。警察にも追われ、絶体絶命の状況に陥る二人。果たして彼らは、欲望渦巻く大都会を生き抜き、本当の自由を掴むことができるのか。予測不能な逃走劇の幕開け。

大阪でおこった実話をもとに、明るく快活なありふれた青年が、女性を監禁して暴行をくわえる姿を描く。脚本は「空手バカ一代」の掛札昌裕と「大奥浮世風呂」の関本郁夫、監督も同作の関本郁夫、撮影は「犬神の悪霊」の仲沢半次郎がそれぞれ担当。

徳川11代将軍家斉の時代。仏性寺住職・日啓の娘・お美代は直参旗本・中野清茂の養女となり、1年後には大奥へと上がる。ある晩、お美代はお手付中臈・藤乃のお添寝役が緑で家斉の寵愛を受けることに。だが、藤乃一派の謀略により、降ろされてしまい…。

雪の北海道を舞台に、ダンプドライバーたちの世界を描く。原作は豊島大輔、脚本は「セックスハンター　性狩人」の掛礼昌裕、「黒木太郎の愛と冒険」の森崎東、「餌食」の高田純、「処女監禁」の関本郁夫の共同執筆、監督も同作の関本郁夫、撮影は「ミスターどん兵衛」の中島芳男、「トラック野郎　故郷特急便」の出先哲也の共同でそれぞれ担当。

ある学園を舞台に、天真爛漫でスポーツ万能の美少女江川望と、ドジで素直さだけが取り柄の少年司葉遼太郎が繰り広げる爽やかな青春模様を描く。野部利雄原作の同名漫画の映画化で、脚本・監督は「クレージーボーイズ」の関本郁夫、撮影は野口幸三郎がそれぞれ担当。

明治末、日本有数の廓として栄えた熊本“東雲楼”を舞台に展開する、女たちの愛と復讐を描く文芸大作。監督は「ダンプ渡り鳥」（81）以来の東映作品となる「のぞみ・ウィッチィズ」の関本郁夫。脚本は「新・極道の妻たち　惚れたら地獄」の松田寛夫、撮影は「ＲＡＭＰＯ　黛監督版」の森田富士郎が担当。

極道の世界に生きる女たちの姿を描いた人気シリーズの第8弾。“極妻”登場10周年記念作品。監督は「東雲楼・女の乱」の関本郁夫。家田荘子のルポルタージュをもとに脚色したのは「螢」の塙五郎。主演は「写楽」の岩下志麻で、シリーズ6度目の登板となる。

内部抗争により殺された夫と義父の為に復讐を誓った極道の妻の活躍を描く、リニューアルした人気極道シリーズの通算第11作。監督は「残侠」の関本郁夫。家田荘子の原作を基に、「蓮如物語」の中島貞夫が脚本を執筆。撮影を水巻祐介が担当している。主演は「ショムニ」の高島礼子と「極道の妻たち　決着」のかたせ梨乃。スーパー16ミリからのブローアップ。

跡目争いの陰謀に立ち向かう極妻の活躍を描いた、人気シリーズの通算第12作。監督は「極道の妻たち　赤い殺意」の関本郁夫。家田荘子による原作を基に、「極道の妻たち　決着」の高田宏治が脚本を執筆。撮影を「極道の妻たち　赤い殺意」の水巻祐介が担当している。主演は「ＥＭ　EMBALMING」の高島礼子。スーパー16ミリからのブローアップ。

関東と関西の極道が手を組み連合組織の結成が進む中、大阪の山背組組長代行・掛川亮平は参加を拒否した。その後、彼は謀略によって服役の身になり、組内でも窮地に立たされる。そんな中、名代となった妻・律子は事態の真相を明らかにしようとするが…。

組の頭である夫と敵対する組織にいるかつての恋人との狭間で苦悩する極妻の運命を描いた、人気任侠アクションの新シリーズ第3弾。監督は「極道の妻たち　死んで貰います」の関本郁夫。脚本は「極道の妻たち　赤い殺意」の中島貞夫。撮影を「極道の妻たち　死んで貰います」の水巻祐介が担当している。主演は「極道の妻たち　死んで貰います」の高島礼子。他に、ゲストスターとして「惚れたらあかん　代紋の掟」の池上季実子が出演している。スーパー16ミリからのブローアップ。

北は札幌、南は博多へ。一人のソープ嬢が全国の歓楽街を渡り歩く、出会いと別れのロードムービー。

昭和の活気と哀愁が漂う1970年代の日本。札幌、横浜、名古屋、雄琴、博多といった全国各地の歓楽街が舞台。過去を背負いながらも気丈に生きる流れ者のソープ嬢、マヤ。彼女は一つの場所に留まることなく、渡り鳥のように街から街へと流れ続ける。行く先々のソープランドで働きながら、様々な男たちや同僚の女たちと出会うマヤ。そこには束の間の恋、裏切り、そして心温まる人情劇が。しかし、どの街でも安住の地は見つからず、彼女は再び旅に出ることを余儀なくされる。日本縦断の旅路の果てに、彼女がたどり着く場所とは。

極道の養父に育てられた娘が、養父の死をきっかけに裏社会に蔓延る悪を根絶やしにすべく立ち上がる姿を描いた任侠アクション。監督は「極道の妻たち　リベンジ」の関本郁夫。高村圭と川崎三枝子による原作コミックを基に、「極道の妻たち　死んで貰います」の高田宏治が脚色。撮影を「チンパオ　珍宝的故事」の伊藤嘉宏が担当している。主演は、新人の妃今日子。スーパー16ミリからのブローアップ。