港町の標本製作所で働き始めた内気な少女。思い出の品を「標本」にする奇妙な依頼人たちとの出会いを描く、官能的でミステリアスな物語。
とある港町。ソーダ工場での事故で薬指の先を失った少女イリスは、心機一転、人里離れた標本製作所で働き始める。そこは、依頼人たちが持ち込む「思い出の品」を特殊な技術で保存する不思議な場所。靴、リボン、楽譜など、様々な品に込められた人々の記憶に触れるうち、イリスはミステリアスな所長の男に次第に惹かれていく。静かで美しい標本室で繰り広げられる、依頼人たちとの奇妙な交流と、所長との密やかな関係。彼女が最後に自らの「標本」として差し出すものとは何か。愛と喪失が織りなす、静謐で官能的な世界の探求。
ネット上の声
- 心の引き出しにさえ入れられないモノは・・
- わたしにとっての「靴」とは何だろう?
- 芸術的にエロティック・・・・・
- 象徴的&幻想的&官能的な小品
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督ディアーヌ・ベルトラン
- 主演オルガ・キュリレンコ