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退屈な日常を送るサラリーマンが、偶然出会った“嘘つき”で“破滅的”な女性にのめり込んでいく、予測不能な恋愛サスペンス。
誰にでも優しく、そつなく日常をこなすサラリーマン、辻一路。彼の退屈な毎日は、一人の女性との出会いで一変する。踏切で助けた女、浮世英寿は、息を吐くように嘘をつき、次々とトラブルを巻き起こす“破滅型”の人間だった。彼女の危うい魅力に抗えず、深入りしていく辻。彼女を救おうとすればするほど、彼の平穏な生活は音を立てて崩れていく。底なし沼のような恋に堕ちていく男の、狂気と本気を問う衝撃の物語。
ネット上の声
- 緊張感とぎれず4時間見させてしまう映像と役者の力を堪能、漫画原作の理想の映像化
- 4時間見る価値はないと思います。 イライラがヤバいです。
- 後半の展開はもはや深田監督のオリジナル作品
- 見事なまでに主要キャラが全員キモいけど、オルタナティブというか、斜め上な「メロド
サスペンス
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間232分
- 監督深田晃司
- 主演森崎ウィン
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現代東京、孤独な若者たちの奇妙な共同生活。すれ違う心と予期せぬ悲劇が織りなす、痛切な人間ドラマの開幕。
舞台は現代の東京。アパートの一室で、目的もなく暮らす若者たち。他人への無関心と希薄な人間関係が支配する日常。そんな中、一人の女性の失踪という不可解な事件が発生。残された者たちは、彼女の不在をきっかけに、初めて互いの存在と向き合うことに。彼らの間に芽生える微かなつながりと、避けられない現実。日常に潜む狂気と孤独を鋭く描き出す、衝撃の群像劇。
ネット上の声
- ロメールの『喜劇と格言劇』の体裁を採っている、とも言えるが、これ喜劇なの?という
- 何も起こらないけど不条理なおかしみのあるロメール的な洒脱さから一転、後半は深田晃
- 1話2話は、真剣にやっていることが空回りしている、でも本人はその道を信じているか
- 「白猫」「写真」「右腕」の3話からなるオムニバス形式
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間140分
- 監督深田晃司
- 主演青年団
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愛する夫と息子、穏やかな日々。突然の悲劇が、忘れたはずの過去の扉を開ける。
夫・二郎と愛する息子・敬太と、幸せな日々を送る妙子。しかし、その日常は突然の悲劇によって打ち砕かれる。深い哀しみに暮れる妙子の前に現れたのは、何年も前に別れた元夫であり、敬太の父親でもあるろう者のパク。彼の存在は、妙子と二郎の間に静かな波紋を広げていく。孤独と向き合い、誰かを愛するとはどういうことか。失われたものと、それでも続いていく人生の複雑さを描く、痛ましくも美しい愛の物語。
ネット上の声
- 兎に角、日本の男は「ごめん」を言えば良いと思っている。
- ずっと気になっていた作品を事前情報なしに鑑賞
- “ままならない生”を愛せるか、という問いかけ
- 人間それぞれで結局自分で前に進まなきゃ。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督深田晃司
- 主演木村文乃
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静かな日常に現れた、一人の男。その男が、平凡な家族の隠された嘘と罪を静かに暴き出す、戦慄のヒューマンサスペンス。
下町で小さな金属加工工場を営む利雄とその家族。平穏だがどこか退屈な日々の前に、突然、利雄の旧い知人である八坂が現れる。前科を持つ八坂を、利雄は戸惑う妻・章江を説得し、住み込みで雇い入れる。礼儀正しく、不思議な魅力を持つ八坂は、やがて章江や娘の蛍とも心を通わせていく。しかし、その穏やかな侵食が、家族がひた隠しにしてきた嘘と秘密を炙り出し、取り返しのつかない悲劇の引き金を引くことになる。静寂の底に潜む、人間の恐ろしさ。
ネット上の声
- 淵に立って見るエイリアン襲来と家族の再生
- 本心なんて誰にも分からないから怖い…。
- 本年屈指の傑作、筒井真理子の主演賞確定
- いくらなんでもボンヤリしすぎですよ
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本,フランス
- 時間119分
- 監督深田晃司
- 主演浅野忠信
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訪問看護師として穏やかな日々を送る女。ある事件をきっかけに、加害者の家族として世間から断罪される。
訪問看護師の市子は、介護する老婆の孫娘と親密な関係。しかし、その孫娘が失踪し、事件への市子の甥の関与が発覚。平穏だった日常は崩壊し、彼女は「加害者の叔母」としてマスコミや世間の非難の的に。無実を信じながらも、積み重ねた信頼は脆くも崩れ去る。数年後、名前を変え別人として生きる彼女の前に、事件の真相を知る男が現れる。彼女が取り戻したかったもの、そして彼女の「よこがお」に隠された真実。
ネット上の声
- 深田監督の研ぎ澄まされた演出に、何度もなんども息を呑んだ
- アイデンティティーを「多面」でとらえる映画的工夫
- 「LOVE LIFE」で深田監督に興味を持ち、本作を鑑賞
- 時系列がややこしかったけど、おもしろかった
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督深田晃司
- 主演筒井真理子
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東京下町の一角で印刷屋を営みながら平穏な日常を送っていた小林家に、流れ者の男・加川が突然訪れ、そのまま居座ってしまう。突然の来訪者に翻弄される家族の姿をユーモラスに描き、第23回東京国際映画祭・日本映画「ある視点」部門を受賞した。キム・ギドク監督の「絶対の愛」にも出演した杉野希妃ほか、山内健司ら平田オリザ率いる青年団所属俳優が出演。
ネット上の声
- 若く美しい後妻の秘密を握った男は・・・。
- 映画を見ただけでは“わからないもの”
- 尻つぼみしなければ大変な作品だ
- 閉鎖的な日本社会への批判か
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督深田晃司
- 主演山内健司
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「ヒミズ」「地獄でなぜ悪い」の若手演技派・二階堂ふみが主演する青春映画。監督は、第23回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門作品賞を受賞した「歓待」(2010)で注目を集める深田晃司。大学受験の浪人中、叔母の海希江から誘われて海と山のほとりの避暑地を訪れた朔子は、そこで海希江の幼なじみの兎吉と、その甥で福島から避難してきている同年代の孝史と出会う。朔子と孝史は何度か会ううちに次第にひかれあっていくが……。海と山のほとり、そして大人と子どものほとりで揺れ動く18歳の朔子の淡い恋心を描く。フランスのナント三大陸映画祭で最高賞の「金の気球賞」と「若い審査員賞」をダブル受賞。
ネット上の声
- 浪人生、朔子(さくこ)(二階堂ふみ)の、叔母さん海希江(鶴田真由)の元での若干の
- 秘密を隠しながら心のバランスをはかって生きている
- 小粒で淡々としているが、好感の持てる作品
- 言わなきゃわからないし言ってもわからない
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国日本,アメリカ
- 時間125分
- 監督深田晃司
- 主演二階堂ふみ
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劇作家・平田オリザとロボット研究者の石黒浩(大阪大学教授・ATR石黒浩特別研究所客員所長)とのコラボレーションで2010年に発表され、生身の俳優とロボットが共演する異色の世界観が国内外で注目されたロボット演劇「さようなら」を、「歓待」「ほとりの朔子」の新鋭・深田晃司監督が脚本も手がけて映画化。原子力発電施設の爆発によって国土の大半が放射性物質に汚染され、政府が「棄国」を宣言した近未来の日本。国民が次々と国外へ避難していく中、外国人の難民ターニャと、幼いころから病弱なターニャをサポートするアンドロイドのレオナは、避難優先順位下位のために取り残される。多くの人が消えていくなか、やがてターニャとレオナは最期の時を迎える。レオナ役には石黒教授の開発した本物のロボット、「ジェミロイドF」を起用。ターニャ役は舞台版と同じブライアリー・ロング。新井浩文や村上虹郎らが共演。
ネット上の声
- かなり、陰鬱な、そして、不思議な、また、“死”をも越えた世界を映そうという試みか
- 枯れ野 と 詩の暗唱 が醸し出すムード。
- 鑑賞動機はジェミノイドFでしたが…
- 最後少し盛り返しましたが・・・。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督深田晃司
- 主演ブライアリー・ロング
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「淵に立つ」で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞を受賞した深田晃司監督が、2013年に製作した短編作品。同年の第5回沖縄国際映画祭「地域発信型プロジェクト」で上映される「地域発信型映画」の一作として、三重県いなべ市の人々とともに作り上げた。14年6月に単独で渋谷シアター・イメージフォーラムでレイトショー公開され、18年1月には、同じ「地域発信型映画」の「サトウくん」「白鳥が笑う」とあわせて新宿K's cinemaで劇場公開。養豚場で働く智広のもとに、姉の直子が赤ちゃんを連れて17年ぶりに帰ってくる。理由をたずねても素っ気ないだけの直子だったが、ある日突然、子どもの頃に2人で埋めた「何か」を掘り起こしに行こうと言いだす。仕方なくついていった智広の胸中には、次第に幼い頃に姉と過ごした日々の思い出がよみがえってくる。主演はお笑いコンビ「ハイキングウォーキング」の松田洋昌と元宝塚の女優・倉田あみ。
ネット上の声
- う~ん、いろいろもう少し・・・かな。
- 深田監督の短編
- 東京国際映画祭japan now深田晃司監督特集の短編プログラムで鑑賞
- 運動神経悪い芸人常連の西田がそれなりの動きをしている
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間38分
- 監督深田晃司
- 主演松田洋昌
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第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞した「淵に立つ」の深田晃司監督が、ディーン・フジオカを主演にインドネシア、スマトラ島のバンダ・アチェでオールロケを敢行したオリジナル脚本によるファンタジー作品。インドネシア、バンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男が発見される。片言の日本語やインドネシア語を話すその男は、海で発見されたことからインドネシア語で「海」を意味する「ラウ」と名づけられた。NPO法人で災害復興の仕事をしている貴子と息子のタカシ、親戚のサチコは、記憶喪失ではないかと診断されたラウをしばらく預かり、身元捜しを手伝うこととなる。ラウはいつもただ静かにほほ笑んでいるだけだったが、そんなラウの周辺ではさまざまな不可思議な現象が起こりはじめていた。フジオカが謎の男・ラウを演じ、貴子役を鶴田真由、タカシ役を太賀、サチコ役を阿部純子がそれぞれ演じる。
ネット上の声
- 深田監督的ネタは詰まっているが、、
- 過去との共存の末に辿り着く復興
- スッキリしないことだらけ
- 時間を無駄にした感じ
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本,フランス,インドネシア
- 時間107分
- 監督深田晃司
- 主演ディーン・フジオカ
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フランスの文豪オノレ・ド・バルザックの巨大作品群「人間喜劇」の中の1編「ざくろ屋敷」を、画家・深澤研による約70枚のテンペラ画と、古楽器を用いた美しい音楽によって表現したアートアニメ。19世紀フランス。ロワール河近くの丘陵地帯に建つ「ざくろ屋敷」に、美しい母親と2人の男の子が引っ越してくる。母子は3人だけで穏やかな日々を送っていたが、実は母親には死期が迫っていた。声優には、志賀廣太郎ら劇団青年団の俳優たちを起用。
ネット上の声
- フランスの文豪バルザックの巨大作品群『人間喜劇』の中の一篇『ざくろ屋敷』を
- 「画ニメ」というのが、何じゃそら?という先入観と最初ちょっとした違和感だったけど
- この映画、深田晃司監督作だから観たのだが、静謐なアニメーションだった
- 東京国際映画祭japan now深田晃司監督特集の短編プログラムで鑑賞
アニメ
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間48分
- 監督深田晃司
- 主演志賀廣太郎
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「淵に立つ」「LOVE LIFE」の深田晃司監督が、アイドルの恋愛禁止ルールを題材に描いたオリジナル作品。恋愛禁止ルールを破ったとして裁判にかけられる女性アイドルの姿を通して、日本で独自に発展したアイドル文化と、その中で暗黙の了解とされてきた「アイドルの恋愛禁止」問題について切り込んだ社会派ドラマ。深田監督が「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事に着想を得て、構想から10年をかけて完成させた作品で、主演をアイドルグループ「日向坂46」元メンバーの齊藤京子が務めた。
人気上昇中のアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」でセンターを務める人気メンバーの山岡真衣は、中学時代の同級生・間山敬と偶然再会し、意気投合して恋に落ちる。アイドルとしての立場と恋愛との間で葛藤していた真衣だったが、ある事件をきっかけに衝動的に敬のもとへ駆け寄る。それから8カ月後、真衣は所属事務所から「恋愛禁止条項」の契約違反として裁判所に召喚されることになる。裁判では、事務所社長の吉田光一やチーフマネージャーの矢吹早耶らが真衣を追及するが……。
元アイドルである齊藤が、その経験を生かして真衣の葛藤や成長を繊細に演じた。真衣と恋に落ちる間山敬役にドラマ「SHOGUN 将軍」の倉悠貴、所属事務所チーフマネージャー・矢吹早耶役に「極悪女王」の唐田えりか、事務所社長の吉田光一役に人気声優であり俳優としても映画やドラマで活躍する津田健次郎。2025年・第78回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門に正式出品された。
音楽、 ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督深田晃司
- 主演齊藤京子