全2作品。トム・ケイリン監督が制作した映画ランキング

1920年代のアメリカ、シカゴを舞台に、同性愛者のカップルが少年を殺害したレオポルドとローブの事件の実話をもとにした犯罪ドラマ。監督・脚本・製作はビデオ・短編集映画作家出身で、エイズ教育や、フリーランス・ライターとしても活動するトム・ケイリンで、本作が長編デビュー作となる。共同製作は「ポイズン(1991)」のクリスティン・ヴァション、エグゼクティヴ・プロデューサーはローレン・ザラーズニックとジェームズ・シェイマス、共同脚本はヒルトン・アルス。撮影はドキュメンタリー出身のエレン・クルス。音楽はジェームズ・ベネットが担当。主演は舞台・ＴＶＣＭ出身のダニエル・シュラケット、オフ・ブロードウェイの舞台などで活動してきたクレイグ・チェスター。なお本作は16ミリで撮影され、35ミリにブローアップされて公開された。

大富豪ブルックスとの結婚で貧しい生活から抜け出したバーバラは、夢にまで見た上流階級の生活を満喫していた。息子のアントニーも立派な青年に成長し、その後も順風満帆な人生が続くかと思われたが、ある日ブルックスの浮気が発覚。行き場を無くした彼女は次第にアントニーに依存するようになり……。息子が母親を殺した実在の事件を「エデンより彼方に」のジュリアン・ムーアと「グッド・シェパード」の若手注目株エディ・レッドメイン共演で映画化。