-
パリのアパルトマン、人生の最終章を迎える老夫婦。認知症が蝕む日常と、決して消えない愛を分割画面で描く衝撃作。
パリの片隅で静かに暮らす老夫婦。彼は心臓に持病を抱える映画評論家、彼女は元精神科医で認知症を患っている。画面は二分割され、それぞれの視点から二人の最後の日々が映し出される。徐々に記憶が薄れ、日常が崩壊していく妻。そんな彼女を必死に支えようとするも、自らの老いと無力さに苛まれる夫。交わることのない視線、すれ違う時間。それでも確かに存在する、長年連れ添った夫婦の絆。死の影が迫る中で見出す、愛の形とは。観る者の胸を締め付ける、あまりにもリアルで痛切な物語。
ネット上の声
- 【”赦して。と認知症になった妻は言った。”ギャスパー・ノエ監督が冷徹な視点で或る夫婦の老いと死をドキュメンタリータッチで描いた作品。フライヤーには”ギャスパー・ノエの新境地”と惹句があるが・・。】
- 今までのギャスパーノエ映画と比べものにならないほど静かな作品
- ギャスパー・ノエ映画ならではの未曾有体験
- 映画=夢=人生の比喩はある種の救い
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間148分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演ダリオ・アルジェント
-
社会への憎悪を滾らせる元馬肉屋の男。孤独と狂気が渦巻く、衝撃の人間ドラマ。
1980年代、フランス。傷害罪で服役していた元馬肉屋の男が刑務所から釈放。職も家族も失い、社会から見捨てられた彼の心を満たすのは、世間に対する底なしの憎悪と暴力的な衝動。彼は唯一の希望である、施設に預けられた娘との再会を夢見てパリの街を彷徨う。しかし、彼の行く手には冷酷な現実と人間の醜悪さばかり。内なる声が絶えず彼を罵り、追い詰めていく。果たして、この男に救いはあるのか。その狂気の果てに見るものとは。
ネット上の声
- 小倉優香がギャスパーノエの大ファンらしく、「もし自分が役者で、ノエ作品に出演でき
- モラルの彼岸、それは「子を愛しすぎる罪」
- ギャスパー・ノエの残酷さとやさしさ
- 感受性が豊かな人は見ないように!
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演フィリップ・ナオン
-
時間を逆行し、惨劇の夜を追体験する衝撃作。愛する人を奪われた男の、制御不能な復讐劇の始まり。
パリの夜。恋人アレックスが地下道で暴行され、半死半生の姿で発見されるという悪夢。その報せを受けたマーカスは、怒りと絶望のあまり理性を失い、友人のピエールを巻き込んで犯人への復讐を誓う。しかし、彼らの行く手には、暴力がさらなる暴力を呼ぶ、地獄のような連鎖。物語は時間を遡り、事件の直前から、幸せだったはずのカップルの日常へと向かっていく。この斬新な構成が問いかける、憎しみの根源と、取り返しのつかない一瞬の重み。
ネット上の声
- シネマンションの『後味悪い映画49選』から飛んでみてみた同作
- 事の顛末を結果から時間を遡って…最初はこんなに幸せだった
- 観るな!絶対に観るなよ!!(冗談抜きで)
- 結・転・承・起、、、観てはいけない・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国フランス
- 時間99分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演モニカ・ベルッチ
-
東京の夜、撃ち殺された麻薬ディーラーの魂の旅。生と死、そして再生を巡る、全編一人称視点のサイケデリック・トリップムービー。
ネオンが煌めく東京の街。アメリカ人の麻薬ディーラー、オスカーは、警察との取引中に撃たれ、命を落とす。しかし、物語はそこから始まる。肉体を離れた彼の魂は、一人称視点で街を浮遊し、過去の記憶と現在の出来事の間を彷徨う。幼い頃に交わした妹リンダとの約束、両親を亡くした悲劇的な事故。そして、自分の死が遺された人々に与えた影響。チベット死者の書に導かれ、彼の魂は生と死の境界線を越え、幻覚的な光と音の渦の中、新たな生へと向かう。観客自身が主人公の魂となる、前代未聞の映像体験。
ネット上の声
- なんとか「早送り」をせずに観賞し終える。
- この映像、理解したいという気持ちもあるが
- ギャスパーノエ、無の旅インジャポン
- 奪い、でも人々が生をつなぐ魔界TOKIO
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国フランス
- 時間143分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演ナサニエル・ブラウン
-
時間は全てを破壊する。愛する女性を陵辱された男の、パリの闇を彷徨う一夜の復讐劇。
パリの街角。マルキュスと恋人アレックスの幸せな日常。しかし、その幸福は一夜にして崩壊する。パーティーからの帰り道、アレックスが地下道で陵辱されるという凄惨な事件。怒りと絶望に我を忘れたマルキュスは、親友ピエールを巻き込み、犯人への復讐を誓う。暴力と狂気が支配するパリの闇社会へ。復讐心に突き動かされ、後戻りのできない道を進む男たち。その狂気の果てに待つ、取り返しのつかない破滅的な結末。
ネット上の声
- 【強烈な暴力描写から、2002年のカンヌ国際映画祭で賛否両論を巻き起こした問題作を、ギャスパー・ノエ監督自らが時間軸に沿った物語へと再構築・再編集した逆転完全版。】
- 何も知らずにオリジナル版未鑑賞でこちらを鑑賞
- ギャスパー・ノエ、いったい何がしたいのか?
- 時系列通りのバージョン
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2020年
- 製作国フランス
- 時間90分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演モニカ・ベルッチ
-
「カノン」「アレックス」「LOVE 3D」などさまざまな問題作を手がけてきたフランスの鬼才ギャスパー・ノエが、ドラッグと酒でトランス状態になったダンサーたちの狂乱の一夜を描いた異色作。
1996年のある夜、人里離れた建物に集まった22人のダンサーたち。有名振付家の呼びかけで選ばれた彼らは、アメリカ公演のための最終リハーサルをおこなっていた。激しいリハーサルを終えて、ダンサーたちの打ち上げパーティがスタートする。大きなボールに注がれたサングリアを浴びるように飲みながら、爆音で流れる音楽に身をゆだねるダンサーたち。しかし、サングリアに何者かが混入したLSDの効果により、ダンサーたちは次第にトランス状態へと堕ちていく。
「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のソフィア・ブテラ以外のキャストはプロのダンサーたちが出演し、劇中曲として「ダフト・パンク」「ザ・ローリング・ストーンズ」「エイフェックス・ツイン」などの楽曲が作品を盛り上げる。
ネット上の声
- ギャスパー・ノエ監督作は、どうしても好きになれないのに何故か観てしまうと言う自分
- 今回のノエ作品は踊る!踊る!中毒性の高い悪夢へようこそ。
- ダンサーたちが飲み物でおかしくなって大変なことになる話
- 話:1.5怖さ:2.0映像:2.5
ホラー、 ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2018年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間97分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演ソフィア・ブテラ
-
フランスで公開されるや若者たちを熱狂させ、ナイト・ムービーとしてロングラン・ヒットを記録したカルト映画。近親相姦を思わせる父と娘の異様で残酷な関係を、フェティシズムとブラックユーモア、リリシズムに満ちた退廃的な映像と大胆で挑発的なモンタージュで綴っている。監督・脚本は63年生まれの新鋭ギャスパー・ノエ。製作・編集はリシャール・アジアリロヴィック、録音はオリヴィエ・ル・ヴァコン。不気味な血の色を基調にした撮影(コリン・カラー)はドミニク・コリン。出演はフィリップ・ナオン、ブランディーヌ・ルノワール、フランキー・パン、エレーヌ・テステュら。91年カンヌ国際映画祭・国際批評家週間賞をはじめ数々の賞を受賞。本作に心酔したアニエスb.のプロデュースで、現在続編というべきCarne Integraleが製作中。
ネット上の声
- 「9秒間のオーガズムのために子供は60年間苦労する」
- 処女作は作家の全てがあるbyO.ウェルズ
- CARNE=質の悪い馬肉・ふしだらな女
- ギャスパーノエ短編ホラー
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国フランス
- 時間40分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演フィリップ・ナオン
-
「CLIMAX クライマックス」「アレックス」などで知られるフランスの鬼才ギャスパー・ノエが、映画への愛と狂気を独特の映像で描いた異色作。魔女狩りを題材にした映画の撮影現場。女優、監督、プロデューサー、それぞれの思惑や執着が入り乱れ、現場は収拾のつかないカオスな状態に陥っていく。出演は「アンチクライスト」のシャルロット・ゲンズブール、「ベティ・ブルー」のベアトリス・ダル、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のアビー・リー・カーショウ。「のむコレ2020」(20年10月9日~/東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)で2020年11月20日から上映されたのち、2021年1月8日から単独劇場公開。
ネット上の声
- 【”ようこそ、混沌と退廃が渦巻く撮影現場へ”火刑に処されるシャルロット・ゲーンズブール。入り乱れる思惑。過激な光の点滅・・。】
- 『CLIMAX』(2018)を撮った後、ギャスパー・ノエのもとに短編をやらないか
- ドッキリ的、ドキュメンタリー的、撮影裏
- ルクス・エテルナ 永遠の光(物理)
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国フランス
- 時間51分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演シャルロット・ゲンズブール
-
「アレックス」「エンター・ザ・ボイド」の鬼才ギャスパー・ノエが、若者たちの情熱的な愛を大胆な性描写を交えながら3D映像で描き、カンヌ国際映画祭で物議を醸した異色のラブストーリー。1月1日の早朝。若い妻と2歳の子どもと暮らすマーフィーのもとに、元恋人エレクトラの母親から留守番電話が入る。エレクトラはずっと行方不明のままで、母親は彼女から連絡がないか知りたがっているのだ。外で雨が降りしきる中、アパートにいるマーフィーはエレクトラとの駆け引きに満ちた濃密な2年間を思い返していく。カール・グルスマン、アオミ・ムヨック、クララ・クリスティンら新人俳優たちが体当たりで役を演じきった。
ネット上の声
- 不思議といやらしい気持ちにならなかった。
- ボカシを3Dで観せて何がしたかったの!?
- テーマは愛、そして性なのだけど・・・
- 日本だとボケボケじゃないのかな・・
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間135分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演カール・グルスマン