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離婚を前提に別居に入った両親を持つ11歳の少女の揺れ動く気持ちの葛藤と成長を、周囲の人々との交流を通して描くドラマ。「東京上空いらっしゃいませ」の相米慎二の10作目の監督作。第一回椋鳩十児童文学賞を受賞したひこ・田中の同名作品を原作に、これがともに劇場映画デビューとなる奥寺佐渡子と小此木聡が共同脚色。撮影は「レイジ・イン・ハーレム」の栗田豊通が担当。ヒロインの少女・レンコは八二五三名の応募の中からオーディションにより選ばれた新人・田畑智子が演じた。相米作品にとっては初めての京都ロケで、また読売テレビが映画製作のための特別スポット枠を設けてスポンサードを呼びかけた製法方法も話題となった。キネマ旬報ベストテン第二位。
ネット上の声
- 両親の別居に激しく心が揺れ動く娘・レンコの物語
- 炎の表現とか、廊下の狭苦しさとか良いと思ったけど、終盤のおそらくめちゃくちゃ凝っ
- ここしばらく、映画を観ててもなんとなく心が落ち着かなくて話が追えなかったり、疲れ
- 時代背景が自分の小さい時と同じくらいだったので、懐かしいと思う場面が多々あり癒さ
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督相米慎二
- 主演中井貴一
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一度は天国へ行ったものの、気のいい死神をだまして地上へ舞いもどった少女の姿をファンタスティックに描く。脚本は新人の榎祐平が執筆。監督は「光る女」の相米慎二。撮影は稲垣湧三がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 自分の中の希死念慮的な感情とどう向き合うべきかぼんやりと考えていた時に、こういう
- だれかといるときよりも、ひとりになったときのほうが、わたしはわたしの愛を感じられ
- タレント志望の少女とそれを補佐する社員という立場が少女の死と再生を経て秘密を共有
- 牧瀬里穂がひたすら初々しいのと、鶴瓶が若い! 事故死したモデルが死...
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督相米慎二
- 主演牧瀬里穂
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ホテトル嬢とタクシーの運転手の愛を描く。脚本は「ルージュ」の石井隆、監督は「魚影の群れ」の相米慎二、撮影は篠田昇がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 長回しは長けりゃ良いなんてものではありません 演出上不可欠な効果があるから選択される手法にすぎません 本作のラストシーンは正にそれだと思います
- 昭和の時代を懐かしむ作品として
- 陰影の深い短編小説のような
- ロマンポルノの傑作のひとつ
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督相米慎二
- 主演速水典子
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真夏の神戸を舞台に、ワンパクざかりの男の子3人と老人との交流を描くドラマ。湯本香樹実の同名児童小説(福武書店、新潮文庫・刊)を原作に、「お引越し」に続いて相米慎二が監督。脚本は「夢二」の田中陽造、撮影は「ワールド・アパートメント・ホラー」の篠田昇が担当。主演の小6トリオはオーディションにより選ばれた。94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第5位、同読者選出日本映画ベストテン第8位。1994年3月12日より大阪・京都・神戸先行公開。
ネット上の声
- 散々いじめ抜いた歴代子役への懺悔か?と思うほどにとにかく子供たちを撮るカメラがほ
- 夏休みの小学生3人組は人が死ぬところを見たいという不謹慎な理由から近所の独居老人
- 好奇心でアリを踏み潰した時には感じなかった心の痛さを、飼っている金魚が死んだ時に
- 小説を小学生の時に繰り返し繰り返し読んでいました、、小説とはちょっと違った良さが
夏休みが舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督相米慎二
- 主演三國連太郎
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厳しい北の海で小型船を操り、孤独で苛酷なマグロの一本釣りに生命を賭ける海の男達と、寡黙であるが情熱的な女達の世界を描く。吉村昭原作の同名小説の映画化で、脚本は、「セーラー服と機関銃」の田中陽造、監督は「ションベン・ライダー」の相米慎二、撮影は「ふしぎな國・日本」の長沼六男がそれぞれ担当。
ネット上の声
- ここには男と女の人生のクライマックスがある
- 今どき、こんな骨太な日本映画はないですね
- 仏女のような荘厳美〜夏目雅子・十朱幸代
- 緒形さんが「命がけです!」と言った映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間135分
- 監督相米慎二
- 主演緒形拳
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台風の接近をきっかけに、やり場のない感情をたかぶらせていく中学生たちの姿をっみずみずしく描いた青春ドラマ。1985年・第1回東京国際映画祭のヤングシネマ部門でグランプリを獲得し、相米慎二監督の代表作となった。
東京近郊のとある地方都市。木曜日の夜、市立中学校のプールに忍び込んだ5人の女子生徒は、先に泳いでいた同級生の男子をからかった挙句に気絶させてしまう。金曜日の授業中には、担任教師・梅宮の恋人の家族が教室に押しかけてきて生徒たちの前で梅宮を糾弾する。台風が近づいてきた土曜日の朝、1人の女子生徒が梅宮に昨日の件について説明してほしいと迫ったことをきっかけに、教室中が大混乱に陥ってしまう。放課後には激しい風雨が吹き荒れる中、数人の生徒が校内に取り残されるが……。
生徒役で工藤夕貴、大西結花らが出演したほか、担任教師・梅宮を三浦友和が演じた。2023年9月、4Kレストア版を劇場公開。
ネット上の声
- 狂暴で、瑞々しくて、ダサくて凄い映画。
- オールタイムベストテンをみてたら……
- 嘔吐するようによみがえる感情
- タダイマオカエリ挨拶の暴力
中学校、 青春
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督相米慎二
- 主演三上祐一
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ふたりの男性に囲まれて育ったみなし児の少女が、殺人事件に巻きこまれ、大人になっていく姿を描く。佐々木丸美原作の『雪の断章』の映画化で、脚本は「魔の刻」の田中陽造、監督は「台風クラブ」の相米慎二、撮影は「おはん」の五十畑幸勇がそれぞれ担当。主題歌は、斉藤由貴(「情熱」)。
ネット上の声
- 好きです、この映画 でも「狂ってる」
- 面白くないけど雰囲気はある
- 幻の作品になってしまうのか
- 相米、斉藤のむちゃな断章
冬に見たくなる、 ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督相米慎二
- 主演斉藤由貴
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いつもいじめられているガキ大将が誘拐され、彼を追う三人の少年少女と中年男のヤクザの姿を描く。脚本は「丑三つの村」の西岡琢也とチエコ・シュレイダーの共同執筆、監督は「セーラー服と機関銃」の相米慎二、撮影は「さらば愛しき大地」の田村正毅と伊藤昭裕の共同でそれぞれ担当。
ネット上の声
- 凄い、確かに驚くべき映像が沢山ある しかしそれと映画の価値とか意義とは、イコールなのだろうか?
- 跳ね落ちて長廻すティーンの素晴らしさ
- 五月蝿いし、よく意味がわからなかった。
- 奪いとるように生きぬく逞しい子供たち
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督相米慎二
- 主演藤竜也
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ネット上の声
- 日本映画史上特筆すべきアイドル映画
- アイドルと歌の力 と すけべ心
- 偉大なる相米監督を追悼して…
- (その機関銃)捨てて下さい~♪
青春
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間131分
- 監督相米慎二
- 主演薬師丸ひろ子
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エリート・サラリーマンの前に、死んだと聞かされていた父親が突如現れたことから始まる騒動を描いたホーム・コメディ。監督は「ポッキー坂恋物語 かわいいひと」で総監督を務めた相米慎二。村上政彦の「ナイスボール」を基に、「ラブ・レター」の中島丈博が脚色。撮影を「学校III」の長沼六男が担当している。主演は、「らせん」の佐藤浩市と「静かな生活」の山崎努。第11回東京国際映画祭特別招待作品。
ネット上の声
- 【人間の生命の死と生を見事に喝破した作品。且つ男の愚かしさを許容する、菩薩の如き女性達の懐の深さと、逞しさと優しさを描いた作品である。】
- 最も印象に残っているのは、病院の屋上で歌うシーン。 とかく豪華な役...
- 相米監督作品の中で、かなりシンプルで家族愛をメインとした作品
- 錚々たる面々である・・・(何故か再見)
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督相米慎二
- 主演佐藤浩市
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東京へ行ったまま帰ってこない許嫁を探しに北海道からやって来た大男が、歌を歌えなくなった美しいオペラ歌手との真実の愛を見つけるまでを描く。小桧山博の同名小説の映画化で、脚本を「黒いドレスの女」の田中陽造が執筆。監督は「雪の断章 情熱」の相米慎二、撮影は「青春かけおち篇」の長沼六男がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 当初は前田日明
- シュミット的なものとファスビンダー的なものをかけあわせた異形のメロドラマ、とでも
- これはデジタルリマスターされてるからではなく、意図的に紫色のフィルムが強すぎるの
- 武藤敬司がピストルを構えるすまけいに立ち向かうショットはどうなんだろうか
ファンタジー
- 製作年1987年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督相米慎二
- 主演武藤敬司
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エリート官僚の澤城廉司は酒癖が悪く、飲むと必ず記憶を失くす。ある日、満開の桜の樹の下で目覚めると、隣には見知らぬ風俗嬢・ゆり子がいた。彼女の話によると、北海道への帰郷に付き合うと約束したらしい…。状況も分からないままふたりの旅が始まる。
ネット上の声
- 死ぬこと。死なないこと。日常を生きること
- 満開の桜の木の下は人の心を狂わせる
- 相米監督の最後の作品・・・名作。
- 好演 最期の相米マジック
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督相米慎二
- 主演小泉今日子
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ネット上の声
- 只野仁の前は「跳んだカップル」でしたね
- 「翔んだカップル」または訣別の決意
- 相米慎二 監督デビュー作品
- 確かにあった僕達の青春
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間122分
- 監督相米慎二
- 主演鶴見辰吾
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不動産屋の手違いで同じ家に住むことになった高一の男女と、二人をとりまく教師やクラスメートたちの心の揺らめきを描く。『週刊少年マガジン』に連載中の柳沢きみおの同名漫画の映画化で、脚本は「処刑遊戯」の丸山昇一、監督はこの作品がデビュー作となる相米慎二、撮影は「背徳夫人の欲情」の水野尾信正がそれぞれ担当。
ネット上の声
- ◉暗い青春映画だったが出演者たちが魅力的
- 一気”あの頃”に戻れるわが青春の偏愛映画
- いつもはねてるような可愛さのある彼女です
- あの当時見て、ときめきような輝きあった
青春
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督相米慎二
- 主演薬師丸ひろ子
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遠い血縁関係にあるヤクザの親分が死んで跡目を継ぐことになった女高生が四人の子分と、対立する組織に戦いを挑む。赤川次郎の同名の小説の映画化で、脚本は「陽炎座」の田中陽造、監督は「翔んだカップル」の相米慎二、撮影は「獣たちの熱い眠り」の仙元誠三がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 荒唐無稽でもひとりの少女の成長を描く青春物語
- こんなのが当時の日本映画の代表だったとは
- “愛した男達を…” 彼女は大人になった
- 少女の世界から大人の世界へ移る緊張の時
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督相米慎二
- 主演薬師丸ひろ子