全50作品。片岡修二監督が制作した映画ランキング

新宿・歌舞伎町の雀荘「ジェントルメン」では、優勝すれば裏プロのトップとして君臨できる年に一度の麻雀大会が行われていた。そんな中、雀鬼・桜井章一の前に、「九州の虎」をはじめ、自分の名を高めようともくろむ裏プロたちが立ちはだかる。

昭和30年代の仙台。“不良の神様”とまで呼ばれた男・石田隆率いる石田一家の中で、菅井良太郎は鬼神のごとく暴れ回っていた。ある時、同じ代紋の海東組が縄張りに土足で踏み込んでくる。面子を潰された若い衆は怒りを収めることができず…。

ある日、城島という男と出会った桜井章一。彼から「一流の勝負師」の匂いを嗅ぎ取り、戦うことを楽しみにしていた。だが、試合当日に城島の姿はなく、桜井の不戦勝という不本意な結果に。やがて桜井は、城島が裏プロの恨みを買って片腕を失ったことを知る。

修行中の身でありながら、酒も女も大好きな僧侶・修造。ある日寺を珍客が訪れ、見るからに極道の男2人を預かってほしいと懇願される。修造は2人の教育係となるが、やがて彼らが内部抗争の犯人であり、黒姫一家から追い込みをかけられていることが判明する。

桜井章一の前に牧野という老人が現れる。その男は、桜井の一番弟子・松岡の財布を拾ったのを機に雀荘「ジェントルメン」に出入りするようになり、桜井との麻雀を楽しんでいた。しかし、牧野は弟分である矢部の窮地を救うため、桜井と勝負することになり…。

ミナミの竜を筆頭とした関西最強の組織麻雀プロが東京に進出。関東の組織プロが次々と破れていく中、桜井章一はかつて死闘を繰り広げた元裏プロの西村と出会う。そこで東京勢の危機的状況を知った桜井は、ひとりで勝負の場へと乗り込んでいく。

川谷組が関東を統一するより前、神戸の沖田連合を筆頭に各組織が関東制覇を狙っていた。勢力争いは関西に限らず全国で行われており、まさに戦国時代さながらの様相だった。そんな中、川谷組若頭にして津浪組組長・津浪は不動に徹していたのだが…。

関西の組織・三河組の若頭補佐・北条は、策士と呼ばれている極道。三河組は今、横浜を仕切る大和田組の手引きで関東侵攻に動いていた。だが龍神会によって、大和田組の組長が射殺されてしまう。北条は子分の岩淵を使い、龍神会攻略を開始するのだが…。

7年の刑期を終えてシャバに戻ってきた仙波組幹部・堂島。だが組は先代組長が亡くなり、反目していた啓仁会の傘下となっていた。堂島は二代目組長に反し、事務所を開設。仲間を集め始める。同じ頃、7年前に銃弾を受けた黒崎組幹部・金子が、堂島を狙っていた。

度量と侠気で、誰からも一目置かれている川谷組若頭・津浪祐史。津浪は、反目し合う忠道会と堀田一家の抗争を取りまとめるため、互いの組長の首を取り合いさせるという絵図を描く。当然、両組織の武闘派は黙っておらず、また津浪の身辺も騒がしくなる。

啓仁会の黒岩組組長・黒岩竜次は、闇カジノで起きたもめ事をひとりで治めた城島卓也を黒岩組に入れる。しかし、彼は啓仁会壊滅のために警察から派遣された潜入捜査官だった。潜入すること1年。警察側はある情報を入手して啓仁会の若頭・笹川を逮捕するが…。

1970年代。新宿・歌舞伎町では8割の雀荘でスポーツ麻雀と呼ばれるブー麻雀が流行し、現金が飛び交っていたが、伝説と呼ばれていた桜井章一はそんな状況を尻目に、麻雀が好きな男たちと本走勝負を楽しんでいた。そんななか、桜井の金を狙うスリ師が現れる。

全国制覇を目指す侠和会。浅川率いる黒崎組は、関東進出の功労者であるが、若頭・鬼頭から執拗な嫌がらせに遭っていた。耐えかねた浅川は鬼頭を斬りつけて破門になり、さらに何者かに暗殺されてしまう。黒崎組若頭・瀬島が出所し、黒崎の敵討ちに動きだす。

潜入捜査官・城島は、黒岩組組長・黒岩の下で警察の情報を横流ししていた。笹川組・組長の逮捕に疑問を感じていた兵頭は、裏切り者が城島の恋人・桐林であることを突き止める。疑いの目を向ける兵頭に、黒岩は責任を取らせるため、城島に銃口を向ける。

戦後、愚連隊や独立組織が乱立する中京・豊橋。その中でも親分衆から一目置かれる川尻雅彦という若き男が一家を立ち上げた。真っすぐな男気にあふれる川尻は、関西の矢代組をはじめとした外敵から中京を守るべく、連合結成のため奔走するが…。

生まれ持っての極道・鬼島鉄雄（白竜）は、育ての親、時定一家総長・時定康正（堀田眞三）のために、敵対する巨大組織・天成会幹部を襲撃し服役。その間に、時定が天成会の報復により射殺され、残された時定一家は天成会の傘下となっていた。

竜仁会山際組の若頭・東堂は組長の山際のもとに相談に来た竹下建設社長のスキャンダルをもみ消すため、強請ってきた黒岩組組員を力ずくで追い返す。逆上した黒岩は刺客を送り込み、山際を抹殺。山際組の一大事に、次の組長となるのは東堂かと思われたが...。

いつものように代打ちを勝利で終えた桜井章一だったが、勝つことに何の喜びも感じることができない自分に気付く。そんななか、雀士としての生命線である手に激痛が走り、彼は牌を握れなくなってしまう。しかし、ある対局の話が舞い込んできて…。

雀鬼・桜井章一は、運送屋の社長・三谷に連れられて一軒のマンションを訪れる。そこで金融会社の社長・宗方と出会った桜井は、彼が身にまとう空気から、裏の世界の匂いを嗅ぎ取っていた。数カ月後、桜井は三谷の借金絡みで再び宗方と会うが…。

黒須組組長代行の白川達也こと白竜は、クスリ漬けの生活から逃亡した女を偶然助ける。女は政界の大物を相手にしたデリヘル嬢だった。その裏切り者への制裁として追っ手が送り込まれ、裏には国政を牛耳り“独裁者”の異名をもつ成沢がいることが判明する…。

雀荘「ジェントルメン」のマスター・村本と桜井章一の一番弟子・松岡は、道端に倒れていた代打ちの紙崎を発見。意識を取り戻した彼は、慕っていた兄貴が殺され、仲間に裏切られたことを明かす。その組織に復讐するため、彼は桜井に助けを請うが…。

「ハッピーネガティブマリッジ」などに出演したグラビアアイドルで女優の瀬戸早妃主演で描く恋愛映画。同じくグラビアや女優で活躍する矢吹春奈が主人公の先輩役で共演している。何事も割り切れない性格のOL美咲は、職場の先輩・倫子から結婚式の発起人になってほしいと頼まれた。大好きな先輩のために張り切って準備を進める美咲だったが、上司からは無理難題を言い渡されてしまう。他人から見ると諦めが悪く、負けず嫌いの性格が災いし、周囲の人間に振り回されつづける美咲にやさしく手を差し伸べる男性が現れる。

伊達俊介はギャンブル場にたむろするコーチ屋。競輪場で極道の姐御をカモにしようとして不穏な状況になるが、詐話師の甲斐と海老沢に助けられる。その手口に驚嘆した俊介は、彼らに師事して詐話師を目指す。だがある日、海老沢が悪徳組織に殺されてしまい…。

啓和会は、そのシマ内で暴れ回る荒神会に対し、抗争をせずに事態を治めるため、荒神会のシノギであるヤクの強奪を画策する。啓和会・山崎組若頭・紀藤の命を受け高岡は仲間を連れヤクの隠し場所へと向かうのだが、彼らの行動は筒抜けとなっていた。

桜井章一の強さに憧れて雀荘「ジェントルメン」に通い始めた青年・川原に対し、桜井は秘められた麻雀の才能を感じていた。しかし、川原はある日を境に店からフェードアウト。再び現れた時には、麻雀の打ち方も性格もまるで別人になっていて…。

元極道の堂島譲は、今はしがないバーテンダーとして平穏に暮らしている。ある日、兄弟分だった野沢組組長・野沢俊介から依頼を受けた。龍神会会長を襲撃した組員・中田の逃亡を手助けしてほしいという。野沢に借りがある彼はそれを快諾するのだが…。

埠頭で射殺死体が見つかり、刑事・戸倉が事件を担当する。同じ頃、探偵の佐伯は馴染みのヤクザ・木島から、組事務所の金を奪って逃げた竜也を捜してほしいと依頼される。実は啓仁会と韓国の金星会のシンジケートで大規模な縄張り争いが行われており…。

性と愛をテーマに、さまざまな監督がそれぞれのラブストーリーを描く「Love＆Eros CINEMA COLLECTION」2ndシーズンの1作。ストリッパーとして働き、弟と妹を養ってきた小百合だったが、姉がストリッパーであるということから、妹・凛子の結婚話が破談してしまう。そのことをきっかけに、それまで姉に従い自分の殻に閉じこもっていた凛子と、自分の職業にプライドをもつ小百合は本音でぶつかりあう。主人公・小百合役は1990年代前半にグラビアアイドルとして活躍した江口ナオ。妹・凛子役に香港の3D官能映画「3D SEX＆禅」にも出演した周防ゆきこ。

海外派遣先で武力行使に出た自衛隊は、世間から大バッシングを受けてしまう。そして、隊を率いていた白河は引責辞任する。そんな白河に声をかけたのが、政界の黒幕・安永だった。安永は現政権の弱腰外交に批判的で、白河に武力革命を持ちかける。

学生時代は先輩後輩の間柄で、ヤクザと刑事になってからも互いを尊重してきた玉城と工藤。だがある時警察は“ミナミ浄化作戦”と銘打ち黒社会の撲滅に打って出る。山科組の組長は過酷な取り調べの末に死亡。玉城は親を殺されたケジメをつけるべく動きだす。