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貧困と孤独の中で荒んだ生活を送る少女と、彼女に手を差し伸べた少年。社会の壁に阻まれた、二人の純粋で痛切な魂の叫び。
1963年、工業地帯の町。家庭に恵まれず、盗みや恐喝を繰り返す不良少女、和枝。彼女の荒んだ心に唯一光を灯したのは、鑑別所から出て真面目に働く少年、三郎だった。互いの孤独を埋めるように惹かれ合う二人。しかし、世間の冷たい視線と「非行少女」というレッテルが、彼らのささやかな幸せを許さない。純粋な愛を貫こうとすればするほど、社会の厚い壁が容赦なく立ちはだかる。果たして、二人はこの息苦しい現実から抜け出すことができるのか。若者たちの痛切な抵抗と愛の物語。
ネット上の声
- 黒と白のコントラスト
- 日活三人娘の中でもマコが一番の推しメンなハズなのに、彼女の代表作を今さら視聴
- 非行の更生過程はよくわかるけれど、余計な心配をしたくなる。
- 今見ても色褪せない浦山監督による傑作映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督浦山桐郎
- 主演浜田光夫
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激戦の沖縄を生き抜いた少年。失われた故郷と家族の記憶を胸に、彼は明日への希望を探す。
太平洋戦争末期の沖縄。美しい自然の中で暮らしていた少年ふあ。しかし、米軍の上陸によって彼の日常は地獄へと一変。家族を失い、砲弾が飛び交う中をたった一人で彷徨う。戦争が終わり、焦土と化した故郷で、ふあはたくましく生き抜こうと決意。沖縄の文化と魂を心に刻み、過酷な現実と向き合う少年の姿。戦争の悲劇と、それでも失われない生命の輝きを描く物語。
ネット上の声
- 映画としてはイマイチ
- 小学校六年生のふうちゃん(原田晴美)の両親は、沖縄出身で“てだのふあ沖縄亭”とい
- ずっしりきました・・・
- 浦山桐郎監督作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間140分
- 監督浦山桐郎
- 主演原田晴美
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早船ちよの原作を「豚と軍艦」の今村昌平と、その門下にあった浦山桐郎が共同で脚色、監督した社会ドラマ。撮影は「ずらり俺たちゃ用心棒」の姫田真佐久。
ネット上の声
- 【高度経済成長期の社会問題を背景に、貧しき庶民の中学生の娘が時に父と喧嘩し、時に絶望しつつ様々な経験をし、自立した暮らしを選択する姿を描いた作品。】
- 17歳の吉永小百合を輝かせた浦山桐郎監督の凄さ
- ”当時は分からなかった”では済まされない
- 翔んでる埼玉!?キューポラしかない街!?
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督浦山桐郎
- 主演東野英治郎
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罪の意識に苛まれる男と、彼が棄てた女の過酷な運命。戦後日本の片隅で交錯する、愛と贖罪の物語。
舞台は、終戦直後の混乱が残る日本。学生運動に身を投じながらも、その理想と現実の狭間で揺れる青年、吉岡。彼は、純真な心で自分を慕う工場勤めの少女、ミツと関係を持つ。しかし、自身の将来を考えた吉岡は、妊娠した彼女を冷酷に棄ててしまう。数年後、ささやかな幸せを手に入れた吉岡の前に、変わり果てたミツの姿が。彼の心に突き刺さる、消せない過去の罪。ミツが辿った壮絶な人生と、吉岡が向き合うことになる贖罪の行方を描く、魂の彷徨。
ネット上の声
- 苦闘する女性たちを通じて日本の差別構造を糾弾?!
- 原作とは全く別物として観る作品だとしても…
- その惨めさは永遠に人の心を打つのだ!
- 本当に棄てられたのは誰でしょうか?
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督浦山桐郎
- 主演河原崎長一郎
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筑豊に生まれ育った一人の少年の成長過程のロマンを追いながら、明治以来百年間、日本の近代化を支えるエネルギー源となって来た筑豊炭田の人間像の中に、日本人の心の原点と、朝鮮戦争を転機とした戦後の歴史の意味を探る。原作は五木寛之の『青春の門〈第一部・筑豊篇〉』。脚本は早坂暁、監督は脚本も執筆している「私が棄てた女」の浦山桐郎、撮影は「三婆」の村井博がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 前半の吉永小百合のカラダを張った艶技に息を飲み、後半登場の織江を一途に演じた大竹
- 五木寛之の大河小説
- 吉永小百合、大竹しのぶ、関根恵子、小林旭、など現代の巨人たる面々が若かりし頃の作
- やはりというかお約束というか、”青春”とくればセーは避けて通れません! 「青春の
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間183分
- 監督浦山桐郎
- 主演吉永小百合
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広島で胎内被爆し、余命いくばくもない芸者のもっと生きたいという願いと、彼女と殺人犯の愛を山陰の温泉町を舞台に描く。脚本は「天国の駅」の早坂暁、監督は「暗室」の浦山桐郎、撮影は「伽耶子のために」の安藤庄平がそれぞれ担当。
ネット上の声
- メモリアルにならなかった記念碑 吉永小百合の途中のマイルストーンだったのです
- やっぱ、吉永小百合はタイプじゃないわ!
- 凄絶な最期、吉永小百合さん迫真の演技
- 広島で胎内被爆し、余命いくばくもない芸者のもっと生きたいという願いと、彼女と殺人
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間128分
- 監督浦山桐郎
- 主演吉永小百合
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前作「筑豊編」に続く第二作目。新しい世界に自由を求めて上京し、貧しい学生生活と友情の中で育つ信介を描く。脚本は「青春の門(1975)」の早坂暁と浦山桐郎の共同、監督も同作の浦山桐郎、撮影は「喜劇 百点満点」の村井博がそれぞれを担当。
ネット上の声
- 青春の門第2部にして、伸介しゃんの性春の悶
- 早稲田大学キャンパスは、私の学生時代そのままで郷愁を感じてしまったが、突然の、朝
- なんだこの典型的ハーレムアニメ(主人公好きになれないタイプ)みたいな映画!!!!
- 五木寛之の原作を読んで先に80年代の東映版映画化作品を観てからの、この70年代東
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間161分
- 監督浦山桐郎
- 主演田中健