全2作品。アラン・ドロン監督が制作した映画ランキング

復讐に燃える一匹狼のギャングが、裏切りと陰謀渦巻く世界で失われたダイヤモンドと誇りを賭けた最後の戦いに挑むクライム・アクション。

8年の刑期を終え、刑務所から出所したギャング、ジャック・ダルネー。彼が隠したとされるダイヤモンドを巡り、かつての仲間や警察、謎の組織までもが彼を執拗に追い詰める。信じられるのは自分だけ。愛する女のため、そして自らの誇りのため、ジャックは孤独な戦いを開始。裏切り者の影がちらつく中、彼は巧妙な罠を仕掛け、巨大な陰謀の核心へと迫っていく。果たして彼は、ダイヤモンドを取り戻し、復讐を遂げることができるのか。アラン・ドロンが非情な世界に生きる男の美学を描く傑作。

失踪した娘の捜索を依頼された私立探偵が、調査をしているうちに、麻薬密売組織にぶつかり生命を狙われる。アラン・ドロンの出演第61作目に当り、彼が製作し初めて監督を手掛けたサスぺンス・スリラー。彼とクリストファー・フランクが、ジャン・パトリック・マンシェットの77年作“ Que d'Os”（翻訳題は映画と同じ『危険なささやき』、ハヤカワ・ミステリ文庫）を脚色した。撮影はジャン・トゥルニエ。音楽担当はクレジットされてない。クリスタル・ゲイルの「瞳のささやき」、ニール・ダイヤモンドの「セイ・メイビー」などが挿入されている。出演はドロンの他に、アンヌ・パリロー、ミシェル・オークレール、ザビエル・デプラスなど。不動産業者の地産の第1回配給作品で、東映ユニバースフィルムが配給協力に当たっている。