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1945年8月8日、長崎。原爆投下前夜、結婚式の準備に沸く一家の、ささやかで幸福に満ちた最後の一日。
舞台は1945年8月8日、夏の長崎。翌日に結婚式を控えた許嫁の帰りを待つ女学生ツイ。家族や隣人たちは、戦時下とは思えぬほど穏やかに、祝いの準備に奔走。赤飯を炊き、客人の布団を干し、祝い着を仕立てる。そこには、未来への希望と喜びに満ちた、ありふれた日常の風景。誰もが、明日という日が当たり前にやって来ると信じていた、その最後の夜。しかし、運命の午前11時2分は刻一刻と迫る。歴史の悲劇を前に、人々が紡いだかけがえのない時間の記録。
ネット上の声
- 美しければ美しいほど悲痛さを感じる映画
- 明日のないことを知らぬ庶民の日常を描写
- 作品としての評価をさせていただく。
- 昭和20年8月8日の長崎
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督黒木和雄
- 主演桃井かおり
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1950年代、四国の寒村。東京への脱出を夢見る青年が描く、故郷との決別と自立への葛藤。
舞台は昭和30年代、高知県の寂れた漁村。20歳の青年・タダオは、閉鎖的な村と血縁のしがらみから逃れ、東京で脚本家になることを夢見ていた。村役場で働きながら、来るべき祭りの日に故郷を捨てる「祭りの準備」を密かに進めるタダオ。しかし、村人たちの濃密な人間関係や、家族との確執が彼の行く手を阻む。果たして彼は、しがらみを断ち切り、自らの未来を掴むことができるのか。青春の焦燥と解放への渇望を描く物語。
ネット上の声
- 映画愛と性に対する真摯さに衒いがなく正直に描かれた日本映画らしい佳作で、脚本がいい。
- 小骨トモさんという漫画家の方が好きな映画だというのを読んで、なんの気なしに観てみ
- 小さな田舎の村ならではの閉鎖的な世界の中で、無秩序で入り乱れた男女関係が繰り広げ
- 高知県にある小さな村に住む、映画のシナリオライターを夢みる青年の物語
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督黒木和雄
- 主演江藤潤
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幕末の英雄、坂本龍馬暗殺までの三日間。混沌の京で、男は何を見、誰を信じたのか。
時代が大きく動く幕末の京都。大政奉還を成し遂げた英雄、坂本龍馬の最期の三日間。刺客に追われ、身を隠す彼の周囲には、疑心暗鬼と裏切りの影。かつての仲間さえも信じられない極限状況。モノクロームの映像が映し出すのは、英雄の神話ではなく、死の恐怖に怯える一人の生身の男の姿。誰が敵で、誰が味方なのか。運命の近江屋事件へと向かう、息詰まるような緊張感。歴史の闇に葬られた、龍馬暗殺の真相に迫る衝撃作。
ネット上の声
- 若き日の名優たちがギラギラした幕末の志士を演じる、坂本龍馬暗殺までの三日間
- 今回は映画の感想だけではありませんでダイブ長くなります
- ザラザラのモノクロ映像に、ギラギラの原田芳雄
- 芳雄様の生尻をこんなに拝めるとは思わなんだ
幕末、 時代劇
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督黒木和雄
- 主演原田芳雄
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今年4月に亡くなった「竜馬暗殺」「父と暮らせば」などで知られる黒木和雄監督が現在、最も注目される劇作家といわれる松田正隆の戯曲を映画化。昭和20年、特攻基地のあった鹿児島県出水市を舞台に、ひとりの女性と間もなく特攻隊として出撃する1人の兵士とその親友の三角関係を静かな映像で綴った戦争ドラマ。主人公紙屋悦子には原田知世。原作者の母親が主人公のモデルになっている。
ネット上の声
- 今、こんな時代だからこそ見て欲しい作品
- おもしろくて、そして切ない稀有な作品
- 襟を正した人間関係がとても清々しい
- 室内での会話がほとんどで私には…
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督黒木和雄
- 主演原田知世
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1945年の宮崎のある農村を舞台に、ひとりの少年と村人たちの日々の営みから戦争の実態を浮き彫りにする人間ドラマ。監督は「スリ」の黒木和雄。黒木監督の実体験を基に、松田正隆と監督自身が共同で脚本を執筆。撮影を「月の砂漠」の田村正毅が担当している。主演は新人の柄本佑。第77回本誌日本映画ベスト・テン第1位、監督賞受賞、日本映画新人男優賞(柄本佑)受賞。日本映画ペンクラブ賞会員選出ベスト5日本映画第1位、日本映画ペンクラブ特別推薦、エキプ・ド・シネマ発足30周年記念第一弾、文部科学省選定、優秀映画鑑賞会推薦作品。
ネット上の声
- なぜ僕は生き残ったのだろうか
- 飽きさせないとこが流石である
- キリシマは今日も聳えている
- 見落としてはいけない青春
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督黒木和雄
- 主演柄本佑
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原爆投下から3年後の広島を舞台に、生き残った負い目を抱える娘と、彼女の前に幽霊となって現れた父の交流を描いた人間ドラマ。井上ひさしの同名戯曲を基に、「美しい夏キリシマ」の黒木和雄監督がメガホンをとった。昭和23年、広島。3年前の原爆で父・竹造を亡くした美津江は、自分だけが生き残ったことに負い目を感じながら生きていた。勤務先の図書館で知り合った青年・木下と惹かれ合いながらも、幸せになることへの罪悪感から一歩を踏み出すことができない。そんな美津江の前に幽霊となって姿を現した竹造は、ふたりの恋を成就させるため、どうにか娘の心を開かせようとするが……。宮沢りえと原田芳雄が主演を務め、浅野忠信が共演。
ネット上の声
- 8月の、この季節に絶対お薦めの名画はこれだ
- 原爆はひとを二重にも三重にも殺していく
- 原田芳雄と宮沢りえが、素晴らしい!
- 監督、ありがとありました。
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督黒木和雄
- 主演宮沢りえ
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「あるマラソンランナーの記録」の黒木和雄、文化映画「ピカソ」の松川八洲雄、それに「彼女と彼」の演出助手をつとめた岩佐壽彌が共同でシナリオを執筆、黒木和雄が監督した前衛映画。撮影は鈴木達夫。
ネット上の声
- 湿度の高いゴダール
- ナガサキアゲハという蝶を狂言回しにして、日本各地での「とべない」人々のエピソード
- 加賀まりこさんを、今撮ったらどんな人になるのかな?と思ってたら、前田敦子さんにな
- 九州以南に生息する蝶"ナガサキアゲハ"を北海道の少年が捕らえたことでドラマが展開
ヒューマンドラマ、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督黒木和雄
- 主演加賀まり子
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原子力発電にスポットを当て、青年ヤクザが目撃した、ある港町の原子力発電所をめぐる賛成派と反対派の利権争いを描く。田原総一郎原作の同題名小説の映画化。脚本は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の鴨井達比古、監督は「祭りの準備」の黒木和雄、撮影は「ある機関助士」の根岸栄がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 守衛さん特別出演!あとで驚いただろうな〜
- 黒木和雄監督の勇気、今の奴らじゃ作れない
- さ、逆らわない方がいいかもしれないかも
- 最初のシーンが今でも記憶に残っている
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督黒木和雄
- 主演原田芳雄
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一緒に寝ても、体を開こうとしない若い女と、中年の作家の関係を描く吉行淳之介の同名の小説の映画化で、脚本は浜地一郎と田辺泰志の共同執筆、監督は「原子力戦争 Lost Love」の黒木和雄、撮影は鈴木達夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 猥褻と芸術の境界線は何処にあるのだろう?
- これぞ芸術作品
- 家で執筆の際はチャイナシャツ、たぶんレノマのガウンにダブルブリッジのメガネ、フレ
- オリーブオイルを持ち歩く全身下半身な伊丹十三が桃井かおりの処女をどうしても奪いた
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督黒木和雄
- 主演桃井かおり
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原田芳雄、石橋蓮司、田中邦衛、勝新太郎演じる
4人の汚い浪人たちが立ちむかうのは、悪党旗本総勢120人!正直ビビる。
逃げるは寝返るはぐずぐず感はなんとも人間臭いが、だからこそ、ラスト17分の大殺陣は血湧き肉踊る
ネット上の声
- 原田芳雄が一応主役なんやが石橋蓮司と勝新のが良いキャラしていたなぁ!
- 原田芳雄の男くさい魅力を最大限に引き出す黒木和雄監督との最強タッグ
- 魂を奮わせろ!これぞ!快作時代劇だぁ!
- こんな居合いは見たことない!凄げぇ!
時代劇
- 製作年1990年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督黒木和雄
- 主演原田芳雄
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ミュージカル
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- 監督黒木和雄
- 主演ペギー葉山
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十年の歳月をへだてて同じ家にかくまわれた男と女とその周囲の人々の、隠された過去や心の奥底を描く。村松友視の同名小説の映画化で、脚本は村松と唐十郎の共同執筆。監督は「夕暮まで」の黒木和雄、撮影は「きらめきの季節」の大津幸四郎がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 昔観て訳が分からなかったけど今観ても訳が分からず、後半は当たり前のように寝てしま
- アド街新馬場特集で見た映画だと思いTSUTAYA渋谷店からレンタル視聴
- 村松友視の原作を唐十郎、村松友視が脚色、黒木和雄が監督した
- 疲れた中年と不思議ちゃん美人の邂逅
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アル中のスリと、彼を取り巻く男女の哀しくもおかしい人間模様を描いたドラマ。監督は「浪人街」の黒木和雄。脚本は『ミッドナイトストリート~湾岸ドリフト族』の真辺克彦と堤泰之、黒木監督の共同。撮影を「身も心も」の川上晧市が担当している。主演は「ざわざわ下北沢」の原田芳雄。2000年度キネマ旬報誌ベストテン第7位、主演男優賞及び助演男優賞受賞、芸術文化振興基金助成作品。
ネット上の声
- 予想大ハズレ(イイ意味で)
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ヒューマンドラマ
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黒木和雄の「とべない沈黙」につづく劇映画第二作。キューバ革命十周年を機に、キューバの国立映画芸術協会と合作したもの。
ネット上の声
- カット割れないくせに中途半端にモンタージュ的発想で編集して映画になると思ってるか
- 黒木和雄はドキュメンタリー畑出身だけあってキューバの民衆たちの描き方は好き
- キューバロケに時々インタビュー
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