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薬物依存で家族を失った父と、11年後に再会した娘。失われた時間と愛を取り戻そうとする、切ない家族の物語。
1990年代のパリ。作家のヴィクトールは、妻と幼い娘パメラと共に暮らしていたが、薬物依存によってその幸せな日常を自ら破壊してしまう。そして、家族は離散。11年の歳月が流れ、17歳になったパメラは、自分の意志で父との再会を決意。しかし、長い空白は二人の間に静かで深い溝を作っていた。ぎこちない会話、探り合うような視線。失われた時間を取り戻そうとする父と、過去の傷と向き合う娘。果たして、一度壊れた家族の絆は再生できるのか。許しとは何かを静かに問いかける、父と娘の再会の記録。
ネット上の声
- 家族との離別や繋がりの苦しみは時ぐすり
- ダメだった人間のことも、過去を許せていない人間のことも誰のことも断罪しようとしな
- ミア・ハンセン=ラヴの演出する静けさは『グッバイ・ファーストラブ』でも思ったけど
- 26歳でエリックロメールの様な世界観を描くミアハンセンラブ 才能の片鱗が、界隈見
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国フランス,オーストリア
- 時間---分
- 監督ミア・ハンセン=ラヴ
- 主演ポル・ブラン
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愛する父の記憶が失われていく日々。そんな彼女の前に現れた、新たな愛の予感。
若きシングルマザーのサンドラ。通訳として働きながら、8歳の娘を育て、そして神経変性疾患を患い記憶と視力を失っていく父の介護に奔走する日々。愛する父が自分を忘れていくという耐え難い現実。そんな悲しみの中で、彼女は旧友のクレマンと再会し、情熱的な恋愛関係に。失われていくものと、新たに生まれるもの。人生のほろ苦さと輝きが交錯するパリの街。サンドラが歩む、愛と再生の物語。
ネット上の声
- 【孤独、愛する父の老いた姿、妻子ある男との愛に対する複雑な想いをレア・セドゥが表情、仕草で繊細に演じた作品。”それでも私は生きていく”のは彼女の父もだよな、と思った作品でもある。】
- ミア・ハンセン=ラブ監督の成熟と、同世代セリーヌ・シアマとの対比を思う
- おフランス版の『あちらにいる鬼』みたいな感じでしょうか!?
- この監督らしい透明感あふれる映像と感情の軌跡が際立つ
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国フランス,イギリス,ドイツ
- 時間112分
- 監督ミア・ハンセン=ラヴ
- 主演レア・セドゥ
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15歳のパリ、燃えるような初恋とその痛みを8年間描き出す、ある少女の愛と成長の物語。
1999年、夏のパリ。15歳のカミーユにとって、世界は恋人サリヴァンそのもの。しかし、彼は南米への旅立ちを決め、二人の季節は終わりを告げる。絶望の淵で建築家への道を歩み始めたカミーユ。数年後、新しい恋人と穏やかな日々を送る彼女の前に、突如サリヴァンが再び姿を現す。封印したはずの初恋の記憶が、彼女の心を激しく揺さぶる。過去と現在、二つの愛の間で迫られる決断。
ネット上の声
- 恋愛している自分好き向け
- 女の子は欲張りだけど繊細なのよ♡
- みずみずしい恋愛
- ラストが川、および、エンディングテーマも川、寝ても覚めても愛は…
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国フランス
- 時間110分
- 監督ミア・ハンセン=ラヴ
- 主演ローラ・クレトン
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伝説の監督ベルイマンが暮らした島へ。創作に行き詰まる映画監督カップルが、現実と虚構の狭間で自らを見つめ直す物語。
映画監督のカップル、クリスとトニー。新作の脚本執筆のため、伝説の監督イングマール・ベルイマンが愛したスウェーデンのフォーレ島を訪れる。インスピレーションを求める二人。しかし、島の神秘的な空気は、次第に彼らの関係に影を落とし始める。やがて、クリスが語り始める脚本の物語。その物語は、いつしか二人の現実と交錯し、愛と創造をめぐる心の旅が始まる。虚構と現実が溶け合う中で、彼らが見つけ出すものとは。
ネット上の声
- 見せへんのかい 見せへんのかい 見せへんのかい 見せんのかい
- 正直、いまちでした。 どうも観光映画にしか見えなかった。
- 予想してたのとだいぶ違ったけど
- フォーレ島 滞在記。
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス,ベルギー,ドイツ,スウェーデン
- 時間113分
- 監督ミア・ハンセン=ラヴ
- 主演ヴィッキー・クリープス
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パリの映画プロデューサー、その突然の死。遺された家族が向き合う、愛と負債、そして映画への情熱の物語。
舞台は現代のパリ。活気あふれる映画製作の現場で、多くの才能を惹きつける名プロデューサーのグレゴワール。しかし理想を追い求めるあまり、彼は多額の負債を抱え、ある日突然、自ら命を絶ってしまう。遺されたのは、妻のシルヴィアと三人の娘たち。悲しみに暮れる間もなく、彼女たちは夫が遺した会社の巨額の借金と、複雑な映画業界の厳しい現実に直面する。絶望の淵で、家族は父の情熱の結晶である映画を、そして彼の人生そのものを守り抜こうと決意。愛と再生をかけた、一つの家族の夏が始まる。
ネット上の声
- 娘3人のキラキラした演技に星をプラス♪
- 辛いことだが「自殺」は卑怯な逃げ方だ
- ふうわりと進んでゆくもの
- 心に深く染みいるシャシン
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国フランス
- 時間110分
- 監督ミア・ハンセン=ラヴ
- 主演キアラ・カゼッリ
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「あの夏の子供たち」「EDEN エデン」などで注目されるフランスの若き女性監督ミア・ハンセン=ラブが、同国を代表する大女優イザベル・ユペールを主演に迎え、孤独や時の流れを受けとめながら、未来を信じて生きる女性の姿を描いた人間ドラマ。2016年・第66回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した。パリの高校で哲学を教えているナタリーは、教師の夫と暮らし、2人の子ども独立して充実した人生を送っていた。ところがある年のバカンスシーズンを目前に、夫からは離婚を切り出され、年老いた母も他界。思いがけない出来事が次々と起こり、気が付けばおひとり様になっていたが……。
ネット上の声
- ミア・ハンセン=ラヴが哲学者だった実母をモデルに撮った映画、
- あるがまま、しかし、ありたい姿を心に描き
- 変わらないはずの知識と、変わりゆく現実
- ユベールのために撮られた作品そのもの
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間102分
- 監督ミア・ハンセン=ラヴ
- 主演イザベル・ユペール
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「あの夏の子どもたち」で国際的に注目を集めたフランスの新鋭女性監督ミア・ハンセン=ラブが、ダフト・パンクを中心とするフレンチハウス黎明期を題材に描いた青春ドラマ。監督の実兄であるDJのスベン・ハンセン=ラブをモデルに、ミアとスベンが共同で脚本を執筆し、ダフト・パンク誕生の瞬間などシーンの軌跡をたどりながら、人気DJにのぼりつめた青年の栄光と挫折を描く。エレクトロミュージックがフランスの音楽シーンを席巻しつつある1990年代パリ。大学生のポールは親友とDJデュオを結成し、瞬く間にシーンの中心へと躍り出る。突然の名声に酔いしれるポールだったが、私生活では金銭感覚を失い、ドラッグに溺れ、恋人との関係も悪化してしまう。やがて、彼の音楽の方向性は最先端のクラブミュージックと少しずつかけ離れていく。
ネット上の声
- 困ったらとりあえずダフトパンク出してる感
- 共有できない孤独と共鳴しあう孤独と。
- だめんずDJの話...? 全く感情移入できず
- どっぷりと音楽に浸かれる映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国フランス
- 時間131分
- 監督ミア・ハンセン=ラヴ
- 主演フェリックス・ドゥ・ジヴリ