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太平洋戦争末期の日本、親を亡くした14歳の兄と4歳の妹。二人だけで生きようとした、儚くも美しい蛍のような命の物語。
1945年、第二次世界大戦末期の神戸。14歳の清太と4歳の妹・節子は、空襲で母を亡くし、家を焼かれた。海軍士官である父の帰りを信じ、遠い親戚の家に身を寄せるも、次第に冷たい仕打ちを受け、居場所を失っていく。清太は誰にも頼らず、妹と二人だけで生きていくことを決意。池のほとりの防空壕を新たな住処とし、乏しい食糧で必死に生き抜こうとする。しかし、戦争がもたらす飢えは、幼い二人の体を容赦なく蝕んでいく。闇夜を照らす蛍の光に束の間の安らぎを見出す二人。その光が消えるとき、彼らを待ち受ける過酷な現実。
ネット上の声
- 戦争の悲惨さ、平和の大切さを子供にもわかりやすく伝えている映画。 ...
- ドロップの味わい〜贅沢の味。無力の味。〜
- おばさんの気持ちがわかるんだよなぁ・・・
- 戦争ではない。兄の愚かさが妹を殺した!
ジブリ、 不幸な結末のバッドエンド、 アニメ
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督高畑勲
- 主演辰己努
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手違いでカスバート家にやってきた孤児の少女アン。想像力豊かな彼女が巻き起こす、愛と感動の物語の序章。
カナダ、プリンスエドワード島。農家のカスバート兄妹は、働き手として男の子を養子に迎えようとしていた。しかし、駅に迎えに行くとそこにいたのは、赤毛でそばかすだらけの空想好きな少女アン・シャーリー。手違いに戸惑い、アンを孤児院に送り返そうとするマリラ。だが、アンの豊かな感受性と不幸な身の上を知るうち、寡黙なマシュウと厳格なマリラの心に変化が訪れる。グリーンゲイブルズでの新しい生活が始まるまでの、運命的な出会いの記録。
ネット上の声
- 今風でないとこがよかったと思いました
- アンが苦手な人でも大丈夫!(多分)
- 高畑さんの作品で今もベストワン
- 映画には向いてない題材なのかも
アニメ、 ジブリ
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督高畑勲
- 主演山田栄子
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大阪の下町、元気な少女チエが、無職でケンカ好きの父テツに代わりホルモン焼き屋を切り盛りする人情コメディ。
舞台は昭和の大阪。小学5年生の竹本チエは、博打とケンカに明け暮れる父テツの代わりに、家業のホルモン焼き屋をたった一人で切り盛りするしっかり者。そんなチエの悩みは、別居中の母ヨシ江との復縁と、父の更生。個性豊かな近所の人々に見守られながら、愛猫の小鉄と共にたくましく生きるチエ。父テツが起こす騒動に巻き込まれながらも、家族の絆を取り戻そうと奮闘する、笑いと涙の物語。
ネット上の声
- 【小学5年の元気で、お転婆で、しっかり者の大阪のホルモン焼き屋の可愛い女の子。初めて見たけれど面白いなあ。】
- 賢い女の子と體だけ大人で知能が子どもの父親の話
- 昔からテレビ版アニメも好きでよく見ていました
- 新宿武蔵野館
アニメ、 ジブリ
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督高畑勲
- 主演中山千夏
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高畑勲監督が「ホーホケキョとなりの山田くん」(1999)以来、約14年ぶりに手がけた監督作。日本最古の物語といわれる「竹取物語」を題材に、「罪を犯したために、この地に下ろされた」とされてるかぐや姫の犯した罪、そして、罰とは何かを描き出す。主人公のかぐや姫役の声優は、映画「神様のカルテ」やNHK連続テレビ小説「てっぱん」などに出演した新進女優の朝倉あき。2012年6月に他界した俳優の地井武男が、作画完成前に声を収録するプレスコ方式で生前に収録を済ませており、かぐや姫を見つけ育てる翁役として声優出演を果たした。宮崎駿監督作品で常連の久石譲が、高畑監督作で初めて音楽を担当。
ネット上の声
- 2013年の夏に宮崎駿の『風立ちぬ』を公開したスタジオジブリは、同年の冬に『かぐ
- 映画館でも見たけど、テレビでやってて2回目見た。 せつない昔話。 ...
- ☆とにかく、この汚れた世の中を生きよう☆
- こんなのかぐや姫じゃ~ね~っちゅ~の!!
アニメ、 ジブリ
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間137分
- 監督高畑勲
- 主演朝倉あき
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8年前、福岡県柳川市に起こった柳川暗渠事件を基に人と水とのかかわりあいを実写とアニメーションで描く異色のドキュメンタリー。都市化が進み工場廃液などで汚染・汚濁化した堀割を埋め立てようとする計画が発表されたが、役所の一係長が堀割の果たしてきた歴史的役割を調べ、浄化して人々の生活に役立てようと提案し、実現させる。製作は「天空の城ラピュタ」の監督・宮崎駿、脚本・監督は「セロ弾きのゴーシュ」の高畑勲、撮影は高橋慎二がそれぞれ担当。映画の構成は次のようになっている。プロローグ「川下り」水の街・柳川の四季折々の風景が映される。第一章「堀割は生きている」(水路の点描)コイ、ザリガニ、ヘビ、アシ、ウォーターヒヤシンスなど堀割に凄むさまざまな動植物と人々との暮らし。第二章「吸水場と舟とお濠端」(水路網の特色と利用)堀割はかつて人々の暮らしを支える重要な役割を果たしていた。第三章「柳川三年、肥後三月」(水路のしくみ)川の水を平らな土地に供給する堀割の仕組みは、さながら精密機械のようである。間秦曲「夏珠沙華」を背景に映像詩が展開、難攻不落の柳川城伝説や白秋前夜祭の様子が描かれる。第四章「福岡県令飯用河川取締規則」(水路が清浄だった頃)昔は掘割に蛍が飛び交い、水をすくって飲むこともできた。人々はいかにして水を清く保っていたか。第五章「列島改造の時代」(水路の荒廃)高度経済成長の時代。柳川の掘割も工場廃液などで汚染されヘドロ化し、ハエやカの発生源となった。やがて埋め立て計画が発表される、第六章「海のつくった平野」(堀割のなりたち)人々はどのようにして平野に住みついたか。平野の歴史を描く。第七章「水を“もたせ”る」(水利システムの完成)試行錯誤を繰り返しながら私たちの祖先がつくり上げた堰や桶門のシステムとその役割。第八章「水の一滴は血の一滴」(矢部川水争い)筑後川の水を取り入れる淡水取水をめぐって久留米・柳川両藩の一〇〇年を越す水争い。第九章「直訴と英断」(水路再生にむかって)中小の堀割がコンクリートで固められてしまうことに対して、一人の男が異議を唱えた。第十章「自然を生かし共に生きること」(水土のとつきあい)市民総出で行われる川や土手の定期清掃。冬の風物詩・城堀の“水落ち”と、春の風物詩・子供の“川まつり”。第十一章「住民と行政の連帯」(水路再生のあゆみ)一〇〇回を越える人々の話し合いの結果、市職員と市民が共に堀割の浄化に取り組むことになった。沖ノ端天天宮祭では、オランダ灘子に乗って舟舞台が水路を上がり下りする。エピローグ「川下り」川で憩う人々。再び水の街・柳川の風景が描かれる。(16ミリ)
ネット上の声
- もともとアニメの舞台にするためのロケハンで柳川を訪れたのに、最終的には3時間近い
- ずっと観たくて、3年ほど頭の片隅に居着いていた『柳川掘割物語』
- ほうつほうつと蛍は飛ぶか? 地方自治とは何かを問う長大作。
- 宮崎駿制作、高畑勲監督のドキュメンタリー
ドキュメンタリー、 ジブリ
- 製作年1987年
- 製作国日本
- 時間165分
- 監督高畑勲
- 主演---
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27歳の私と、小学5年生の私。二つの時代が交錯する旅路で、本当の自分を見つけ出す物語。
1982年、東京の会社で働く27歳のタエ子。都会での生活に物足りなさを感じ、休暇を取って山形の親戚の家へ。紅花摘みの手伝いをする彼女の脳裏に、なぜか小学5年生だった1966年の思い出が次々と蘇る。初めての恋、分数の割り算、パイナップルの味。田舎の大自然と、そこで出会った青年トシオとの交流の中で、タエ子は過去の自分と向き合い、これからの生き方を見つめ直していく。二つの時代が織りなす、心温まるノスタルジー。
ネット上の声
- 世代も性別も違いますが、タエ子の子供の頃の思い出には共感出来る部分...
- 映画完成から、25年 紅花作りのモデルとなった方の息子さんや映画コ...
- 退勤後彼女はまたピタゴラスイッチを見ることに失敗している
- 小5の彼女と大人の彼女の話との繋がりが弱い
夏休みが舞台、 アニメ、 ジブリ
- 製作年1991年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督高畑勲
- 主演今井美樹
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「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」の高畑勲監督が、人間の自然破壊により住む土地を追われそうになったタヌキたちが、住処を守ろうと奮闘する姿をユーモラスに描いた長編アニメ。人間による宅地開発で自然が減った東京・多摩丘陵に暮らすタヌキたちは、残り少なくなったエサ場をめぐって縄張り争いを起こしていた。しかし、このままでは住む場所がなくなってしまうという危機感から、タヌキたちは団結。人間たちを化かして驚かせ、宅地開発をやめさせようと計画し、先祖伝来の“化け学”を復興させる。四国や佐渡に住む伝説の長老たちに助けを求める使者も送り、残ったタヌキたちはせっせと人間を化かすが、なかなか効果が得られず……。世界最大のアニメーション映画祭として知られるアヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門グランプリを受賞。
ネット上の声
- 全く私事ではありますが、この春大学を卒業して、函館から高知に移り住むことになりま
- かなり深刻な問題をよくあそこまで愉快に描けるなあ
- 06年ゲド→トンマッコル→94年ぽんぽこ
- アメリカナイズされた日本への警鐘映画です
アニメ、 ジブリ
- 製作年1994年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督高畑勲
- 主演野々村真
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特別なことなんて何もない。でも、なぜか愛おしい。どこにでもいそうな山田一家の、ささやかで温かい日常の記録。
舞台は現代の日本、とある郊外の町。ここに住むのは、どこにでもいそうなごく普通の家族、山田家。マイペースでちょっとズボラな父たかし。家事に追われる天然ボケな母まつ子。毒舌でクールな祖母しげ。平凡な中学生の長男のぼる。そして、天真爛漫な末っ子、のの子。この五人家族が繰り広げるのは、大事件など起こらない、ありふれた日常の数々。忘れ物、夫婦喧嘩、家族旅行の珍道中。水彩画のような淡いタッチで描かれる、笑いと涙と共感に満ちた、ささやかな幸せの物語。
ネット上の声
- 短編の話の繰り返し感がどうしてもあって個人的にはあまりハマらなかった作品でした
- 4コマ漫画びアニメをつらつら見せられてる感じ、日常コメディの映画??だった
- この映画のせいで宮崎アニメが一つ減った。
- 現代日本の温かい一家・・とても親近感!
夏休みが舞台、 アニメ、 ジブリ
- 製作年1999年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督高畑勲
- 主演朝丘雪路
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宮澤賢治の同名小説を、「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」の高畑勲監督が独自の解釈で映像化。少人数のスタッフが、5年もの歳月をかけて完成させた、大藤賞受賞作品。
ネット上の声
- 高畑勲が宮沢賢治の童話『セロ弾きのゴーシュ』をアニメ化
- ゴーシュはいいセロ弾き、いいセンセイ。
- 原作を馬鹿にしないでください!
- セロ弾きのゴーシュをみて。
アニメ、 ジブリ
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間63分
- 監督高畑勲
- 主演佐々木秀樹