1970年代パリ、裕福な暮らしは一変。両親が革命家になった9歳の少女の、混乱と成長の物語。
舞台は1970年代のパリ。9歳の少女アンナは、弁護士の父と雑誌記者の母、弟と共に何不自由ないブルジョワ家庭での暮らし。しかし、叔父の死をきっかけにチリを訪れた両親が、社会主義思想に傾倒して帰国。快適だったアパルトマンは世界中からの亡命者や活動家が集うアジトと化し、アンナの日常は崩壊。大好きなスパゲッティも、バナナも、資本主義の象徴として食卓から消える始末。なぜパパとママは変わってしまったのか。理解できない大人たちの世界と、変わりゆく家族の姿に戸惑いながらも、アンナは自分なりの答えを見つけようとする。少女の視点から描かれる、時代の大きなうねりと家族の肖像。
ネット上の声
- アンナの疑問は俺の疑問でもあった!凄いよ
- 少し考えてみよう。格差のこと、政治のこと
- ノンポリ+刹那主義にはまるで微分積分
- 誰だって膨れっ面になる、世界の事情
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間99分
- 監督ジュリー・ガヴラス
- 主演ニナ・ケルヴェル