全13作品。ティント・ブラス監督が制作した映画ランキング

戦地から帰らぬ夫を待つ美しき酒場の女主人。彼女が選ぶ、4人の男との愛の実験。

第二次世界大戦後のイタリアの田舎町。美しい酒場の女主人ミランдаは、戦地へ赴いたまま帰らない夫を待ち続けていた。しかし、彼女の周りには魅力的な男たちが絶えない。年老いた金持ちの元政治家、若く逞しいトラック運転手、アメリカ人の元軍人、そして店の従業員。ミランダは貞節を守るべきか、自らの欲望に素直になるべきか葛藤。そして、彼女は夫の代わりとなる最高の男を見つけるため、4人の男たちと関係を持つことを決意。一人の女性が自らの肉体と心を通して真実の愛を探求する、官能的で大胆な物語。

1950年代イタリア。一人の純真な少女が、愛のために娼婦となり、性の迷宮を彷徨うティント・ブラス監督の官能絵巻。

1958年、北イタリアの田舎町。婚約者の借金を返すため、ほんの少しの期間だけと心に決め、娼館の扉を叩いた純朴な娘ミモザ。彼女は「パプリカ」という源氏名を与えられ、未知なる性の世界へと足を踏み入れる。様々な客と出会い、体を重ねる中で、彼女は自身の欲望と女性としての本性に目覚めていく。愛と金、純粋さと官能が入り混じる世界で、パプリカが見つけた本当の自分。巨匠ティント・ブラスが描く、一人の女性の解放と成長の物語。

ナチス占領下のヴェネツィアで燃え上がる、外交官の妻とSS将校の禁断の愛。背徳と危険に満ちたエロティック・サスペンス。

1945年、終戦間際のヴェネツィア。日本の外交官の若妻であるリヴィアは、退屈な結婚生活に虚しさを感じていた。そんな彼女の前に現れた一人の魅力的なSS将校、ヘルムート。二人は瞬く間に惹かれ合い、危険な情事に溺れていく。戦争の影が色濃くなる街で、密会を重ねる二人。しかし、その関係は単なる火遊びではなかった。愛と欲望、裏切りと嫉妬が渦巻く中、彼らの危険な恋は、やがて予測不能な破滅的結末へと突き進んでいく。愛か、それとも狂気か。

世界各地の動乱の数々のフィルムを新人ティント・ブラスが編集したドキュメント。音楽はロモロ・グラーノが担当した。製作はモリス・エルガス。

若く美しい人妻が欲求不満を持て余してアバンチュールを繰り返すエロティック・ロマン。監督はイタリアン・エロスの巨匠ティント・ブラス。

カミッロ・ボイトの短編小説をイタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティが映画化した「夏の嵐」を、今度はイタリアン・エロスの巨匠ティント・ブラスがリメイクした文芸エロス。エンニオ・モリコーネの耽美で切ない音楽にのせ、「髪結いの亭主」のアンナ・ガリエナが美しい肢体を惜しげなくさらす。

歴史上実在したローマ帝国の第3代目皇帝カリギュラの在位期間3年10カ月間の暴君ぶりを描き、当時の宮廷内の腐敗を描く。製作総指揮は米国・ペントハウス誌のオーナー、ボブ・グッチョーネ、製作はフランコ・ロッセリーニ、監督は「ナチ女秘密警察・ＳＥＸ親衛隊」のティント・ブラスとジャンカルロ・ルイ、脚本はゴア・ヴィダル、撮影はシルヴァーノ・イッポリティ、音楽はポール・クレメント、美術はダニロ・ドナティが各々担当。出演はマルコム・マクドウェル、ピーター・オトゥール、テレサ・アン・サヴォイ、ジョン・ギールグッド、グイド・マンナリ、ヘレン・ミレン、ジャンカルロ・バデッシ、ミレッラ・ダンジェロ、ドナート・ブラチード、アネカ・ディ・ロレンツォ、ロリー・ワーグナーなど。

倦怠期を迎えたまだ若いアメリカ人夫婦が浮気を通して互いの愛に目覚めていく姿を官能的に描くメロドラマ。監督は「カリギュラ」「鍵」のティント・ブラス。