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全15作品。テオ・アンゲロプロス監督が制作した映画ランキング

  1. 永遠と一日
    • S
    • 4.58

    死を前にした老詩人が、偶然出会った少年と過ごす最後の一日。人生の意味を問う魂の旅路。

    舞台はギリシャ、テッサロニキの港町。余命わずかな高名な詩人アレクサンドロス。家族との思い出が詰まった家を離れ、病院へ向かう最後の一日。偶然出会ったアルバニア難民の少年との交流。国境を越え、少年を故郷へ送り届けようと決意するアレクサンドロス。過去の記憶と現在が交錯する中、彼は人生で本当に大切だったものを見つめ直す。言葉を買い、一日を買い、永遠を手に入れようとした詩人の魂の彷徨。

    ネット上の声

    • 死を前にした詩人と難民の少年が過ごす最後の一日。映像が詩的で本当に美しかった。人生について深く考えさせられる、静かで心に染みる名作だと思う。
    • バスのシーンが幻想的で忘れられない!音楽も相まって、夢の中にいるみたいだった。
    • 独特の長回しが印象的。現実と過去の記憶が入り混じるので少し混乱したけど、それがまたこの映画の味なのかな。静かな映画が好きな人向け。
    • うーん、正直ちょっと退屈だったかも…。芸術的なのはわかるけど、話があまり進まなくて眠くなっちゃったw
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1998年
    • 製作国ギリシャ,フランス,イタリア
    • 時間134分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演ブルーノ・ガンツ
  2. 霧の中の風景
    • S
    • 4.49

    「父さんはドイツにいる」その言葉だけを信じ、幼い姉弟は汽車に飛び乗る。ギリシャの荒涼とした風景を巡る、過酷で詩的な旅路。

    冬のギリシャ。12歳の姉ヴーラと5歳の弟アレクサンドロスは、一度も会ったことのない父親がドイツにいると信じている。父に会いたい一心で、二人はアテネの駅からドイツ行きの列車に忍び込み、あてのない旅を開始。しかし、幼い姉弟を待っていたのは、大人の世界の冷酷さ、暴力、そして束の間の優しさ。親切な旅芸人の一座との出会いと別れを経験し、厳しい現実が二人の純粋な願いを打ち砕いていく。濃い霧が立ち込める国境の川。その向こうに、彼らが探し求めた「風景」は存在するのか。

    ネット上の声

    • ちょっと詩的な不思議なシーンのあるロードムービー?そのように見えるでしょう表面的には確かにそうですでもそれは偽装です
    • 「父」不在の姉弟は象徴界と想像界との間を彷徨しながら、「不在」へと辿り着く
    • ラスト〜霧の中に見えてきた一本の木〜
    • 圧倒的な映像と演出に魅入られて
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1988年
    • 製作国ギリシャ,フランス
    • 時間125分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演ミカリス・ゼーナ
  3. ユリシーズの瞳
    • A
    • 4.36

    内戦の傷跡が残るバルカン半島を舞台に、一人の映画監督が幻のフィルムを探す旅。それは自身のルーツと歴史を巡る魂の彷徨。

    ギリシャ系アメリカ人の映画監督A。故郷ギリシャでの新作上映会を機に、バルカン半島初の映画作家マナキス兄弟が残した未現像フィルムを探す旅へ。その旅は、雪に閉ざされたアルバニア、内戦の傷跡が残るマケドニア、そして砲弾が飛び交うサラエボへと続く。行く先々で出会う人々の記憶と、自身の過去の恋が交錯。歴史に引き裂かれた故郷の姿を目の当たりにするA。果たして彼は、失われた<まなざし>を見つけ出すことができるのか。これは単なるフィルム探しではない、自らの魂のルーツと20世紀の歴史を辿る壮大な旅路の記録。

    ネット上の声

    • 傘&キャンドルたち、ワルツ、集合写真、デカ彫刻、川沿いを走る人々、失われた眼差し
    • 間違いを繰り返さないためには、過去と現在を鋭く見つめる瞳が必要なのだ
    • 映画愛、祖国愛、祖国を超えたバルカン半島愛を感じる壮大な叙事詩
    • バルカンの歴史とユリシーズの物語の錯綜!
    実話
    • 製作年1995年
    • 製作国フランス,イタリア,ギリシャ
    • 時間177分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演ハーヴェイ・カイテル
  4. エレニの旅
    • A
    • 4.33

    20世紀の激動に翻弄されながらも、愛と安住の地を求め続けた一人の女性の半生を壮大なスケールで描く歴史叙事詩。

    1919年、ロシア革命の戦火を逃れたギリシャ人難民たち。その中に、幼い少女エレニの姿。故郷を目指す長い旅の始まりは、彼女の波乱に満ちた人生の序章。ギリシャ内戦、独裁政権、そして第二次世界大戦という歴史の渦に巻き込まれ、愛する者との出会いと死別を繰り返すエレニ。時代に引き裂かれながらも、彼女は生きる希望を失わず、安住の地を求めて旅を続ける。一人の女性の視点から20世紀ギリシャの悲劇を映し出す、壮大な映像詩。

    ネット上の声

    • 1919年、ロシア革命により逆難民として祖国に戻ったギリシャ人たちが海岸に現れて
    • No.1650 2004年フランス、ギリシャ、イタリア映画
    • 水面に映し出されるオデッサの最後の日
    • 水面に映る顔のない影
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2004年
    • 製作国フランス,ギリシャ,イタリア
    • 時間170分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演アレクサンドラ・アイディニ
  5. 旅芸人の記録
    • A
    • 4.00

    激動のギリシャ現代史を背景に、一つの劇を演じ続ける旅芸人一座。彼らの愛憎劇は、そのまま国家の悲劇と重なる。

    1939年から1952年までのギリシャ。独裁政権、ナチス占領、そして内戦。激動の時代を背景に、羊飼いの娘ゴルフォの悲恋物語を演じ続ける旅芸人一座の記録。彼らは町から町へと巡業するが、その旅は常に歴史の荒波に翻弄される。裏切り、密告、処刑。舞台上の愛憎劇は、やがて現実の家族間の、そして国家の悲劇と一体化していく。終わりの見えない旅路の果てに、彼らが見たものとは。ギリシャ現代史を一個の劇団の運命に託した、圧巻の映像叙事詩。

    ネット上の声

    • 観たかった度◎鑑賞後の満足度◎  ギリシャ悲劇になぞらえた旅芸人一座の姿を現代ギリシャ史を背景に描く構成の妙。素晴らしいカメラワーク。至高の映画体験。
    • 美しい映像に惹かれて観るようになったアンゲロプロス作品ですが、これは現代のギリシ
    • アンゲロプロス監督の演出力に圧倒される、政治と人間を描いた映画の真骨頂。
    • ギリシャ現代史と古典悲劇の重層化が!
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1975年
    • 製作国ギリシャ
    • 時間232分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演エヴァ・コタマニドゥ
  6. 蜂の旅人
    • B
    • 3.97

    家族を捨て、蜂と共にギリシャを彷徨う老人の旅路。失われた時を求める、魂のロードムービー。

    春のギリシャ。娘の結婚式を終えた老養蜂家スピロスは、家族と家を捨て、蜂箱を積んだトラック一台で旅に出る。それは、かつて仲間と共に辿った「蜂の道」を巡る、過去への巡礼の旅。寡黙なスピロスの旅路は、時代の移ろいと共に寂れた町や、かつての友人の姿を映し出す。道中で出会った奔放な若い女との奇妙な道行き。失われた時間と、埋められない孤独を抱えた男の魂の彷徨。ギリシャの広大な風景の中、人生の終着点を探す男の姿を静謐に描く、魂の叙事詩。

    ネット上の声

    • これまで観てきたアンゲロプロスの作品の中で、1番分かりやすくて、1番好きになれな
    • 年老いてからの一人旅は、……
    • 過去の旅人
    • アンゲロプロス版ミツバチのささやき?とか思いながら観てたら最後に映画館出てきて笑
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1986年
    • 製作国ギリシャ,フランス,イタリア
    • 時間122分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演マルチェロ・マストロヤンニ
  7. こうのとり、たちずさんで
    • B
    • 3.95
    ひとりのTVディレクターが取材の途中で失踪中の大物政治家を見かけるが、政治家夫人も彼も本人であると認めようとはしない。彼はなぜ落ちぶれた別人生を生きているのか。ディレクターはカメラでその姿を執拗に追うが……。アンゲロプロス監督が“国境”というテーマに正面から取り組んだ作品。川を挟んでの無言の結婚式のシーンのためにダムまで作ったという逸話や、宗教団体の撮影妨害の報に世界の映画人がエールを送って完成したという経緯が、主演したマストロヤンニ、ジャンヌ・モローとともに世界規模で話題になった1本。

    ネット上の声

    • アンゲロプロスの映画はDVDで借りて全部観る、なぜならいつか特集上映が組まれた時
    • 映画が芸術であることを教えてくれる。
    • 見えない国境が人々を引き裂く
    • 打ち取るには緩急が必要だ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1991年
    • 製作国ギリシャ,フランス,スイス,イタリア
    • 時間142分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演マルチェロ・マストロヤンニ
  8. シテール島への船出
    • B
    • 3.91

    32年の亡命の果て、故郷は楽園か、それとも見知らぬ土地か。ある老人の帰郷が家族と国家の記憶を揺さぶる叙事詩。

    舞台は現代ギリシャの港町。ソ連での32年間の政治亡命を終え、父スピロスが帰郷。映画監督である息子アレクサンドロスと妻カテリーナは彼を温かく迎えるが、長い不在は家族の間に深い溝を生んでいた。かつての革命家は、変わり果てた故郷に居場所を見出せず、政府からは危険人物と見なされる始末。アイデンティティを失い、過去と現在のはざまで彷徨う父。家族は彼の魂の安住の地、伝説の理想郷「シテール島」への船出を決意。

    ネット上の声

    • 山の無法者の声、軍事裁判で自分が四度も死刑宣告をされた新聞記事、国籍を持たない者
    • シテール島=実現しなかったユートピア
    • いい映画だね・・劇場で観たかった。
    • 国境を物ともしない夫婦愛
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1983年
    • 製作国ギリシャ,イタリア
    • 時間140分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演ジュリオ・ブロージ
  9. 9

    狩人

    狩人
    • B
    • 3.87

    雪山で発見された、内戦時代のパルチザンの死体。ブルジョワたちの偽りの平穏を揺るがす、ギリシャ現代史の闇を暴く衝撃作。

    1977年、大晦日のギリシャ。雪深い山中で狩りを楽しむ6人の中年ブルジョワたち。彼らが発見したのは、30年前の内戦で死んだはずのパルチザンの凍った死体。死体をロッジに運び込んだ夜、彼らの記憶の扉がこじ開けられる。過去の裏切り、ナチスへの協力、そして見て見ぬふりをしてきた自らの罪。死体は告発者となり、彼らの偽りの歴史を問い詰める。現実と幻想が交錯する中、ギリシャ現代史の暗部を抉り出す、テオ・アンゲロプロス監督による荘厳な政治劇。

    ネット上の声

    • 死者と狩人
    • アンゲロプロス監督によるギリシャ戦後史をテーマにした作品
    • ギリシャ再生のための分析
    • 緩慢すぎる舞台劇
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1977年
    • 製作国ギリシャ,ドイツ,フランス
    • 時間172分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演ヴァンゲリス・カザン
  10. それぞれのシネマ 〜カンヌ国際映画祭60回記念製作映画〜
    • B
    • 3.73
    日本のとある田舎町。四方を田畑に囲まれたくたびれた映画館に、一人の男(モロ師岡)がやってくる。観客席にじっと座り映画を楽しもうとするが、運悪く次から次へと小さなトラブルが起こり、男のつかの間の休日を奪っていく。(素晴らしき休日・北野武)

    ネット上の声

    • 映画は、空っぽで、不人気で、熱狂で、希望で、絶望で、記憶で、再生で、くだらなくて
    • 32名の監督(錚々たる面々)による映画館がテーマのオムニバス
    • 暇をもてあました神々の・・・シネマ
    • 「素晴らしき休日」は映画とともに!
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2007年
    • 製作国フランス
    • 時間118分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演ジャンヌ・モロー
  11. エレニの帰郷
    • C
    • 3.49
    カンヌ映画祭パルムドール受賞作の「永遠と一日」(1998)をはじめ、「旅芸人の記憶」(75)、「アレクサンダー大王」(80)、「シテール島への船出」(83)、「ユリシーズの瞳」(95)など数々の名作を残したギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロスの遺作。「エレニの旅」(2004)から始まった20世紀を題材とした3部作の第2部で、男女3人の半世紀にわたる愛の叙事詩。93年、ギリシャにルーツを持つアメリカの映画監督が、母エレニと彼女を思い続けた男ヤコブ、そしてエレニが愛したスピロスの男女3人の映画を制作していた。53年、トシケントで再会したエレニとスピロスはソ連当局に捕らえられ、再び離れ離れになってしまうが、その時エレニはスピロスとの子どもを宿していた。エレニはシベリアの牢獄に抑留されるが、そこへ彼女に思いを寄せるヤコブも送られてくる。監督のアンゲロプロスは3部作の3作目を撮影中の12年に事故で他界。3部作は未完となっている。

    ネット上の声

    • 20世紀3部作の2作目ということだけど「エレニの旅」とのつながりはなく、名前だけ
    • 映像の隙の無さ十分も、十分な解釈は難。
    • 映像で叙事詩を語る作家だったが・・・
    • 歯が立たない ・・・ やっぱり降参。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2008年
    • 製作国ギリシャ,ドイツ,カナダ,ロシア
    • 時間127分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演ウィレム・デフォー
  12. 12

    再現

    再現
    • C
    • 3.38

    ネット上の声

    • アンゲロプロス監督が初期の頃はこんなにもミニマルな作品を撮っていたことは、後の映
    • 冒頭の車が泥濘にはまるシーン、最後の車を追いかける女性達のシーンにはっとさせられ
    • 『旅芸人の記録』あたりから感じていたアンゲロプロス"らしさ"とよばれるものには、
    • 私の中で『Reconstruction』と言えばルチアン・ピンティリエなのだが、
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1970年
    • 製作国ギリシャ
    • 時間100分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演トゥーラ・スタトプロウ
  13. アレクサンダー大王
    • C
    • 3.35
    牢につながれたひとりの盗賊が手下の導きで脱獄する。漆黒の森の中、白馬の傍らで兜をかぶるとき、彼は“アレクサンダー大王”となった……ある義賊が故郷の小さな村で独裁者へと変貌していく姿をギリシャ歌劇の姿を借りて描きながら、ファシズムの実像に迫りその危険性を告発する、アンゲロプロス監督の壮大な歴史劇。黒澤明監督が感嘆した黒いマントに注目のヴェネチア映画祭金獅子賞受賞作。

    ネット上の声

    • 労働者が夢見た共産主義の終焉、カリスマの限界を俯瞰的に描く歴史絵巻
    • ずっと雨が降っている。
    • テオ・アンゲロプロス
    • まさに映画、傑作
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1980年
    • 製作国ギリシャ,イタリア,ドイツ
    • 時間208分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演オメロ・アントヌッティ
  14. 1936年の日々
    • C
    • 3.23

    ネット上の声

    • そして旅芸人へと続く――
    • 緻密に設計されたカメラと人物の動きに、馬鹿みたいな表現だけど「人が動いてる!」っ
    • 政治犯が面会人を人質に立てこもり、この二人の関係を知る者の証言者探しによって話が
    • ウェス・アンダーソン「フレンチディスパッチ」の3章目を引き伸ばしたような印象
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1972年
    • 製作国ギリシャ
    • 時間110分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演コスタス・パウロウ
  15. 15

    放送

    放送
    • E
    • 2.40

    ネット上の声

    • ラジオ局のレポーターが道行く女性に理想の男性像について訪ね歩く
    • テンポの良い、密度の高い傑作
    • わたしらはネタどまり
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1968年
    • 製作国ギリシャ
    • 時間23分
    • 監督テオ・アンゲロプロス
    • 主演---

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