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荒野に置き去りにされ、息子を殺された狩人。復讐心だけを糧に、死の淵から蘇る男の壮絶なサバイバル劇。
19世紀アメリカの未開拓な荒野。狩猟ガイドのヒュー・グラスは、ハイイログマに襲われ瀕死の重傷を負う。治療の足手まといになると判断した仲間は、彼を見捨て、さらに彼の最愛の息子を無惨に殺害。すべてを奪われたグラスは、裏切り者への燃えるような復讐心だけを支えに、死の淵から這い上がる。極寒の大自然、飢え、そして先住民の脅威。想像を絶する苦難の末、彼がたどり着く運命とは。人間の生命力と執念を描く、圧巻の物語。
ネット上の声
- 圧倒的な大自然の映像美と、レオナルド・ディカプリオの鬼気迫る演技にただただ息をのむ。セリフは少ないけど、表情と息遣いだけで全てを物語ってた。これは絶対に映画館で観るべき作品。
- 観てるこっちが痛くなるくらいリアル。熊のシーンはマジで声出た…。生きる執念がすごすぎる。
- 映像は綺麗だけど、とにかく暗くて痛々しい。ちょっと長くて途中眠くなっちゃったかな。ハッピーな映画が好きな人には向かないかも。
- レオの執念がやばい。
アドベンチャー(冒険)、 アクション
- 製作年2015年
- 製作国アメリカ
- 時間156分
- 監督アレハンドロ・G・イニャリトゥ
- 主演レオナルド・ディカプリオ
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メキシコシティで交差する3つの運命。1つの交通事故が暴き出す、愛と裏切りの連鎖。
混沌とした大都市、メキシコシティ。兄の妻と駆け落ちするため、闘犬で金を稼ぐ青年オクタビオ。不倫相手との新生活を夢見る人気モデルのバレリア。愛犬だけを心の支えに生きる元殺し屋のエル・チーボ。何の接点もなかった彼らの人生が、1台の車の激しい衝突事故をきっかけに、残酷に絡み合い始める。事故を境に、それぞれが愛、喪失、裏切り、そして暴力の渦へと。逃れられない運命の中で、彼らが見出すかすかな希望、あるいは絶望の結末。
ネット上の声
- 1つの交通事故から3つの物語が交錯していく構成が見事すぎる。イニャリトゥ監督のデビュー作とは思えない完成度で、人間の欲望や愛がむき出しに描かれてて圧倒された。
- 衝撃。ただただ凄い。
- 全然関係ない人たちが、犬を通して繋がっていくのが面白かった。人生って何があるかわからないな…。
- 脚本が本当によく出来てる。メキシコの乾いた空気感と、登場人物たちの生々しい感情が突き刺さる。見応えがありました。
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国メキシコ
- 時間153分
- 監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 主演エミリオ・エチェバリア
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余命宣告を受けた裏社会の男。愛する子供たちのために、彼が命を懸けて奔走する、バルセロナの光と影。
スペイン、バルセロナの光と影が交錯する街。裏社会で不法移民の斡旋をして日銭を稼ぐアクスバルは、二人の幼い子供を男手一つで育てている。死者と交信する能力を持つ彼は、ある日、自身が末期がんで余命いくばくもないことを宣告される。残された時間で子供たちの未来を案じるアクスバルだが、精神不安定な妻との問題や、搾取される移民たちの過酷な現実、警察の汚職など、次々と困難が押し寄せる。愛する我が子のために良かれと思って起こす行動が、ことごとく裏目に出てしまう絶望的な状況。死の淵で彼が必死に守ろうとしたもの、そして最後に見た光景とは。
ネット上の声
- 不法移民のセネガル人や中国人にグレーな仕事を斡旋する貧しい中年男。...
- 暗さと重さと猥雑感、おまけに長尺で疲労感
- マザー・テレサを真似ることすらできない。
- 現実はこういうものでは。でも救われる。
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国スペイン,メキシコ
- 時間148分
- 監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 主演ハビエル・バルデム
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「アモーレス・ペロス」「21グラム」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作。モロッコ、メキシコ、東京を舞台に起こるそれぞれの悲劇から、ひとつの真実に辿り着くまでが壮大なスケールで描かれる。出演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナルに加え、日本からは役所広司と菊地凛子が参加。菊地とアドリアナ・バラッサが第79回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。
ネット上の声
- こんな日本を描かれて、絶賛してどうする?
- 「読解力」と「感得力」が問われています。
- 障害者のイメージを悪化させるひどい映画
- 観客には駄作を駄作と呼ぶ権利がある!
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国アメリカ
- 時間143分
- 監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 主演ブラッド・ピット
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「バベル」「21グラム」など、シリアスな人間ドラマで高い評価を得ているメキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督がダークファタジーに挑戦。第87回アカデミー賞では同年度最多タイの9部門でノミネートされ、作品賞、監督賞を含む4部門を受賞した。「バードマン」というヒーロー映画で一世を風靡した俳優が再起をかけてブロードウェイの舞台に挑む姿を、「バットマン」のマイケル・キートン主演で描いた。かつてスーパーヒーロー映画「バードマン」で世界的な人気を博しながらも、現在は失意の底にいる俳優リーガン・トムソンは、復活をかけたブロードウェイの舞台に挑むことに。レイモンド・カーバーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、演出も主演も兼ねて一世一代の大舞台にのぞもうとした矢先、出演俳優が大怪我をして降板。代役に実力派俳優マイク・シャイナーを迎えるが、マイクの才能に脅かされたリーガンは、次第に精神的に追い詰められていく。
ネット上の声
- 業界ネタも楽しい良くできた映画だと思うが
- 我々レビュアーへ向けたM・キートンの警告
- 映画の新しい形。映画ファン必見の傑作。
- マイケルキートンは間の取り方が上手い
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国アメリカ
- 時間120分
- 監督アレハンドロ・G・イニャリトゥ
- 主演マイケル・キートン
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偶然の悲劇的な事故が結びつけた3人の男女。魂の重さ「21グラム」を巡る、運命と再生を描くヒューマンドラマ。
現代のアメリカ。心臓病を患う数学者ポール、薬物依存から抜け出し幸せな家庭を築いたクリスティーナ、前科を持ち信仰に救いを求めるジャック。交わるはずのなかった3人の人生が、ジャックの起こした不慮の交通事故で交錯。クリスティーナは家族を失い、ポールは彼女の夫の心臓で命を繋ぐ。罪の意識に苛まれるジャック、復讐を誓うクリスティーナ、他人の心臓で生きることに葛藤するポール。過去・現在・未来が交錯する中で、彼らの魂が彷徨う愛と憎しみ、そして赦しの物語。
ネット上の声
- うわ〜ひたすら重かった……しばらく落ち込みそう😓3人の男女が絡んでいく様子が時系
- 悲しくて切なくて複雑で面白い作品でした。
- アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
- 出来過ぎているくらい、よく出来ている
不幸な結末のバッドエンド、 ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国アメリカ
- 時間124分
- 監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 主演ショーン・ペン
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「レヴェナント 蘇えりし者」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で2年連続のアカデミー監督賞受賞を果たしたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、自伝的要素も盛り込みながら、ひとりの男の心の旅路をノスタルジックに描いたヒューマンコメディ。
ロサンゼルスを拠点に活躍する著名なジャーナリストでドキュメンタリー映画製作者のシルベリオ・ガマは、権威ある国際的な賞の受賞が決まり、母国メキシコへ帰ることになる。しかし、何でもないはずの帰郷の旅の過程で、シベリオは、自らの内面や家族との関係、自らが犯した愚かな過去の問題とも向き合うことになり、そのなかで彼は自らの生きる意味をあらためて見いだしていく。
イニャリトゥ監督にとっては2000年に発表した「アモーレス・ペロス」以来、故郷メキシコで撮影した作品となった。「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「Biutiful ビューティフル」も共同で手がけたニコラス・ヒアコボーネとイニャリトゥ監督が脚本を担当し、「愛、アムール」「セブン」などで知られる撮影監督のダリウス・コンジが65ミリフィルムでメキシコの風景とシルベリオの旅路を美しくとらえた。主人公シルベリオ・ガマを演じるのは、「ブランカニエベス」などで知られるメキシコの俳優ダニエル・ヒメネス・カチョ。2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。Netflixで2022年12月16日から配信。11月18日から一部劇場で公開。
ネット上の声
- 大胆で野心的でありながら、最も個人的で内省的な領域を炙り出した異色作
- 設定は奇想天外だけど、端的にあんまり面白くなかった。
- イニャリトゥの贅沢で正直なプライベートな映像集
- いい映画だったなあ
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国メキシコ
- 時間159分
- 監督アレハンドロ・G・イニャリトゥ
- 主演ダニエル・ヒメネス・カチョ