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刑務所という名の学校。無学の青年は生き残る術を学び、やがて裏社会の王へと変貌を遂げる、衝撃の監獄ノワール。
19歳のアラブ系青年マリクが、6年の刑でフランスの刑務所へ。そこはコルシカ系とイスラム系の囚人たちが対立する、暴力と差別の世界。身寄りも読み書きの能力もない彼は、コルシカ系マフィアのボスから、ある囚人の殺害を強要される。拒めば死。生き残るため、彼は汚れ仕事に手を染め、マフィアの手駒となる。しかし、それは彼の壮絶な成り上がりの序章。孤独と罪悪感に苛まれながらも、彼はしたたかに知識と人脈を吸収し、刑務所内の力学を静かに塗り替えていく。やがて訪れる、支配からの脱却を賭けた危険な計画の始まり。
ネット上の声
- 刑務所を舞台にした成り上がり物語。最初は何も知らなかった青年が、マフィアの世界で知恵と度胸を身につけていく様は圧巻。フレンチノワールの傑作だと思う。
- めっちゃ面白かった!主人公がどんどん強くなっていくのが見てて気持ちいい。
- 主人公とコルシカマフィアのボスの緊張感がすごい。重厚で見応えがあったけど、もう少し短くても良かったかも。でも名作なのは間違いない。
- 評判いいみたいだけど、私には合わなかったな。刑務所の話でずっと暗いし、暴力的なシーンがちょっと苦手でした。
刑務所、 ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国フランス
- 時間150分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演タハール・ラヒム
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すべてを失ったシャチの調教師と、失うものなど何もない無骨な男。絶望の淵で出会った二人が見つける、魂の再生。
南フランスの陽光が降り注ぐ街。幼い息子を連れ、その日暮らしを続ける無職の男アリ。一方、水族館でシャチの調教師として華やかな世界に生きるステファニー。交わるはずのなかった二人の人生。しかし、ショーでの不慮の事故がステファニーから両脚を奪う。絶望の底で彼女が電話をかけたのは、一度会ったきりのアリだった。荒々しくも純粋なアリとの交流を通じ、ステファニーは生きる気力を取り戻していく。肉体の再生と魂の救済を描く、痛々しくも美しい愛の物語。
ネット上の声
- マリオン・コティヤール、あらためて素晴らしい
- 悔しいがこの題名を考えた配給会社の勝ち!
- 悲壮感よりも力強さを訴えた物語だが・・・
- 共感し安堵し、そして我が身を考える。
恋愛、 ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間122分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演マリオン・コティヤール
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読唇術を操る孤独な秘書と、前科者の男。危険な取引から始まる、予測不能なクライム・サスペンス。
パリの不動産会社で働くカルラは、耳が不自由なことから周囲に軽んじられる日々。そんな彼女の元に、刑務所から出所したばかりの男、ポールが助手として現れる。読唇術という特殊能力を持つカルラと、裏社会に通じるポール。互いの欠点を補い合う二人は、やがて危険な強盗計画に手を染めていく。孤独な魂が交錯する時、物語は思わぬ方向へ。スリリングな駆け引きの結末。
ネット上の声
- ジャック・オーディアール監督作品を観るのは5作目だけど今のところハズレなし
- 半人前+半人前=逃亡、ただし大金付き
- 独特な個性を持つクライムサスペンス
- 主演女優さんの演技に注目です。
サスペンス
- 製作年2001年
- 製作国フランス
- 時間119分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演ヴァンサン・カッセル
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「ディーパンの闘い」「君と歩く世界」「預言者」などでフランスを代表する名匠として知られるジャック・オーディアールが手がけ、2024年・第77回カンヌ国際映画祭で審査員賞と4人の俳優が女優賞を受賞した作品。メキシコの麻薬カルテルのボスが過去を捨て、性別適合手術を受けて女性として新たな人生を歩みはじめたことから起こる出来事を、クライム、コメディ、ミュージカルなどさまざまなジャンルを交えて描いた。
メキシコシティの弁護士リタは、麻薬カルテルのボスであるマニタスから「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタは完璧な計画を立て、マニタスが性別適合手術を受けるにあたって生じるさまざまな問題をクリアし、マニタスは無事に過去を捨てて姿を消すことに成功する。それから数年後、イギリスで新たな人生を歩んでいたリタの前に、エミリア・ペレスという女性として生きるマニタスが現れる。それをきっかけに、彼女たちの人生が再び動き出す。
カンヌ国際映画祭ではアドリアーナ・パス、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメスの4人が女優賞を受賞。特にエミリア・ペレス/マニタス役を演じたカルラ・ソフィア・ガスコンは、カンヌ国際映画祭において初めてトランスジェンダー俳優として女優賞を受賞した。第97回アカデミー賞でも作品賞や国際長編映画賞をはじめ、非英語作品としては史上最多となる12部門13ノミネートを果たし、助演女優賞(ゾーイ・サルダナ)と主題歌賞の2部門を受賞した。カルラ・ソフィア・ガスコンもトランスジェンダー俳優として初の主演女優賞ノミネートとなった。
ネット上の声
- アカデミーやカンヌでも評価されるなど、劇場鑑賞しようか迷って、結局行かずに終わっ
- 日本が舞台だと仮定したら、トンチキっぷりがわかりやすい
- アカデミー賞ノミネートが確実視されているこの作品🥳
- 殻を破って突きつける予測不能なストーリー
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間133分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演カルラ・ソフィア・ガスコン
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内戦下のスリランカから逃れた偽りの家族。パリ郊外の団地で彼らを待っていたのは、新たな「戦場」だった。
内戦終結直後のスリランカ。元兵士の男ディーパン、見知らぬ女、孤児の少女。三人は生き延びるため、赤の他人でありながら「家族」を偽り、政治難民としてフランスに渡る。パリ郊外の団地で管理人の仕事を得て、ようやく手にしたかに見えた平穏。しかし、その団地は麻薬の売人たちが支配する無法地帯だった。暴力と銃声が日常的に響き渡る新たな戦場で、ディーパンは偽りの家族を守るため、封印したはずの兵士としての過去と再び向き合うことになる。
ネット上の声
- 内戦下のスリランカから妻と娘を装った偽の家族を連れてフランスへ亡命したディーパン
- スリランカの武装組織にいた男は家族を失い、ディーパン(アントニーターサン・ジェス
- カンヌもようやくまともに選出してくれた。
- 後半、緊張が張り詰めて、息が止まりそう
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国フランス
- 時間115分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演アントニーターサン・ジェスターサン
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暴力と金にまみれた男が、亡き母の夢を追う。魂の再生を懸け、彼は再びピアノの前に座る。衝撃のヒューマンドラマ。
現代のパリ。28歳のトムは、父の稼業である不動産の悪質な取り立てで、暴力に満ちた日々を送る。その日常は、かつてコンサートピアニストだった亡き母から受け継いだ才能とは無縁の世界。ある日、偶然の再会が、彼の心の奥底に眠っていたピアノへの情熱を呼び覚ます。国際コンクールのオーディションという目標を見つけたトムは、猛練習を開始。しかし、裏社会の仕事と父の束縛が、彼の新たな道を阻む。暴力的な現実と崇高な音楽、二つの世界で引き裂かれる魂の行方。
ネット上の声
- 素晴らしかった…主演のロマン・デュリス、最高
- う~~ん!ラストが微妙に?もう一息かな?
- 「さすがフランス映画」って終わり方です
- フランスの隠れた秀作に出合えた悦び!!
犯罪、 ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国フランス
- 時間108分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演ロマン・デュリス
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パリ13区、モノクロームの街で交差する4人の男女。現代の愛と性をめぐる、軽やかでビタースイートな人間模様。
多様な文化が混じり合うパリ13区。コールセンターで働くエミリーと、彼女のルームメイトになった教師のカミーユ。不動産屋で働くノラと、彼女と瓜二つの顔を持つカムガールのアンバー・スウィート。偶然の出会いから始まる、4人の若者たちの絡み合う人間関係。友情、セックス、そして愛。SNSで簡単につながれる時代に、本当の心のつながりを模索する彼らの姿。モノクロの映像美で切り取られた、現代のパリを生きる若者たちのリアルな恋愛模様。
ネット上の声
- パリで働く台湾系のエミリー(ルーシー・チャン)、彼女とルームシェアすることになっ
- うわ~、これは自分が苦手なタイプの作品の代表格
- モノクローム映像が鮮烈に感情を伝える
- モノクロームに観るもの
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演ルーシー・チャン
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1850年代アメリカ、最強と恐れられた殺し屋の兄弟。黄金を巡る追跡劇が、二人の絆を試すダーク・コメディ・ウエスタン。
舞台は1851年のアメリカ西部、ゴールドラッシュの時代。裏社会で名を馳せる冷酷な殺し屋、シスターズ兄弟。兄イーライと弟チャーリーは、提督からの依頼で、黄金を発見する化学式を開発した化学者を追う旅に出る。しかし、繊細で人間味のある兄イーライは、血に塗れた稼業に疑問を抱き始める。一方、暴力的な弟チャーリーは任務遂行に執着。長い道中、二人の間には亀裂が生じ、予期せぬ出会いが彼らの運命を大きく揺るがす。兄弟が最後に手にするのは黄金か、それとも新たな人生か。
ネット上の声
- これを{ウエスタン・サスペンス}って予告するか(笑)
- 確かに度肝をぬかれる思いもよらない展開だ
- パルムドール監督が撮った風変わりな西部劇
- 暴力的な弟に翻弄され続ける兄の苦悩
西部劇
- 製作年2018年
- 製作国フランス,スペイン,ルーマニア,ベルギー,アメリカ
- 時間120分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演ジョン・C・ライリー
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アメリカの女流ミステリー作家、テリー・ホワイトの処女小説『真夜中の相棒』(邦訳・文春文庫)を現代のフランスを舞台に映画化、凝った構成と男たちの友情を越えた関係に独特の雰囲気を漂わす犯罪映画。監督は「死への逃避行」(父ミシェル・オーディアールと共同)、「バルジョーでいこう!」などの脚本家で、これが初監督作となるジャック・オーディアール。脚本はオーディアールと「インドシナ」のアラン・ル・アンリの共同。一時引退を表明した「トリコロール 赤の愛」の名優ジャン・ルイ・トランティニャンが初老の小悪党を、彼を追う初老のセールスマンを「インドシナ」のジャン・イアンヌが演じる。またトランティニャンと共に行動する青年を演ずるマチュー・カソヴィッツは監督として「憎しみ」などを発表している。ヤンヌの妻役で「北の橋」「彼女たちの舞台」のビュル・オジェが特別出演。
ネット上の声
- ジャックオーディアール監督デビュー作
- やっと観ることができました。
- 純真な心が変化をもたらす
- 27歳のマチューカソヴィッツがマジ天使でワンコ
サスペンス
- 製作年1994年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演ジャン=ルイ・トランティニャン