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瞬きだけが自由。全身麻痺の男が、想像力の翼で紡ぐ希望と再生の物語。
1995年、フランス。ファッション雑誌「ELLE」の編集長として華やかな日々を送っていたジャン=ドミニク・ボービー。突然の脳卒中で、彼に残された自由は左目の瞬きのみ。全身が動かない「潜水服」に閉じ込められながらも、彼の精神は「蝶」のように記憶と想像の世界を自由に舞う。献身的な言語療法士の助けを借り、瞬きだけで自伝を綴るという決断。それは、失われた世界との絆を取り戻し、人間としての尊厳を証明するための、想像を絶する闘いの始まり。
ネット上の声
- 主人公の視点で描かれる映像がとにかく衝撃的。最初は息苦しいけど、次第に彼の想像力や記憶が蝶のように羽ばたいていく様に引き込まれた。生きることの尊厳を考えさせられる、忘れられない一本になった。
- これが実話だなんて信じられない。絶望的な状況でもユーモアを失わない主人公の強さに胸を打たれました。
- 評価が高いのはわかるけど、自分には合わなかったかな。終始主人公目線なのがちょっと辛くて、途中で眠くなってしまったw
- テーマは重いけど、映像が詩的でとても美しかったです。観終わった後、静かな余韻が残ります。
難病、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国フランス,アメリカ
- 時間112分
- 監督ジュリアン・シュナーベル
- 主演マチュー・アマルリック
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30年の時を経て蘇る、ロック史に刻まれた禁断の傑作。伝説の夜を完全映像化。
1973年に発表され、その暗く退廃的な内容から当時は酷評されたルー・リードのコンセプト・アルバム『ベルリン』。薬物と愛に溺れる男女の悲劇を綴ったこの物語が、30年以上の時を経て、初めてステージで完全再現。監督は盟友である画家ジュリアン・シュナーベル。豪華なバンドとストリングス、そしてシュナーベルの娘が撮影した映像が背景を彩る。伝説のアーティストが、自らの最高傑作と語るアルバムに新たな命を吹き込んだ、奇跡の5日間。これは単なるライブ映像ではない。一つの映画的体験。
ネット上の声
- 【2013/11/20:バウスシアター】ただのVU及びルー・リードファンとして鑑
- このライブを映像で観られることがとても嬉しい!!!
- ジュリアン・シュナーベル監督が好きです💟
- 興味がある人がみる映画
ドキュメンタリー
- 製作年2007年
- 製作国アメリカ
- 時間85分
- 監督ジュリアン・シュナーベル
- 主演ルー・リード
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80年代NY、彗星の如く現れた天才画家ジャン=ミシェル・バスキア。アート界の寵児となった彼の、栄光と孤独に満ちた27年の生涯。
1980年代のニューヨーク。ストリートでのグラフィティアートからキャリアをスタートさせた無名の黒人青年、ジャン=ミシェル・バスキア。彼の才能はアンディ・ウォーホルに見出され、瞬く間にアートシーンの頂点へと駆け上がる。富と名声を手にする一方で、人種差別、ドラッグ、そして創作のプレッシャーに苦しむ日々。ウォーホルとの友情と確執、そして早すぎた死。現代アートの伝説となった天才の、短くも鮮烈な人生をスタイリッシュな映像と音楽で描く伝記映画。
ネット上の声
- 映画のギャラはなんと ノーギャラ!
- コスプレ大会、ただし一人を除く
- 上野の森でドンジャラホイ!
- なんですか、このキャスト!
天才、 実話
- 製作年1996年
- 製作国アメリカ
- 時間107分
- 監督ジュリアン・シュナーベル
- 主演ジェフリー・ライト
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キューバの圧政下、自由を求めペンを武器に戦った亡命作家の、あまりにも壮絶な一代記。
舞台は1960年代、カストロ政権下のキューバ。貧しい田舎に生まれながら、類まれな文才を持つ青年レイナルド・アレナス。革命の熱狂の中で作家としてデビューするも、その自由な作風と同性愛者であるという事実は、次第に政府の弾圧の対象となる。発禁処分、そして投獄。執筆の自由と人間としての尊厳を求め、彼は命がけの国外脱出を決意。絶望の淵で彼が見出した、魂の叫びを世界に届けるための唯一の方法とは。
ネット上の声
- 独裁政権下で、時代に翻弄されたキューバ人亡命作家のレイナルド·アレナスの自伝小説
- ゲイは逮捕!キューバの太陽とNYの孤独
- ハビエルのパンツにジョニーのパンツ。
- ジョニーのお尻にやられました
ヒューマンドラマ、 実話
- 製作年2000年
- 製作国アメリカ
- 時間133分
- 監督ジュリアン・シュナーベル
- 主演ハビエル・バルデム
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狂気の画家か、未来を見た預言者か。南フランスの圧倒的な光の中で、フィンセント・ファン・ゴッホがその目に映した世界の真実。
舞台は19世紀末、太陽が照りつける南フランス・アルル。孤高の画家フィンセント・ファン・ゴッホは、自然との対話を通じて誰も見たことのない絵画を生み出そうと情熱を燃やす。パリの喧騒を離れ、アルルでゴーギャンとの共同生活を始めるが、それは彼の精神の均衡を崩すきっかけとなる。周囲からの無理解、貧困、そして孤独。精神的な病に苦しみながらも、彼はひたすらにキャンバスに向かい続ける。ゴッホの視点から描かれる、彼が「永遠の門」の先に見た魂の叫び。
ネット上の声
- さすがはウィレム・デフォー 鬼気迫るでは済まされないほどの演技
- 天才芸術家を十分に理解したかったが、謎も少なからず残った
- ウィレム・デフォーの印象派マスターピース
- 感受性がずば抜けて高いと生きづらいですね
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国イギリス,フランス,アメリカ
- 時間112分
- 監督ジュリアン・シュナーベル
- 主演ウィレム・デフォー
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1948年、激動のエルサレム。一人の女性が始めた孤児院を舞台に、4人の女性の視点からパレスチナ問題の現実を描く衝撃の実話。
舞台は1948年のエルサレム。ヒンド・フセイニは、道端で震える55人の孤児たちを保護し、孤児院「ダール・アル・ティフル」を設立。これは、彼女の人生を賭けた戦いの始まりだった。物語は、ヒンド、そして孤児院で育った三世代の女性たち―ナディア、ファティマ、そしてミラル―の視点で描かれる。彼女たちは、愛、喪失、そして占領という過酷な現実の中で、自らのアイデンティティと未来を模索。特に、7歳で孤児院にやってきたミラルは、父の願いとは裏腹に、パレスチナ解放運動へと身を投じていく。教育か、抵抗か。平和への道を信じる者と、武力闘争に希望を見出す者。それぞれの正義が交錯する中、ミラルが下す決断とは。
ネット上の声
- 戦争という名の暴力に立ち向かった教育の力
- イスラエルの地に「夜明け」は訪れるのか。
- 憎しみを断ち切り未来へ歩もう
- 自分の人生は、自分で切り開く
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国フランス,イスラエル,イタリア,インド
- 時間112分
- 監督ジュリアン・シュナーベル
- 主演ヒアム・アッバス