インド第3の都市コルカタの貧民街で、目の不自由な両親と暮らす3歳の男児ビラルの日常を追ったドキュメンタリー。ヒンドゥー教とイスラム教という宗教の違いを乗り越えて結婚したビラルの両親は、ともに目が不自由なため詐欺にあうなど多くの困難に直面するが、それでも近隣の住民とのつながりを大切にしながら、愛情深くビラルを育てている。明るく自由奔放なビラルに14カ月にわたり密着し、貧しく厳しい生活の中でも生きることの素晴らしさを描き出していく。山形国際ドキュメンタリー映画祭2009で、奨励賞とコミュニティシネマ賞の2冠に輝いた。
ドキュメンタリー
- 製作年2008年
- 製作国インド
- 時間88分
- 監督ソーラヴ・サーランギ
- 主演---