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「幼な子われらに生まれ」などの劇映画でメガホンをとってきた三島有紀子監督が初めて手がけたドキュメンタリー映画。
コロナ禍で初の緊急事態宣言が発令され、人々の暮らしが一変した2020年4月。明け方にどこからか泣き声が聞こえてきたことをきっかけに、三島監督は映画の制作を思いつく。20人の役者たちが各自撮影を行い、新型コロナウイルス流行の第一波の中で彼らが過ごした日常をとらえ、全ての出演者に共通して「明け方に女の泣き声がどこかから聞こえてくる」というシチュエーションを挿入。事前に録音した8分間におよぶ泣き声を役者たちがイヤホンで聞き、その時の感情の動きやリアクションを記録した。
松本まりかが泣き声を担当。
ネット上の声
- 三島有紀子監督がサンプリングしたコロナ禍
- 製作のクラファンにも参加させてもらって、必ず劇場で観たかった作品をやっと見られた
- コロナ禍に三島有紀子監督が夜中に聞いた泣き声をヒントに得た半分ドキュメンタリー
- ドキュメンタリーかと思いきやセミドキュメンタリー的手法の劇映画であった
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督三島有紀子
- 主演荒野哲朗
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直木賞作家・重松清の同名小説を浅野忠信、田中麗奈主演で映画化したヒューマンドラマ。中年サラリーマンの信と妻の奈苗はバツイチ同士で再婚し、奈苗の連れ子である2人の娘とともに幸せに暮らしていた。奈苗の妊娠が発覚し、長女が「本当のパパ」に会いたいと言いはじめる。前の父親である沢田とはDVが原因で離婚していたため、信と奈苗は長女が沢田と会うことに反対するが、長女は父親としての信の存在自体を辛辣な言葉で否定する。そんな長女を前妻との間に生まれた実の娘とつい比べてしまい、現在の家庭を維持することに疲弊した信は、新たに生まれる命の存在すらも否定したくなる心境になっていく。信役、奈苗役を浅野と田中が、奈苗の前夫役を宮藤官九郎、信の前妻役を寺島しのぶがそれぞれ演じる。監督は「幸せのパン」「繕い裁つ人」の三島有紀子。1996年の小説発表時から重松と映画化の約束を交わしていたという、荒井晴彦が脚本を担当した。
ネット上の声
- 男性と女性で観方が変わるのだろうか
- 人生は喜劇・・・と笑って前に進め
- 宮藤官九郎のスーツ姿で涙腺崩壊
- 何とも切ない日常家族風景
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間127分
- 監督三島有紀子
- 主演浅野忠信
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原田知世と大泉洋が主演し、北海道・洞爺湖のほとりの小さな町・月浦を舞台に、宿泊設備を備えたオーベルジュ式のパンカフェを営む夫婦と、店を訪れる人々の人生を四季の移ろいとともに描いたハートウォーミングドラマ。りえと尚の水縞夫妻は東京から北海道・月浦に移住し、パンカフェ「マーニ」を開く。尚がパンを焼き、りえがそれに合ったコーヒーと料理を出すマーニには、北海道から出ることができない青年や口のきけない少女とその父親、思い出の地を再訪した老夫婦などさまざまな人々がやってくる。
ネット上の声
- ☆大切にしたくなる映画、見つけました☆
- 大切な人とパンを分け合いたくなる
- 大泉洋の温もり 原田知世の透明感
- 北海道にファンタジー抱きすぎ
北海道が舞台、 懐かしいノスタルジックな夏、 ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督三島有紀子
- 主演原田知世
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ネット上の声
- なんか安っぽい感じは否めないかな。
- ケータイ小説らしいストーリー
- 最恐ダーリン
青春
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督三島有紀子
- 主演東亜優
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中谷美紀の主演で、町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた池辺葵の同名人気コミックを実写映画化。神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」。初代の祖母から店を継いだ2代目店主・市江が手がけるオーダーメイドの洋服は大人気だが、昔ながらの職人スタイルを貫く手作りのため、量産はできない。市江はデパートからのブランド化の依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を直し、たまに新しい服を作るという日々に満足していたが……。共演に三浦貴大、片桐はいり、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子ら。監督は「ぶどうのなみだ」「しあわせのパン」の三島有紀子。
ネット上の声
- 私のような物作り人間には最高の映画でした
- 映画館に行く前に!(本当の評価)
- 「起承転結」ならぬ「承承承結」
- ひまつぶしにもならない
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督三島有紀子
- 主演中谷美紀
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谷崎潤一郎の名作小説を映画化する官能ロマン“刺青”の第2弾。亡き父母が経営していたダンススタジオを継いだ藤堂陽花は、パートナーの亮介と妹の葉月が惹かれあっていることを知る。絶望感に苛まれていた陽花の前に、謎の彫師・桐悟が現われる。嫉妬に狂った陽花の企みによって桐悟の元へと送り込まれた葉月は、次第に刺青の世界にのめりこんでいき……。主人公姉妹を「東京フレンズ/The Movie」の井村空美とさとう珠緒が体当たりで熱演。
ネット上の声
- 原作を現代版としてある意味忠実に再現。
- 谷崎潤一郎原作の現代更新を目論み、ルンバ師範姉の焦りが妹の成熟を促す着想へ至った
- 社交ダンスは確かに「エロい」と個人的にも思うので笑、まぁいいのだけどやっぱ刺青を
- 【36-254】『少女』『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督、長篇デビュー作
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督三島有紀子
- 主演井村空美
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「幼な子われらに生まれ」の三島有紀子監督が、自身が47年間向き合い続けてきた過去の出来事をモチーフに撮りあげたドラマ。北海道・洞爺湖の中島、伊豆諸島の八丈島、大阪・堂島の3つの「島」を舞台に、それぞれ心に傷を抱える3人の物語が交錯する。
お正月、洞爺湖の近くで1人暮らしするマキの家に家族が集まり、彼女が作ったおせち料理を囲む。マキはかつて次女れいこを亡くしており、一家団らんの場に喪失の雰囲気が漂う。八丈島に暮らす牛飼いの誠のもとに、娘の海が5年ぶりに帰省する。誠は交通事故で妻を亡くし、男手ひとつで海を育てた。海は妊娠しており、結婚さえ知らずにいた誠は複雑な思いを抱く。元恋人の葬儀に参列するため故郷の堂島を訪れたれいこは、レンタル彼氏をしている男トト・モレッティに声をかけられる。過去のトラウマから誰にも触れることができない彼女は、そんな自分を変えようと、男と一晩過ごすことを決意する。
「船でやってきた者」れいこを前田敦子、「船を待つ者」誠を哀川翔、「船で向かう者」マキをカルーセル麻紀が演じ、坂東龍汰や片岡礼子、宇野祥平、原田龍二、とよた真帆ら実力派キャストが共演する。
ネット上の声
- 辛い過去はなるべく早く忘れる努力をした方がいいと思いました。
- 二人のれいこと島の娘と三島有紀子
- 悲惨だが救いはある
- こんなん出ました
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督三島有紀子
- 主演前田敦子
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直木賞作家の島本理生による、センセーショナルな内容が話題を呼んだ小説「Red」を、夏帆と妻夫木聡の共演、「幼な子われらに生まれ」「繕い裁つ人」の三島有紀子監督のメガホンで映画化。誰もがうらやむ夫とかわいい娘を持ち、恵まれた日々を送っているはずの村主塔子だったが、どこか行き場のない思いも抱えていた。そんなある日、塔子は10年ぶりにかつて愛した男・鞍田秋彦と再会。塔子の気持ちを少しずつほどいていく鞍田だったが、彼にはある秘密があった。主人公の塔子を夏帆、塔子がかつて愛した男・鞍田を妻夫木が演じるほか、塔子に好意を抱く職場の同僚・小鷹淳役で柄本佑、塔子の夫・村主真役で間宮祥太朗が共演する。
ネット上の声
- 赤信号の先にあなたを駆り立てるものがある
- 不倫映画ではなく、社会派フェミニズム映画
- 難点はあるが、グズグズな恋愛描写は◎
- スケベな妻とモラハラな夫の話?
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督三島有紀子
- 主演夏帆
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北鎌倉にある古書店「ビブリア古書堂」。夏目漱石の直筆と推察される署名入りの「それから」を持ち込んだ五浦大輔(野村周平)は、持ち主である亡き祖母の秘密を解き明かした店主・篠川栞子(黒木華)の推理力に驚く。その後栞子を手伝うことになった大輔は、彼女が所有する太宰治の「晩年」の希少本が、「人間失格」の主人公と同じ「大庭葉蔵」を名乗る人物に狙われていることを知る。
ネット上の声
- 過去と現在☆いつの時代でも真実はひとつ
- 知見に溢れてそうな映画だけど期待外れ
- 意外にも主役は五浦絹子(夏帆)だった
- 皆スッキリしたのかなあ・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督三島有紀子
- 主演黒木華
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「しあわせのパン」の三島有紀子監督と主演の大泉洋が再タッグを組み、再び北海道を舞台に描いたヒューマンドラマ。北海道・空知で暮らす男性アオと、ひとまわり年の離れた弟のロク。アオは父親が残したぶどうの木でワインをつくり、ロクは小麦を育てている。アオは「黒いダイヤ」と呼ばれるピノ・ノワールの醸造に挑んでいるが、なかなか上手くいかずにいた。そんなある日、アオとロクの前に、キャンピングカーに乗った旅人の女性エリカが現れ、彼女の持つ不思議な魅力が、兄弟の穏やかな日常に変化をもたらしていく。兄アオ役を大泉洋、弟ロク役を「WOOD JOB!」「ヒミズ」の染谷将太、エリカ役をシンガーソングライターの安藤裕子がそれぞれ演じる。
ネット上の声
- リアリティがない。登場人物に共感できない
- 良いのか悪いのか好きなのか嫌いなのか、謎
- プロ(仕事)をどう思っているか訊ねたい
- 染谷君の無駄遣い、謝ります(補足あり)
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督三島有紀子
- 主演大泉洋
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「告白」などで人気の作家・湊かなえによる同名小説を、本田翼&山本美月の共演で映画化。「しあわせのパン」「繕い裁つ人」の三島有紀子監督がメガホンをとり、「人が死ぬ瞬間を見たい」という願望を抱える2人の女子高生がそれぞれ過ごす夏休みを描く。高校2年生の由紀と親友の敦子は、夏休み前に転校生が親友の死体を見たと話すのを聞いて以来、自分も人の死を目撃してみたいと思うように。そこで由紀は小児科病棟でボランティアをはじめ、余命わずかな少年たちと仲良くなって自らの欲望を満たそうとする。一方、陰湿ないじめに遭い生きる希望を失いかけていた敦子は、誰かの死を見れば生きる勇気を取り戻せるのではないかと考え、老人ホームでボランティアをするようになる。知的でミステリアスな由紀役を本田が、天真爛漫だがいじめのせいで過度の不安症を抱える敦子役を山本が演じる。
ネット上の声
- 闇に目を凝らせば見えてくる、たおやかな光
- 予告編がピーク。本編は壮大なる蛇足。
- 見なくともよい、オススメはしない。
- 恐怖、因果応報、地獄に落ちろ!
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督三島有紀子
- 主演本田翼