全2作品。リー・ユー監督が制作した映画ランキング

息子を失い絶望した老女優と無軌道な3人の若者が、四川大地震で崩壊した仏像の修復作業を通して心の安らぎを得ていく姿を描いた人間ドラマ。四川省で起こった大地震で息子を亡くし、孤独に暮らす京劇女優のユエチンは、自宅の空き室を貸すことにする。ナンフォン、ディン・ボー、太っちょという3人の若者が共同で入居し、価値観の異なるユエチンと3人は反発することもあったが、徐々に理解を深めていく。しかし、ある日、ユエチンが自殺未遂を起こしてしまい、ユエチンの絶望の深さを知った3人は、以前忍び込んだことのある四川省の観音山にある寺へユエチンを連れていく。監督は「ロスト・イン・北京」のリー・ユー。第23回東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞、最優秀女優賞（ファン・ビンビン）をダブル受賞した。

中国の超美人女優ファンビンビンさんの過激な性描写がある問題作

中国の人気女優ファン・ビンビンが体当たりの演技をみせ、2007年ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品されて高い評価を受けた人間ドラマ。中国国内では激しい性描写のカットを要請された挙句、上映禁止となった問題作。北京に出稼ぎにきてマッサージ師として働くピングォには、窓拭きをしている夫アン・クンがいるが、既婚者は雇わないという店のため夫がいることを隠していた。ある日、友人と飲んで酔ったピングォは、店の社長室でオーナーと関係をもってしまい、ビルの窓拭きをしていた夫がその現場を目撃。そのことからピングォは結婚していることがばれて解雇されたうえ、しばらくして妊娠していることがわかり……。特集上映「中国映画の全貌2012」で劇場初公開。