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「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「クヒオ大佐」の吉田大八監督が、西原理恵子のコミックを映画化した恋愛ドラマ。離婚の末に一人娘を連れて故郷に出戻ったなおこと、なおこの母・まさ子の2人で営む海辺の町の美容室「パーマネント野ばら」に集まる女性たちの悲喜こもごもの恋愛模様が描かれる。主演は北野武監督作「Dolls(ドールズ)」以来、8年ぶりとなる菅野美穂。共演に江口洋介、夏木マリ、小池栄子、池脇千鶴ほか。
ネット上の声
- みんな狂ってるというけど、まっとうな人たちな気もする。 菅野美穂かわいい
- 恋愛依存症による恋愛依存症のための映画
- 大丈夫。あなたは決して一人じゃない。
- 笑って泣いた・・・私にとっての傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督吉田大八
- 主演菅野美穂
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筒井康隆の同名小説を、「桐島、部活やめるってよ」「騙し絵の牙」の吉田大八監督が映画化。穏やかな生活を送っていた独居老人の主人公の前に、ある日「敵」が現れる物語を、モノクロの映像で描いた。
大学教授の職をリタイアし、妻には先立たれ、祖父の代から続く日本家屋にひとり暮らす、渡辺儀助77歳。毎朝決まった時間に起床し、料理は自分でつくり、衣類や使う文房具一つに至るまでを丹念に扱う。時には気の置けないわずかな友人と酒を酌み交わし、教え子を招いてディナーも振る舞う。この生活スタイルで預貯金があと何年持つかを計算しながら、日常は平和に過ぎていった。そんな穏やかな時間を過ごす儀助だったが、ある日、書斎のパソコンの画面に「敵がやって来る」と不穏なメッセージが流れてくる。
主人公の儀助役を12年ぶりの映画主演になる長塚京三が演じるほか、教え子役を瀧内公美、亡くなった妻役を黒沢あすか、バーで出会った大学生役を河合優実がそれぞれ演じ、松尾諭、松尾貴史、カトウシンスケ、中島歩らが脇を固める。2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門出品。
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督吉田大八
- 主演長塚京三
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「劇団、本谷有希子」の主催者で作家としても活躍する本谷有希子の大ヒット戯曲を、佐藤江梨子主演で映画化。女優を目指して上京したものの全く芽が出ない自意識過剰の勘違い女・澄伽、かつて澄伽の秘密を漫画に描き暴露してしまったために彼女から壮絶ないびりを受ける妹・清深、姉妹の間で板ばさみになってしまう兄・宍道、お人好しの兄嫁・待子。澄伽の帰省をきっかけに巻き起こる一触即発の人間模様を、ブラック・ユーモアたっぷりに描く。
ネット上の声
- 憎しみ合うものの憎しみ切れない姉妹の痛々しさをブラックユーモアまじえながらシニカルに描き出した
- けれど、その負の連鎖に終わりを告げるときの解放感と、絶望感はやばい。
- とても面白かったが、なぜ面白いのか言語化するのが難しい映画
- サトエリ、永作博美さんを観るための映画。
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督吉田大八
- 主演佐藤江梨子
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「罪の声」などで知られる作家の塩田武士が大泉洋をイメージして主人公を「あてがき」した小説を、大泉の主演で映画化。出版業界を舞台に、廃刊の危機に立たされた雑誌編集長が、裏切りや陰謀が渦巻く中、起死回生のために大胆な奇策に打って出る姿を描く。「紙の月」「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督がメガホンをとり、松岡茉優、佐藤浩市ら実力派キャストが共演する。出版不況の波にもまれる大手出版社「薫風社」では、創業一族の社長が急逝し、次期社長の座をめぐって権力争いが勃発。そんな中、専務の東松が進める大改革によって、売れない雑誌は次々と廃刊のピンチに陥る。カルチャー誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされるが……。
ネット上の声
- 大泉洋を筆頭に役者全員が上手い。音楽の使い方も絶妙で、テンポ良く楽しめる吉田大八監督の新たな代表作。
- 塩田原作のエッセンスを抽出して再構築、既読者をも驚喜させる映画流の“騙し絵”
- 吉田大八節が炸裂、素晴らしいエンタメ作
- 原作を読まずに観た方がいいかも
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督吉田大八
- 主演大泉洋
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「八日目の蝉」や直木賞受賞作「対岸の彼女」など多数の作品で人気を誇る作家・角田光代のベストセラーで、テレビドラマ化もされた「紙の月」を、「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が映画化。宮沢りえが7年ぶりに映画主演を務め、年下の恋人のため顧客の金を横領してしまう銀行員の女性を演じた。バブル崩壊直後の1994年。夫と2人で暮らす主婦・梅澤梨花は、銀行の契約社員として外回りの仕事に従事し、その丁寧な仕事ぶりで周囲にも評価されていた。一見すると何不自由ない生活を送っているように見えた梨花だが、自分への関心が薄い夫との関係にむなしさを感じていた。そんなある日、年下の大学生・光太と出会った梨花は、光太と過ごすうちに顧客の預金に手をつけてしまう。最初は1万円を借りただけのつもりだったが、次第にその行為はエスカレートしていき……。2014年・第27回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最優秀女優賞と観客賞を受賞。第38回日本アカデミー賞でも最優秀女優賞を受賞した。
ネット上の声
- セクハラジジイとクズ孫、そしてそのクズ孫に貢ぎ続ける主人公は盗癖女...
- 宮沢りえさんの美しくて儚い感じになにか不穏さを感じる
- 公開時に映画館で鑑賞して以来、二度目のリピート
- 梨花の心の空虚、至る迄の描写が不足と思う
犯罪、 不倫、 ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督吉田大八
- 主演宮沢りえ
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早稲田大学在学中に小説家デビューし、第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説を、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八監督が映画化した青春群像劇。田舎町の県立高校で映画部に所属する前田涼也は、クラスの中では静かで目立たない、最下層に位置する存在。監督作品がコンクールで表彰されても、クラスメイトには相手にしてもらえなかった。そんなある日、バレー部のキャプテンを務める桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、各部やクラスの人間関係に徐々に歪みが広がりはじめ、それまで存在していた校内のヒエラルキーが崩壊していく。主人公・前田役に神木隆之介が扮するほか、前田があこがれるバトミントン部のカスミを「告白」の橋本愛、前田同様に目立たない存在の吹奏楽部員・亜矢を大後寿々花が演じる。第36回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞の3部門を受賞した。
ネット上の声
- 評論家の人がラジオで話してたのを聞いた。 スクールカーストの頂点の...
- いやーこれは邦画史に残る傑作扱いされるのも納得だなぁ...😇😇😇
- 【群像劇、極まる】桐島、映画賞獲るってよ
- 原作には無かった 宏樹(東出昌大)の涙☆
部活も、 青春
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督吉田大八
- 主演神木隆之介
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三島由紀夫の異色SF小説を、「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」の吉田大八監督が映画化。平凡な家族が突如として「宇宙人」に覚醒する姿を、舞台を現代に置き換えた大胆な脚色で描く。予報が当たらないことで有名なお天気キャスター・大杉重一郎は、妻や2人の子どもたちとそれなりの暮らしを送っていた。そんなある日、重一郎は空飛ぶ円盤に遭遇したことをきっかけに、自分は地球を救うためにやって来た火星人であることを確信。さらに息子の一雄が水星人、娘の暁子が金星人として次々と覚醒し、それぞれの方法で世界を救うべく奔走するが……。父・重一郎役をリリー・フランキー、息子・一雄役を亀梨和也、娘・暁子役を橋本愛、母・伊余子役を中嶋朋子、大杉家に近づく謎の代議士秘書・黒木役を佐々木蔵之介がそれぞれ演じる。
ネット上の声
- 爆笑!信仰を肯定する吉田大八監督の集大成
- 質問の意味ではなくて、質問された意味だよ
- 何じゃこりゃー!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
- ☆多彩な色に輝く宝石のような映画☆
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間127分
- 監督吉田大八
- 主演リリー・フランキー
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「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が錦戸亮を主演に迎え、山上たつひこ原作・いがらしみきお作画の同名コミックを実写映画化したヒューマンミステリー。寂れた港町・魚深にそれぞれ移住して来た6人の男女。彼らの受け入れを担当することになった市役所職員・月末は、これが過疎問題を解決するために町が身元引受人となって元受刑者を受け入れる、国家の極秘プロジェクトだと知る。月末や町の住人、そして6人にもそれぞれの経歴は明かされなかったが、やがて月末は、6人全員が元殺人犯だという事実を知ってしまう。そんな中、港で起きた死亡事故をきっかけに、町の住人たちと6人の運命が交錯しはじめる。月末の同級生・文役に木村文乃、6人の元殺人犯役に北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平と実力派キャストが集結。「クヒオ大佐」の香川まさひとが脚本を手がける。
ネット上の声
- 「他人の言葉を信じるな、心で見よ」かな?
- 次に何が起こるのか…という緊張感が面白い
- 殺人犯たちとのふれあい…信じていいのか?
- 素性の知れない男女☆彼らは全員、元殺人犯
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督吉田大八
- 主演錦戸亮
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自らをジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐と名乗った、実在の日本人結婚詐欺師を堺雅人が怪演するコメディ。共演に松雪泰子、満島ひかり、中村優子ら。監督は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八。片言の日本語と整形した高い鼻でアメリカ人になりすまし、数々の女性たちを騙してきたクヒオ大佐は、新たなターゲットとして博物館学芸員の春(満島)に目を付け接近するが……。
ネット上の声
- 松雪さんあなたもつけばな?なわけないね。
- しのぶ(松雪泰子)を馬鹿と言わないで!
- 絶賛です 繊細な描写を楽しむ大人の邦画
- 腑抜けども(自分含)悲しみの恋を見よ!
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督吉田大八
- 主演堺雅人