1970年の発表当時、有害図書として糾弾されるなど物議をかもしたジョージ秋山の同名漫画を、「鴉 KARAS」「TIGER & BUNNY」のさとうけいいち監督がアニメーション映画化。室町時代の京都を舞台に、後の高僧アシュラの壮絶な少年時代を描く。相次ぐ洪水や飢きんにより京の都は荒廃しきり、人々は飢え苦しんでいた。生まれてすぐに親に捨てられたアシュラは、本能のままに生き、時には人肉をも食らうケダモノとしてひとり生き抜いていく。ある時、地頭の息子を殺してしまったアシュラは追われる身となるが、美しい少女・若狭と出会い、その身をかくまわれる。若狭の優しさや愛に触れ、次第に人間性を備えていくアシュラだったが……。野沢雅子、北大路欣也、林原めぐみ、玄田哲章らベテラン陣が声優を務める。
ネット上の声
- 日本最大の内戦・応仁の乱の最中に産まれ、荒んだ時代のせいなのか獣のように育った1
- 「こんな苦しいところ(時代)に産みやがって…! 俺は獣だぎゃっ!」
- 人として生きることを問う、衝撃の問題作。
- とにかく暗く異様な雰囲気で、絵も不気味
アニメ
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督さとうけいいち
- 主演野沢雅子