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「愛してる」を知りたい。戦う道具として生きた少女が、手紙の代筆を通して愛を知る、感動の最終章。
大戦が終結し、数年が経った世界。自動手記人形として、人々の想いを手紙に綴る日々を送るヴァイオレット・エヴァーガーデン。彼女の心には、戦場で離れ離れになった上官、ギルベルト少佐が告げた「愛してる」という言葉が今も深く刻まれている。そんなある日、一通の宛先不明の手紙と、ギルベルトの兄からの電話が、彼女の運命を大きく動かす。愛する人へ想いを届けるため、彼女が選んだ最後の選択。心揺さぶる、愛の物語の結末。
ネット上の声
- TVシリーズからずっと追いかけてきました。これ以上ないくらい最高の大団円で、最初から最後まで涙が止まりませんでした。京アニの映像美は本当に圧巻。ヴァイオレットの旅の終着点を見届けられて感無量です。
- 今まで観たアニメ映画で一番泣いた。愛してるを知る物語の結末として完璧だったと思う。
- 映像も音楽も本当に綺麗で感動したけど、ラストの展開はちょっと都合が良すぎるかな?とも感じた。でもハッピーエンドで良かった!
- 映像は綺麗だけど、ストーリーが残念。特に終盤は蛇足に感じた。原作のヴァイオレットとはもはや別人。TVシリーズの感動が薄れてしまった。
アニメ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間140分
- 監督石立太一
- 主演石川由依
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さらば、全てのエヴァンゲリオン。碇シンジ、最後の物語。絶望の淵から少年が立ち上がり、自らの手で物語に終止符を打つ。
ニアサードインパクト後の荒廃した世界。心を閉ざし、生きる気力を失った碇シンジは、アスカやアヤナミレイ(仮称)と共に、生き残った人々が暮らす「第3村」にたどり着く。そこで知る、穏やかな日常と人々の温かさ。しかし、世界を救うための最後の作戦が始動し、シンジは再びエヴァンゲリオンに乗ることを決断する。父との対決、そして自らが引き起こした出来事への贖罪。これは、碇シンジが大人へと成長するための、最後の物語。
ネット上の声
- 25年間ありがとう。やっとエヴァの呪縛から解放された気分。最高の終劇でした。
- 正直よくわからない部分もあったけど、映像がすごくて引き込まれた。シンジ君が成長してて感動。
- マジで最高!長年のファンも納得のラストでしょこれ。泣いたw
- 序盤の村のパートがちょっと長くて退屈だったかな。でも最後はきれいにまとまってて良かった。
アニメ、 新世紀エヴァンゲリオン
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間155分
- 監督---
- 主演緒方恵美
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インド独立の激動を生き抜いた伝説のランナー。過去のトラウマを乗り越え、栄光を目指す男の魂の物語。
1947年、インド・パキスタン分離独立の動乱。少年ミルカ・シンは、目の前で家族を惨殺され、命からがら難民キャンプへと逃げ延びる。生きるために盗みを働き、荒んだ日々を送る彼だったが、軍隊で陸上競技と出会ったことで人生が激変。天性の才能を開花させ、インドを代表する国民的英雄「フライング・シーク」へと駆け上がっていく。しかし、彼の心には常に、故郷を失った深い傷跡が刻まれていた。栄光の裏に隠された苦悩と葛藤。彼が走り続ける本当の理由とは何か。一人の男の壮絶な半生を描く、感動の実話。
ネット上の声
- インド映画って歌って踊るだけじゃないんだなと感心した。一人のアスリートの人生を通して、インドとパキスタンの歴史も描かれてて、ただのスポーツ映画じゃなかった。とにかく走る姿が胸を打つ!
- 今まで見たインド映画で一番好き!
- 話は熱くて良いんだけど、ちょっと長すぎたかな…。もう少しコンパクトにまとめてほしかった。
- こりゃ熱い!主人公の生き様がカッコよすぎて、自分も走りたくなったw
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国インド
- 時間153分
- 監督ラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ
- 主演ファルハーン・アクタル
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天才的な頭脳と深い心の傷を持つ孤独な青年、一人の心理学者との出会いから始まる、本当の自分を探す旅立ちの物語。
アメリカ、ボストン。マサチューセッツ工科大学の清掃員ウィルは、誰も解けなかった数学の難問を解き明かすほどの天才。しかし、彼は幼少期のトラウマから心を閉ざし、暴力と刹那的な日々を送る。その才能を惜しんだ教授は、ウィルにセラピーを受けることを条件に更生の機会を与える。数々のセラピストを論破し心を閉ざすウィル。そんな彼の前に現れたのは、妻を亡くした失意の中にいる心理学者ショーン。互いの痛みをぶつけ合う中で、ウィルは固く閉ざした心の扉を少しずつ開き始める。
ネット上の声
- 何回見ても泣ける。特にロビン・ウィリアムズとの対話シーンは圧巻。「君のせいじゃない」って言葉が、自分の心にも響いてきて…。友情も最高で、ラストは本当に温かい気持ちになる。
- 親友の「お前がここにいたら許さない」ってセリフがマジで痺れた。本当の友達ってこういうことだよな。感動した!
- 天才の苦悩と成長の物語。人との出会いで人生が変わるってことを改めて感じさせてくれる良い映画でした。
- うーん、名作って言われてるけど、個人的にはハマらなかったな。天才っていう設定が都合よすぎると感じてしまった。
数学者、 天才、 青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国アメリカ
- 時間127分
- 監督ガス・ヴァン・サント
- 主演ロビン・ウィリアムズ
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暴力でしか自分を表現できない男と、孤独を抱える女子高生。魂がぶつかり合う、衝撃のヒューマンドラマ。
現代の韓国、ソウル。借金取り立てを生業とし、日常的に暴力を振るう男サンフン。幼少期のトラウマから抜け出せない彼の前に、ある日、孤独な女子高生ヨニが現れる。彼女もまた、家庭内暴力に苦しむ孤独な魂。互いの境遇に奇妙な共感を覚える二人。サンフンはヨニの中に過去の自分を見出し、守ろうとする。しかし、暴力の連鎖は簡単には断ち切れない。彼らの不器用な関係は、周囲との軋轢を生み、さらに過酷な現実へと追い込まれていく。救いを求める二人の魂は、どこへ向かうのか。暴力の果てに見える、かすかな光。
ネット上の声
- 「魂の叫び」ってこういう映画のことを言うんだな。暴力の連鎖が本当に苦しくて、見てるこっちまで息ができなくなる。でも、その奥にある切ない愛情に涙が止まらなかった。間違いなく傑作。
- すごいものを見てしまった…。
- 役者の演技が鬼気迫る。リアリティがすごすぎて、見ていて本当に胸が痛くなった。人には勧めにくいけど、すごい映画。
- 暴力シーンが多すぎて、ただただ怖かった。評価高いみたいだけど、私にはちょっとキツすぎて無理でした…。
孤独、 ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国韓国
- 時間130分
- 監督ヤン・イクチュン
- 主演ヤン・イクチュン
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心に傷を負った若者たちの短期保護施設。そこで働く職員自身の葛藤と再生を描く、感動の物語。
舞台は、ティーンエイジャーのための短期保護施設「ショート・ターム12」。そこで働くグレイスは、自身の壮絶な過去を抱えながらも、子どもたちに真摯に向き合う若き職員。恋人との将来に不安を感じる中、新しく入所してきた少女ジェイデンの中に、かつての自分自身の姿を見る。ジェイデンの問題に関わることで、グレイスは自らが蓋をしていた過去のトラウマと対峙せざるを得なくなる。傷ついた魂が寄り添い、希望を見出すまでの記録。
ネット上の声
- 心に傷を負った子供達が集まる施設の話。テーマは重いけど、作品全体の空気感が優しくて、すごく見やすかった。人と人との繋がりに希望がもらえる映画。
- ブリー・ラーソンの最高傑作はこれだと思う。抑えた演技が本当に素晴らしい。
- 観れてよかった。心からそう思える作品。
- タコの絵本の話が悲しすぎて忘れられない…。静かに心に沁みる、隠れた名作ですね。
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督デスティン・ダニエル・クレットン
- 主演ブリー・ラーソン
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あることがきっかけで自分のキャリアを棒にふることになったジャーナリスト(安部賢一)は、故郷である別府に帰るため、大分空港に降り立つ。
失意の中で過ごす故郷の日々、人に触れ、自然に触れ、湯に触れて、男は少しずつ生きる希望を見出していく。
ネット上の声
- 派手さはないけど、心にじんわり染みる映画。役者さんたちの繊細な演技が素晴らしくて、見終わった後、タイトルの意味を噛みしめてしまった。
- 静かな傑作。日常に潜む美しさと怖さを同時に感じた。
- 人を選ぶ映画かもしれないけど、個人的にはすごく好き。映像がとにかく綺麗で、一つ一つのシーンが絵画みたいだった。
- ちょっと難しかったかも。雰囲気は良かったけど、話がゆっくりで少し眠くなっちゃったw
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間41分
- 監督斎藤工
- 主演安部賢一
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誰もが誰かの「壁の花」。トラウマを抱える内気な少年が、かけがえのない仲間と出会い、世界の輝きを知る青春物語。
1991年、アメリカ。小説家を夢見るチャーリーは、トラウマが原因で友達のいない内気な高校1年生。スクールカーストの最下層で「壁の花」のように過ごす彼の日常は、パトリックとサムという陽気で自由奔放な兄妹との出会いで一変。初めてのパーティー、深夜のドライブ、そして初恋。彼らとの交流を通して、チャーリーは人生の喜びと痛みを学んでいく。しかし、心の奥底に封印した過去の記憶が、少しずつ彼を蝕み始める。
ネット上の声
- ただの青春映画じゃない。それぞれが抱える痛みに寄り添ってて、最後は温かい気持ちになった。主役3人が本当に魅力的で、特にエマ・ワトソンが最高にかわいい!
- 仲間っていいな、って心から思えた。トンネルのシーンは一生忘れないと思う。
- 自分の学生時代を思い出すような、甘酸っぱくて少し苦い感じがリアル。音楽のチョイスもすごく良かった。
- エズラ・ミラーの演技が光ってた。ちょっと重い部分もあるけど、見てよかった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国アメリカ
- 時間103分
- 監督スティーヴン・チョボスキー
- 主演ローガン・ラーマン
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スケートボードが、暴力的な家庭から逃れる唯一の居場所だった。アメリカの片田舎で生きる若者たちの12年間の記録。
アメリカのラストベルト(錆びついた工業地帯)に位置する街、ロックフォード。監督であるビン・リューは、スケートボードを通じて心を通わせた2人の友人、キアーとザックの12年間をカメラで追い続ける。彼らにとってスケートボードは、貧困や暴力的な家庭環境から逃れるための唯一の避難場所。やがて大人になり、それぞれが恋人や仕事、そして父親という責任に直面する。しかし、彼らの心を縛り付けるのは、幼少期に受けた虐待の記憶。友情、成長、そして世代間で連鎖する暴力の現実を映し出す、痛々しくも美しい青春の記録。
ネット上の声
- 単なるスケボー映画じゃない。12年間の記録がリアルで、彼らの痛みや葛藤が胸に突き刺さる。傑作ドキュメンタリー。
- 昔の自分を思い出して、色々と考えさせられた。
- 退屈だった。
- 本当に観てよかった。高評価に納得です。
スケーター、 ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国アメリカ
- 時間93分
- 監督ビン・リュー
- 主演---
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L.A.を舞台に、偶然と奇跡が交錯する24時間。孤独を抱える人々の人生が、一本の線で結ばれる壮大な群像劇。
舞台はロサンゼルスのサンフェルナンド・バレー。死期が迫る大物プロデューサーとその若妻、人気クイズ番組の司会者、ドラッグ中毒の娘。一見無関係に見える、孤独を抱えた人々の24時間。彼らの人生は、些細な偶然の連鎖によって少しずつ狂い始め、愛、赦し、そして救いを求め彷徨う。それぞれの物語が複雑に絡み合い、一本の線で結ばれたとき、空から降り注ぐ、誰も予測し得なかった奇跡。これは、人生の偶然と奇跡を描く壮大な物語。
ネット上の声
- 登場人物みんながバラバラのようで、実はどこかで繋がってる。3時間は長いけど、見終わった後の余韻がすごくて、まさに傑作だと思う。
- 長いし、話がとっ散らかっててよく分からなかった。最後のカエルも意味不明w
- トム・クルーズの演技が神!音楽も最高で引き込まれた。
- 役者さんたちの演技はすごいんだけど、全体的に暗くて難解かな。好き嫌いがはっきり分かれる映画だと思う。
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国アメリカ
- 時間187分
- 監督ポール・トーマス・アンダーソン
- 主演ジェレミー・ブラックマン
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少年時代に母を殺した知的障害の男。25年ぶりに社会復帰した彼が、新たな友情と暴力の狭間で下す、魂の決断。
舞台はアメリカ南部アーカンソー州の田舎町。少年時代に母親とその愛人を殺害し、精神病院に収容されていた知的障害を持つ男、カール。25年の時を経て社会へと戻された彼。純粋な心を持つ少年フランクと出会い、穏やかな友情を育む日々。しかし、フランクの家庭には母親の恋人である暴力的な男ドイルの影。フランクを守りたいという強い思いと、自らの暗い過去との葛藤。再び繰り返される悲劇の予感の中、カールが下す、ある重大な決断。
ネット上の声
- ビリー・ボブ・ソーントンの演技が凄すぎる。脚本も監督も本人って才能の塊かよ…。重いけど、心に深く刻まれる傑作だと思う。
- 悲しくて切ないけど、どこか優しい物語。観終わった後、色々考えさせられた。
- 全体的に暗すぎてちょっと苦手だった。悪役もなんか陳腐で…。期待しすぎたかな。
- 生涯ベストの一本。
知的障害、 ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1996年
- 製作国アメリカ
- 時間134分
- 監督ビリー・ボブ・ソーントン
- 主演ビリー・ボブ・ソーントン
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テキサスの荒野を彷徨う記憶喪失の男が、過去を取り戻し、離散した家族との絆を再生しようとする魂のロードムービー。
舞台はアメリカ、テキサスの広大な砂漠地帯。4年間失踪し、一切の記憶を失った男、トラヴィスが発見される。弟ウォルトに引き取られ、彼が預かっていた息子ハンターと再会。当初は心を閉ざしていた息子も、トラヴィスの不器用な愛情に触れ、徐々に父子の絆を回復。そして二人は、同じく行方不明の妻であり母であるジェーンを探すため、一台の車で旅に出る決意。旅の果てに辿り着いた、妻の居場所。マジックミラー越しに、トラヴィスは空白の4年間に隠された衝撃の真実を語り始める。
ネット上の声
- 自分の中ではロードムービーの最高傑作。ライ・クーダーのギターが乾いたテキサスの風景にめちゃくちゃ合う。観終わったあとの余韻がすごくて、しばらく引きずっちゃうんだよね。
- とにかく映像が綺麗。
- 切ないけど、すごく美しい映画だった。また時間を置いて観たいな。
- 雰囲気はいいけど、主人公の男が身勝手すぎて共感できなかったな…。
旅に出たくなるロードムービー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間146分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ハリー・ディーン・スタントン
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長い監禁生活に終りを告げ、社会復帰した男性の物語
地下のシェルターで、子供向け番組「ブリグズビー・ベア」だけを観て育った青年ジェームス。ある日突然、外の世界に「救出」された彼は、自分の人生が偽りであり、番組が自分一人のために作られたものだったと知る。大好きだった物語が未完のまま終わったことにショックを受けたジェームス。彼は、ブリグズビーの物語を完結させるため、自ら映画を撮ることを決意。戸惑う家族や、新たに出会った友人たちを巻き込み、彼の純粋な情熱が世界を少しずつ変えていく奇跡の物語。
ネット上の声
- 設定は誘拐監禁と重いのに、すごく優しくて温かい映画だった。主人公の純粋さと周りの人たちのサポートに泣ける。映画作りって素敵だなと思わされた。
- なにこれ最高!笑 映画好きなら絶対刺さるやつ。ブリグズビーベア、見てみたい!
- 「ルーム」みたいな話を想像してたら全然違った。もっとポップで前向き。主人公のオタク感がリアルで親近感わいた。
- 不思議な映画だったな。ちょっとハマれなかったけど、悪い話ではないと思う。
誘拐、 ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督デイヴ・マッカリー
- 主演カイル・ムーニー
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ボストンの寂れた町で起きた殺人事件。幼馴染の3人を結ぶ暗い過去と、決して消えない心の傷痕。
舞台はボストンの労働者階級が住む町。幼馴染のジミー、デイヴ、ショーンは、デイヴが誘拐された過去の事件を心の傷として抱えていた。歳月が流れ、刑事となったショーンのもとに、ジミーの娘が殺害されたという報せが届く。自らの手で犯人に復讐を誓うジミー。一方、事件当夜、血まみれで帰宅したデイヴに疑惑の目が向けられる。友情、疑念、そして癒えない過去が絡み合い、3人の運命は再び暗い川の流れに飲み込まれていく。
ネット上の声
- クリント・イーストウッド監督の手腕と、役者陣の鬼気迫る演技がとにかく凄い。観終わった後ずっしり心に残る重さがあるけど、それこそがこの映画の魅力だと思う。傑作。
- 有名だから観てみたけど、ただただ胸糞悪い…。救いがなさすぎて、観た後すごくモヤモヤした。
- 役者たちの演技が圧巻でした。
- 骨太な人間ドラマで見応えはある。でも、とにかく話が重くて暗いから、元気な時じゃないと観れないかもね。
トラウマになる、 サスペンス
- 製作年2003年
- 製作国アメリカ
- 時間138分
- 監督クリント・イーストウッド
- 主演ショーン・ペン
-
9歳の少女、行き場のない怒りと愛。里親、施設、その全てを破壊する彼女が唯一求めるのは、母の腕の中。
現代ドイツの児童保護施設が舞台。主人公は、9歳の少女ベニー。愛らしい見た目とは裏腹に、制御不能な怒りの発作で周囲を破壊し、「システム・クラッシャー」と呼ばれる存在。彼女の激しい行動は、どの里親や施設も受け入れを拒否するほど。唯一の願いは、愛する母親と暮らすこと。しかし、母親自身も娘の暴力性に怯え、距離を置く。そんな彼女の前に、怒りの感情をコントロールする専門家ミヒャが出現。果たして彼女は、安らげる「家」を見つけることができるのか。その魂の叫びが胸を突き刺す。
ネット上の声
- 主人公ベニーの演技がとにかく圧巻。観終わった後の疲労感がすごいけど、これは間違いなく傑作。
- 扱ってるテーマが重くて、どうしようもない状況に胸が苦しくなった。考えさせられる作品。
- めちゃくちゃすごい。ただそれだけ。
- 観ていてどっぷり疲れました。救いがなさすぎて、ただただ暗い気持ちに…。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ドイツ
- 時間125分
- 監督ノラ・フィングシャイト
- 主演ヘレナ・ツェンゲル
-
伝説のミュージシャン、ジョニー・キャッシュ。愛と苦悩、そして音楽に生きた彼の魂の軌跡を描く、感動の伝記映画。
1950年代、アメリカ。アーカンソー州の貧しい農家に生まれた一人の男、ジョニー・キャッシュ。幼い頃の兄の死という深い心の傷を抱えながら、彼は独自の音楽スタイルで瞬く間にスターダムへと駆け上がる。しかし、その栄光の裏で、薬物依存という暗闇が彼を蝕んでいく。唯一の光は、ツアーで出会った歌手ジューン・カーターの存在。彼女への愛と、自らの弱さとの間で激しく揺れ動くジョニー。伝説のフォルサム刑務所でのコンサート、彼は全てを賭けてステージに立つ。これは、愛と贖罪を歌い続けた伝説のミュージシャンの魂の物語。
ネット上の声
- カントリー歌手ジョニー・キャッシュの波乱万丈の人生を描いた伝記ドラマ
- 伝説的なカントリー歌手、ジョニー・キャッシュの伝記映画
- 苦しかったけれど、ライブシーンは必見!!
- 【真実の愛は心の扉を開く事が出来るのか】
トラウマになる、 ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国アメリカ
- 時間136分
- 監督ジェームズ・マンゴールド
- 主演ホアキン・フェニックス
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息子の命を奪った加害者の両親と、被害者の両親。教会の一室で始まる、魂を揺さぶる四人の対話劇。
とある高校で起きた銃乱射事件から数年後。事件で息子を亡くした夫婦ジェイとゲイルは、加害者の少年リチャードの両親と会うことを決意する。場所は、教会の小さな一室。ぎこちない挨拶から始まった会話は、次第に怒り、悲しみ、後悔が入り混じった激しい感情の応酬へと発展していく。なぜ息子は死ななければならなかったのか。なぜ我が子が事件を起こしたのか。赦しを求める旅路の果てに、彼らが見出すかすかな光とは。
ネット上の声
- 銃乱射事件の加害者の両親と被害者の両親が対話を通して…というあらす...
- 舞台はほぼ教会の部屋 登場人物も、かなり限られている 実際の事件は...
- 事前情報がない方がより味わい深いスリリングな会話劇
- 不安定そうなお母さんが1番バランス良かった
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国アメリカ
- 時間111分
- 監督フラン・クランツ
- 主演リード・バーニー
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272kgの巨体を持つ男の、人生最期の5日間。疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする、魂の再生を描く衝撃作。
アイダホ州の郊外。重度の肥満症で、死期が迫る大学講師のチャーリー。彼はオンライン授業で顔を隠し、引きこもりの生活を送る。そんな彼が唯一願うのは、長年疎遠だった10代の娘エリーとの関係修復。しかし、エリーは心に深い傷を抱え、チャーリーに反発。限られた時間の中、チャーリーは自身の過去と向き合い、娘への愛を伝えようと必死の試み。彼の部屋を訪れる人々との対話を通し、人間の弱さと美しさが浮き彫りになる、圧巻の室内劇。
ネット上の声
- これまでアカデミー賞に全く縁の無かった俳優が、ひょいっと名前を連ねる年が稀にあり
- ダーレン・アロノフスキー監督 A24 キノフィルムズ U-NEX
- 泣き映画はあまり観ないようにはしてるけどやっぱ観ちゃいました☺️
- スタンダードサイズの映像世界に凝縮されしもの
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間117分
- 監督ダーレン・アロノフスキー
- 主演ブレンダン・フレイザー
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36歳、研究者のアミンが初めて明かす、故郷アフガニスタンからの壮絶な脱出劇。親友に託された「語られなかった20年」の真実をアニメーションで描く衝撃のドキュメンタリー。
現代のデンマーク。研究者として成功を収めたアフガニスタン難民のアミンは、長年のパートナーとの結婚を目前に、これまで誰にも語らなかった過去を親友である監督に打ち明ける決意。彼の告白は、1980年代のソ連侵攻下のアフガニスタンから始まる。父の失踪、家族との過酷な逃亡生活、密入国業者に翻弄され引き裂かれた日々。その壮絶な記憶が、彼の安全を守るためアニメーションによって生々しく再現される。なぜ彼は過去を隠し続けたのか。真実を語ることで、彼は未来へと歩み出せるのか。個人の記憶が世界の現実を突きつける、革新的なドキュメンタリー。
ネット上の声
- アフガニスタンを逃れ家族はバラバラになるが、それぞれが離れていても思い合い、宗教
- テーマの重さ・深刻さと、ドキュメンタリーとアニメを融合させた柔軟さ・軽やかさ
- 証言者の身を守るためにアニメーションという手法をとったドキュメンタリー
- アニメーションとドキュメンタリーの可能性を広げた秀作
ドキュメンタリー、 アニメ
- 製作年2021年
- 製作国デンマーク,スウェーデン,ノルウェー,フランス
- 時間89分
- 監督ヨナス・ポヘール・ラスムセン
- 主演---
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母を亡くし孤児院へ送られた少年ズッキーニ。心に傷を負った子供たちが、絶望の中で見つけ出す希望と友情の物語。
事故で母を亡くし、孤児院で暮らすことになった9歳の少年イカール、通称ズッキーニ。そこには、彼と同じように心に深い傷を負った子供たちがいた。最初は心を閉ざしていたズッキーニだが、仲間たちとの交流や、新たに入所してきた少女カミーユとの出会いを通じて、少しずつ世界に心を開いていく。失われた愛と信頼を取り戻すための、子供たちのささやかで、しかし力強い一歩。温かな絆が紡ぎ出す、感動のストップモーション・アニメーション。
ネット上の声
- 全然良くなかった
- 過酷な家庭環境により養護施設に入ることになった子供達が、疑似家族となっていく話
- フランスの凧には尾(しっぽ)が無いんだ!
- 間合いに、読み取るものがたくさんあるよ!
孤児院、 ヒューマンドラマ、 アニメ
- 製作年2016年
- 製作国スイス,フランス
- 時間66分
- 監督クロード・バラス
- 主演ガスパール・シュラッター
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ロックスター・ピンクの精神崩壊。現実と幻想が交錯する映像と音楽が織りなす、孤立と狂気のロック・オペラ。
成功の絶頂にいるロックスター、ピンク。しかしその心は、孤独と狂気に蝕まれていた。ライブを前にホテルの部屋に閉じこもり、現実から逃避する彼の意識は、過去の記憶の渦へ。戦争で父を失った喪失感、過保護な母親からの束縛、画一的な学校教育への反発、そして妻の裏切り。人生における一つ一つの痛みが、彼の心にレンガを積み上げ、やがて外界と自身を完全に隔絶する巨大な「壁」となる。ピンク・フロイドの音楽と、過激なアニメーションが融合し、彼の内面で繰り広げられる悪夢と幻想を可視化。壁の中で狂気の王と化した彼が、自らを裁く法廷の先に見たものとは。
ネット上の声
- 少年時代、陽キャじゃなかった男の子ならきっと誰もが知っているバンド「ピンク・フロ
- あの名匠、アラン・パーカーの力を持ってしても、どうにもならなかった、壮大な失敗作
- ピンク・フロイドの名盤「ザ・ウォール(The Wall)」の実写化
- 他の方のレビュー見て"アッこれ忘れてた!"って作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国イギリス
- 時間95分
- 監督アラン・パーカー
- 主演ボブ・ゲルドフ
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少年時代の裏切りと罪の意識。20年後、アフガニスタンで彼を待つのは、危険な贖罪の旅。
1970年代、アフガニスタン。裕福な家庭の少年アミールと、召使いの息子ハッサンは、身分を超えた親友。しかし、ある冬の凧揚げ大会での悲劇的な事件が二人の運命を分かつ。アミールはハッサンを裏切り、その罪悪感から逃れるようにアメリカへ移住。20年後、作家となった彼のもとに一本の電話が。かつての親友を救い、自らの罪を償うため、彼はタリバンが支配する危険な故郷へと戻る決意。過去と向き合う過酷な旅の先に、彼が見つけるものとは。
ネット上の声
- 〝過去の過ちを正すことに遅すぎることなんてない❗️〟🪁
- 内容を紐解くと、結構ベタだったりする
- 勝利の凧は青空の中に輝く友情の証。
- 『 君のためなら千回でも! 』
社会派ドラマ
- 製作年2007年
- 製作国アメリカ
- 時間129分
- 監督マーク・フォースター
- 主演ハリド・アブダラ
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巨匠イングマール・ベルイマン監督の遺作。30年ぶりに再会した元夫婦が織りなす、魂の対話と家族の葛藤。
離婚から30年。弁護士のマリアンは、ふとした思いつきから、スウェーデンの田舎で隠居生活を送る元夫ヨハンのもとを訪れる。そこには、ヨハンの息子ヘンリックと、その娘である孫娘のカリンもいた。チェロ奏者であるカリンの才能を巡り、父ヘンリックと祖父ヨハンは激しく対立。マリアンは、愛と憎しみ、嫉妬と後悔が渦巻くこの家族の濃密な関係に巻き込まれていく。過去の傷と現在の確執が交錯する中、彼らがたどり着く魂の対話の行方。
ネット上の声
- 『ある結婚の風景』から約30年後を描くベルイマン監督の遺作
- いかにも映画ツウが好みそうな雰囲気だが…
- 心の闇へ導くベルイマン芸術 :まとめ付
- こんな映画を年四回は観たい。
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国スウェーデン
- 時間112分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演リヴ・ウルマン
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妻を亡くした舞台演出家と、寡黙な専属ドライバー。愛車で過ごす静かな時間の中で見つける、魂の再生の物語。
舞台俳優であり演出家の家福悠介。彼は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていたが、彼女は突然の死でこの世を去る。二年後、演劇祭の演出のため広島へ向かった家福は、寡黙な専属ドライバー、みさきと出会う。愛車サーブ900での移動を重ねるうち、それまで誰にも明かすことのなかった亡き妻の秘密や自身の心の傷と向き合い始める家福。そして、みさきもまた、心の奥に消せない過去を抱えていた。閉ざされた車内という空間で交錯する二つの魂。喪失と希望、そして再生を描く、静かで深い人間ドラマ。
ネット上の声
- 多言語の読み合わせで物語が少しずつ動いていくワークショップ
- 演劇要素や多言語に没入できないもどかしさ
- 2020年代を代表する、“事件”ともいえる1作
- それぞれの旅、それぞれの物語
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間179分
- 監督濱口竜介
- 主演西島秀俊
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過去の悲劇に心を閉ざした男が、兄の死をきっかけに故郷へ。甥の後見人となり、彼は再び人生と向き合えるのか。
ボストン郊外で便利屋として働く男、リー・チャンドラー。過去の悲劇から逃れるように、他人との関わりを絶ち、無気力な日々。そんな彼のもとに届いた、兄ジョーの突然の訃報。故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻った彼を待っていたのは、甥パトリックの後見人になるという、あまりにも重い遺言。この町には、彼が心を閉ざした耐え難い記憶が眠っていた。甥とのぎこちない生活、そして元妻との再会。彼は過去と向き合い、未来へ歩み出すことができるのか。再生への道のり。
ネット上の声
- 墜ちたカモメ /降り積もる雪と哀しい記憶
- 自己憐憫と甘えが胸糞悪い夫と邪悪な元嫁
- 傷付いた心にそっと寄り添ってくれる映画
- ミニシアターでしか上映しない訳だわっ
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国アメリカ
- 時間137分
- 監督ケネス・ロナーガン
- 主演ケイシー・アフレック
-
法と秩序を信じる兄と、心の闇を抱えるベトナム帰還兵の弟。血の繋がりが試される、兄弟の宿命を描く魂のドラマ。
1960年代末、ネブラスカ州の小さな田舎町。真面目な保安官代理のジョーと、ベトナム戦争から帰還した奔放な弟フランキー。穏やかな家庭を築き、町の平和を守るジョーの日常は、心に深い傷を負ったフランキーの帰郷によって一変する。弟を更生させ、家族の絆を取り戻そうと手を差し伸べるジョー。しかし、フランキーの暴力的な衝動は抑えられず、次々と問題を引き起こし、二人の溝は深まるばかり。愛と憎しみが交錯する中、兄弟の関係は修復不可能な領域へ。そして、フランキーが越えてはならない一線を越えた時、兄ジョーは法と血の狭間で究極の決断を迫られる。
ネット上の声
- アメリカ映画の個性派・演技派アクターであるショーン・ペンの初監督作品
- 理解されることは決してないブラックシープ
- この映画を完全に理解した人はいるのか?
- 救いの無い家族愛を見せ付けられる
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国アメリカ
- 時間126分
- 監督ショーン・ペン
- 主演デヴィッド・モース
-
ファシズムが台頭するイタリア。体制への順応を渇望する男が、恩師暗殺の密命を帯びる心理ドラマ。
1938年、ムッソリーニ政権下のイタリア。幼少期のトラウマから「普通」であることに異常な執着を抱く知識人マルチェロ。彼はファシスト党の秘密警察に自ら身を投じ、体制への忠誠を証明しようとする。そんな彼に下された密命は、パリに亡命中の反ファシストである大学時代の恩師の暗殺。新婚旅行を装い、妻と共にパリへ向かうマルチェロ。しかし、恩師とその若く美しい妻アンナとの出会いが、彼の計画と精神を大きく揺さぶる。体制への順応か、人間性の回復か。雪に覆われた暗殺の森で、彼の魂は究極の選択を迫られる。
ネット上の声
- 少年時代に同性愛者の男に襲われて、相手を射殺してしまった恐ろしい過去を抱えたマル
- こんな境遇にならないとわから無いことがあります
- 良さが解らないのです・・すみません
- ファシズムに官能美で不思議な感覚
トラウマになる、 ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国イタリア,フランス,ドイツ
- 時間115分
- 監督ベルナルド・ベルトルッチ
- 主演ジャン=ルイ・トランティニャン
-
刑務所帰りの男が両親を騙すため少女を誘拐。歪んだ愛情が奇妙な絆を生む、予測不能なラブストーリー。
5年の刑期を終え、故郷バッファローに戻った男ビリー。彼を待っていたのは、息子が政府の要人だと信じて疑わない両親。見栄を張るため、彼はタップダンサーの少女ライラを衝動的に誘拐し、妻のフリを強要。偽りの夫婦を演じるうち、孤独な二人の心に芽生える奇妙な感情。しかし、ビリーには両親に隠すもう一つの目的が。それは、彼の人生を狂わせたある人物への復讐。果たして、偽りの帰郷の行き着く先は。
ネット上の声
- 過去を想起させる画面演出、最後はそこがトリックに使われていて、感動...
- ここ最近、邦画や韓国映画ばかり観てる事に気付き今日は洋画をチョイス!
- 精神障害で神経質な男前の男の話。 父親の歌のくだりが無意味で笑える...
- 生きていく事は辛い事だらけ
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国アメリカ
- 時間118分
- 監督ヴィンセント・ギャロ
- 主演ヴィンセント・ギャロ
-
天才ピアニストを襲った精神の崩壊。音楽に全てを捧げ、愛によって再生する、ある男の魂の軌跡。
オーストラリアに生まれたデヴィッド・ヘルフゴット。幼い頃から天才的なピアノの才能を発揮するも、厳格で支配的な父親からの過度な期待とプレッシャーに苦しむ日々。念願のロンドン王立音楽院への留学を果たすが、超難曲「ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番」への挑戦が引き金となり、彼の精神は崩壊。十数年の精神病院での生活を経て、社会復帰したデヴィッド。再びピアノの前に座り、失われた輝きを取り戻すまでの愛と再生の物語。
ネット上の声
- ピアニストとして天賦の才能を持って生まれた息子と父親の歪んだ愛の葛藤を描いた物語
- 実在の天才的ピアニストが、父親の厳しい教育と重圧のために精神を病んでしまい、その
- 厳しい父の英才教育で、父へのトラウマを抱え、ピアノに没頭するあまり精神を病んでし
- オーストラリアの実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴッドの半生を描いた伝記映
ピアニスト、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国オーストラリア
- 時間105分
- 監督スコット・ヒックス
- 主演ジェフリー・ラッシュ
-
「帰りたい!」男の絶叫が20年の時を遡る。純粋な青年が絶望に至るまでを逆再生で描く、残酷で美しい人生の軌跡。
1999年春、川辺での同窓会。場違いな男キム・ヨンホが、線路上で「帰りたい!」と叫び、彼の人生は死の瞬間から20年前へと遡り始める。事業に失敗し、家族も失った現在から、刑事時代の暴力、兵役中のトラウマ、そして初恋の女性との淡い思い出へ。時代に翻弄され、純粋さを失っていく一人の男の人生の断片。なぜ彼は壊れてしまったのか。物語が過去へ進むほどに、観客は彼の魂の叫びの根源を知ることになる。ラストシーンに待つのは、最も美しく、最も残酷な始まりの瞬間。
ネット上の声
- 韓国の歴史を知らないと理解しきれないんだろう。素晴らしい映画である...
- 物語の冒頭には1999年の、人生に絶望しきった40代の主人公が登場...
- 未来へと歩みを進めることは、とても恐ろしい。
- どうかもうこれ以上悲しまないでください
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国韓国,日本
- 時間129分
- 監督イ・チャンドン
- 主演ソル・ギョング
-
腕を失った母、その「腕」となることを強いられた息子。狂気と幻想が交錯する、血塗られた愛と復讐のサーカス。
メキシコのサーカス団。少年フェニックスは、狂信的な母コンチャと好色な父オルゴの間で育った。ある夜、父の浮気に激怒した母は、父の性器に硫酸を浴びせ、その報復に両腕を切り落とされるという惨劇を目撃。父は自決し、フェニックスは精神を病んでしまう。数年後、精神病院を抜け出した彼の前に、腕のない母が亡霊のように現れる。彼は母の「腕」となり、母の意のままに次々と女性たちに復讐の手を下していく。現実と幻覚が入り混じる倒錯した世界で、彼の魂は救済されるのか。
ネット上の声
- “カルト映画界の鬼才”A•ホドロフスキー監督が、初めて観客の為に制作したといわれ
- 凄い面白い。こんな映画だったのか。 ラストも良い。途中で気付くか。...
- 混沌のなかに大きな愛があり、観た後はどこかあたたかな気持ちになる
- ホドロフスキーは『エル・トポ』に次いで二作目の鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イタリア
- 時間122分
- 監督アレハンドロ・ホドロフスキー
- 主演アクセル・ホドロフスキー
-
両脚を失い絶望した女性が、ひとりの男性との出会いを経て再び人生に希望を見出していく姿を描いた人間ドラマ。主演は「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のオスカー女優マリオン・コティヤール。監督は「真夜中のピアニスト」「預言者」の名匠ジャック・オーディアール。南仏アンティーブの観光名所マリンランドでシャチの調教師として働く女性ステファニーは、事故で両脚を失う大怪我を負い、失意のどん底に沈む。そんなある時、5歳の息子をひとりで育てているシングルファーザーのアリと出会い、不器用だが真っ直ぐなアリの優しさに触れたステファニーは、いつしか生きる喜びを取り戻していく。
ネット上の声
- マリオン・コティヤール、あらためて素晴らしい
- 悔しいがこの題名を考えた配給会社の勝ち!
- 悲壮感よりも力強さを訴えた物語だが・・・
- 共感し安堵し、そして我が身を考える。
恋愛、 ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間122分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演マリオン・コティヤール
-
傲慢なDJと心を閉ざしたホームレス。聖杯を求める、現代ニューヨークの幻想的な贖罪の旅。
舞台は現代のニューヨーク。人気ラジオDJのジャックは、自らの失言が銃乱射事件の引き金となり、絶望の淵へ。3年後、自暴自棄な生活を送る彼の前に、事件で妻を亡くし聖杯を探すホームレスのパリーが出現。罪悪感に苛まれるジャックは、パリーの奇妙な冒険を手伝うことで自らの魂の救済を求める決意。現実と幻想が交錯する大都市で始まる、傷ついた二人の魂の再生をかけた、奇妙で心温まる友情の物語。
ネット上の声
- 過激なトークが売りの人気DJジャック・ルーカスの不用意なひと言で凄惨な事件が発生
- あなたにも届け“勇気と愛”
- ジャンル分けすると???
- 口は災いのもと・・・
ホームレス、 ヒューマンドラマ、 コメディ
- 製作年1991年
- 製作国アメリカ
- 時間137分
- 監督テリー・ギリアム
- 主演ロビン・ウィリアムズ
-
偶然の事故が結びつけた、心を閉ざした看護師と孤独な元兵士。運命に導かれる二人の魂の軌跡。
ドイツの地方都市。精神病院で働く看護師のシシーは、患者以外との接触を断ち、静かに暮らす日々。ある日、彼女は交通事故に遭い、死の淵をさまよう。その命を救ったのは、偶然居合わせた孤独な元兵士ボド。彼は応急処置を施すと、名前も告げずに去ってしまう。この劇的な出会いを運命だと確信したシシーは、すべてを捨てて彼を探す旅へ。一方、ボドは過去の罪に苛まれ、銀行強盗を計画していた。交わるはずのなかった二つの魂が、再び引き寄せられる時、物語は衝撃の展開へ。
ネット上の声
- 美しい街並みと切ないサスペンス
- プリンセス・アンド・ウォリアー
- クセはあるけど大変面白い
- 追記しました!
サスペンス
- 製作年2000年
- 製作国ドイツ
- 時間130分
- 監督トム・ティクヴァ
- 主演フランカ・ポテンテ
-
第二次大戦後、ブルックリン。ポーランド人女性が抱える、アウシュヴィッツでのあまりにも過酷で悲痛な「選択」の記憶。
1947年、ニューヨーク・ブルックリン。作家を目指す青年スティンゴは、同じ下宿で暮らすソフィーとネイサンのカップルと出会い、親交を深める。ポーランド移民であるソフィーの陽気さと美しさに惹かれるスティンゴ。しかし、彼女の腕に刻まれた番号と時折見せる深い憂いには、想像を絶する過去が隠されていた。やがて彼女の口から語られる、アウシュヴィッツ強制収容所でのあまりにも残酷な「選択」。その告白が、三人の運命を大きく狂わせていく。
ネット上の声
- 次の日になればいつもと同じ朝がくる。
- 生きるってこんなにも重たいの?、
- 人生は誰にでも公平な訳じゃない
- とても”美しい”反戦映画です。
ホロコーストが舞台、 不幸な結末のバッドエンド、 どんでん返し、 サスペンス
- 製作年1982年
- 製作国アメリカ
- 時間151分
- 監督アラン・J・パクラ
- 主演メリル・ストリープ
-
1999年、第二次チェチェン紛争。戦争の渦中で引き裂かれた家族と、彼らに関わる人々の運命を描くヒューマンドラマ。
1999年、第二次チェチェン紛争下の村。ロシア軍の攻撃で両親を殺害された9歳の少年ハジ。彼は赤ん坊の弟を抱き、難民の列に紛れ込むも弟と生き別れに。一方、姉のライサは二人を探し絶望的な旅を続ける。心を閉ざしたハジは、欧州連合の職員キャロルに保護されるが、その声は届かない。そして、戦場にはごく普通の若者だったロシア兵コーリャの姿も。戦争という極限状況で交錯する4人の視点から、失われた日常と希望の探求を映し出す衝撃作。
ネット上の声
- 戦争の全てを正当化できる正義は存在しない
- 壊れた殺戮者の作り方 (日本は大丈夫?)
- ドキュメンタリーで始まりシネマで終わる
- 空虚な安保議論を冷笑する戦争の現実
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国フランス,ジョージア
- 時間135分
- 監督ミシェル・アザナヴィシウス
- 主演ベレニス・ベジョ
-
生きる意味を失った女と、死を待つ男。週に一度の面会が、二人の凍てついた心を溶かす奇跡の物語。
裕福な家庭に育ちながらも、過去のトラウマから三度も自殺を試みた元大学教授のユジョン。彼女は叔母であるシスターの勧めで、死刑囚のユンスと面会することに。最初は反発し合う二人だったが、毎週木曜日の面会を重ねるうち、互いの心の奥底に隠された深い孤独と痛みに触れていく。社会から見捨てられた男と、自ら生を捨てようとした女。限られた時間の中で、彼らが見つけ出す「生きる意味」と「赦し」とは。魂の救済を描く、涙の物語。
ネット上の声
- 「🎥トガニ 幼き瞳の告発」「📺愛のあとにくるもの(辻仁成と共著)」の原作者コン・
- ほのぼのしたジャケ写とは裏腹になかなか重い
- 許すことが最大の愛。そこから全てが生れる
- 単なる恋愛映画ではありません!
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国韓国
- 時間124分
- 監督ソン・ヘソン
- 主演カン・ドンウォン
-
「東ベルリンから来た女」のクリスティアン・ペッツォルト監督と主演のニーナ・ホス、共演のロナルト・ツェアフェルトが再タッグを組み、ナチスの強制収容所で顔に大怪我を負った妻と、変貌した妻に気づかない夫の愛の行方を描いたサスペンスドラマ。1945年、ベルリン。ネリーは強制収容所から奇跡的に生き残ったものの顔に大きな傷を負い、再生手術を受ける。過去を取り戻すために夫ジョニーを探し出そうと奔走するネリーは、ついにジョニーと再会を果たす。しかし、ジョニーは顔の変わった彼女が自分の妻ネリーであることに気づかないばかりか、収容所で亡くなった妻になりすまして遺産をせしめようと彼女に持ちかける。夫は本当に自分を愛していたのか、それともナチスに寝返り自分を裏切ったのかを知るため、ネリーは彼の提案を受け入れることにするが……。
ネット上の声
- 思い返せばこの作品で血肉となり自分の好みの方向性が決まったような気がすると見返し
- 私は、昼は仕事場のすぐそばにある図書館で過ごすことにしている
- ずっとWOWOWでの再放送を待っていたがついにDVDをレンタル
- 本作は"カンマ"の物語なんです。 語っては、駄目。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国ドイツ
- 時間98分
- 監督クリスティアン・ペッツォルト
- 主演ニーナ・ホス
-
ベトナム帰還兵を襲う、現実と悪夢の境界線。彼の見る幻覚は、戦争の後遺症か、それとも恐るべき陰謀か。
ベトナム戦争の悪夢から生還した郵便局員ジェイコブ・シンガー。ニューヨークでの穏やかな日常は、突如として奇怪な幻覚に侵食され始める。地下鉄に現れる顔のない人々、悪魔のような姿の医師。現実と幻覚の区別がつかなくなる中、彼はベトナムでの最後の日の記憶が失われていることに気づく。かつての戦友たちも同じ幻覚に苦しんでいた。彼らが戦場で体験した「何か」とは。観る者の精神を揺さぶるサイコ・スリラー。
ネット上の声
- ベトナム帰還兵の走馬灯?妄想と現実が入り乱れる演出に、メタファーだの、旧約聖書だ
- もっとシンプルにしてればめっちゃ面白かったのに…ってなる映画です😂💦
- 陰影ある映像と音楽で、振り切った愛の形にこだわったライン監督には珍...
- ある意味、スリラーファンタジー映画か!
どんでん返し、 ホラー
- 製作年1990年
- 製作国アメリカ
- 時間113分
- 監督エイドリアン・ライン
- 主演ティム・ロビンス
-
絶望の淵で愛を求め、連続殺人鬼へと堕ちた一人の女性。その衝撃的な実話。
1989年、フロリダ。生きる希望を失ったストリート・プロスティテュートのアイリーン。死を決意した夜に出会った若き女性セルビーに、初めて真実の愛を見出す。彼女との生活を守るため、再び客を取るが、客からの暴行をきっかけに、彼女の中の何かが壊れてしまう。次々と男性を殺害し、奪った金で愛する人との束の間の幸福を求める彼女の、あまりにも悲しい逃避行の始まり。
ネット上の声
- クリスティーナ・リッチ懐かしい✨自分の中で、彼女はいつまでもウェンズデー
- ずっと観ようと思いながら、なかなか踏み込めなくて2年ぐらい放置してました
- あまりに昔に観たので記憶も薄れ、レビューを残すため再鑑賞
- アイリーンと夢で会えたので彼女の声を伝えます
殺人鬼が暴れる、 同性愛、 実話、 サスペンス
- 製作年2003年
- 製作国アメリカ,ドイツ
- 時間109分
- 監督パティ・ジェンキンス
- 主演シャーリーズ・セロン
-
怒りを抱えた孤独な青年兵士。精神科医との出会いが、虐待された過去と向き合い、本当の家族を探す旅へと導く感動の実話。
短気で暴力的な性格が原因で、問題ばかり起こす海軍兵士アントワン・フィッシャー。彼は精神科医ダヴェンポートのカウンセリングを受けることを命じられる。最初は心を閉ざしていたアントワンだが、ダヴェンポートの真摯な姿勢に触れ、次第に幼少期の虐待という壮絶な過去を語り始める。自らの過去と向き合った彼が、本当の自分と愛を見つけるため、未知なる家族を探す旅に出る決意。
ネット上の声
- デンゼルマラソン第3弾は、多分監督制作兼任初の映画「アントンフィッシャー」
- デンゼル•ワシントンの初監督作品❗️(監督作品は全部で4作?)
- アントワン・フィッシャー自ら脚本を担当!
- クリスマスに家族で一緒に観てほしい映画?
トラウマになる、 ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国アメリカ
- 時間120分
- 監督デンゼル・ワシントン
- 主演デレク・ルーク
-
死んだはずの幼馴染が、ある夏の日、突然目の前に。止まった時間を取り戻す、少年少女たちの感動の青春群像劇。
高校生になった宿海仁太(じんたん)の前に現れた、幼馴染の本間芽衣子(めんま)。しかし彼女は、小学生の頃に事故で死んだはずだった。幽霊として現れためんまの「お願い」を叶えるため、かつて仲良しだった「超平和バスターズ」の仲間たちが再集結。しかし、成長した彼らの心には、めんまの死をきっかけとしたわだかまりが。過去と向き合い、彼らは再び一つになれるのか。
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督---
- 主演村上虹郎
-
「舟を編む」の石井裕也監督が宮沢りえを主演に迎え、実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフにした辺見庸の同名小説を映画化。
夫と2人で慎ましく暮らす元有名作家の堂島洋子は、森の奥深くにある重度障がい者施設で働きはじめる。そこで彼女は、作家志望の陽子や絵の好きな青年さとくんといった同僚たち、そして光の届かない部屋でベッドに横たわったまま動かない、きーちゃんと呼ばれる入所者と出会う。洋子は自分と生年月日が一緒のきーちゃんのことをどこか他人だと思えず親身に接するようになるが、その一方で他の職員による入所者へのひどい扱いや暴力を目の当たりにする。そんな理不尽な状況に憤るさとくんは、正義感や使命感を徐々に増幅させていき……。
洋子の夫・昌平をオダギリジョー、同僚のさとくんを磯村勇斗、陽子を二階堂ふみが演じる。
ネット上の声
- 彼が切り取って残した「あの部分」は、彼の心中そのものなのか。
- やまゆり園の事件の映画化という事でずっと興味があった今作
- さとくんというアンチテーゼを生んだ社会=私たち
- 障害を持つ子供さんの家族は…
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間144分
- 監督石井裕也
- 主演宮沢りえ
-
1976年、スウェーデン。精神科医と患者、二人の女性の魂が鏡のように共鳴し、境界線を失っていく心理ドラマの傑作。
精神科医のイェニーは、ある日、自失状態に陥った女優のエリザベートの治療を担当することに。言葉を失ったエリザベートと共に、人里離れた海辺の別荘で夏を過ごすイェニー。献身的に語りかけるイェニーと、沈黙を守り続けるエリザベート。閉ざされた空間で向き合ううち、二人のアイデンティティは次第に曖昧になり、互いの存在に侵食されていく。どちらが患者で、どちらが医者なのか。鏡合わせのように重なり合う二つの魂。巨匠イングマール・ベルイマンが人間の深層心理に鋭く迫る、衝撃的な一作。
ネット上の声
- 女性精神科医のレイプ未遂からの人格崩壊と再生への道筋を描く、ひたすら怖いトラウマ・ホラー。
- どんな映画が好き?と訊かれたら、日中の素面であれば「えっとおォー『魔女宅』とかで
- 独房としての自我、出来は不満
- 「野いちご」の辛口女性版
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国スウェーデン
- 時間119分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演リヴ・ウルマン
-
内戦下のスリランカから逃れた偽りの家族。パリ郊外の団地で彼らを待っていたのは、新たな「戦場」だった。
内戦終結直後のスリランカ。元兵士の男ディーパン、見知らぬ女、孤児の少女。三人は生き延びるため、赤の他人でありながら「家族」を偽り、政治難民としてフランスに渡る。パリ郊外の団地で管理人の仕事を得て、ようやく手にしたかに見えた平穏。しかし、その団地は麻薬の売人たちが支配する無法地帯だった。暴力と銃声が日常的に響き渡る新たな戦場で、ディーパンは偽りの家族を守るため、封印したはずの兵士としての過去と再び向き合うことになる。
ネット上の声
- 内戦下のスリランカから妻と娘を装った偽の家族を連れてフランスへ亡命したディーパン
- スリランカの武装組織にいた男は家族を失い、ディーパン(アントニーターサン・ジェス
- カンヌもようやくまともに選出してくれた。
- 後半、緊張が張り詰めて、息が止まりそう
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国フランス
- 時間115分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演アントニーターサン・ジェスターサン
-
記憶を失い、精神病院に収容された若き女性。自らの過去と向き合う、衝撃の心理ドラマ。
自分が誰かも思い出せないまま、精神病院のベッドで目覚めた若き人妻ヴァージニア。夫と名乗る男性が面会に来るが、彼女の記憶は戻らない。そこは「蛇の穴」と呼ばれる劣悪な環境の病棟。献身的な医師による治療が始まる中、フラッシュバックのように蘇るのは、断片的な過去の記憶。幼少期のトラウマ、夫との出会い、そして、なぜ彼女は心を病んでしまったのか。失われた自分を取り戻すため、ヴァージニアは自らの心の闇と対峙する。
ネット上の声
- 『風と共に』のメラニーが本作のヒロイン
- 凄い題材。凄い演技。精神病院の群衆描写に打ちのめされる!
- 映画史に埋もれたニューロティックの大傑作
- 41年度オスカー主演女優賞ノミネート作品
精神障害、 サスペンス
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督アナトール・リトヴァク
- 主演オリヴィア・デ・ハヴィランド
-
愛する夫と息子、穏やかな日々。突然の悲劇が、忘れたはずの過去の扉を開ける。
夫・二郎と愛する息子・敬太と、幸せな日々を送る妙子。しかし、その日常は突然の悲劇によって打ち砕かれる。深い哀しみに暮れる妙子の前に現れたのは、何年も前に別れた元夫であり、敬太の父親でもあるろう者のパク。彼の存在は、妙子と二郎の間に静かな波紋を広げていく。孤独と向き合い、誰かを愛するとはどういうことか。失われたものと、それでも続いていく人生の複雑さを描く、痛ましくも美しい愛の物語。
ネット上の声
- 兎に角、日本の男は「ごめん」を言えば良いと思っている。
- ずっと気になっていた作品を事前情報なしに鑑賞
- “ままならない生”を愛せるか、という問いかけ
- 人間それぞれで結局自分で前に進まなきゃ。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督深田晃司
- 主演木村文乃
-
暴力から逃れた母娘が、心を閉ざした義父と出会う。ワイオミングの雄大な自然を舞台に、癒やしと再生を描く家族の物語。
現代のアメリカ、ワイオミング州。夫の暴力から逃れるため、娘を連れて家を出たシングルマザーのジーン。彼女が頼ったのは、かつて息子の死を巡って確執が生まれた義父アイナーの牧場。過去の悲劇から心を閉ざし、孤独に暮らすアイナーとの気まずい同居生活。しかし、天真爛漫な孫娘の存在と、牧場で世話される傷ついた熊との交流が、凍てついた彼らの心を少しずつ溶かしていく。果たして彼らは過去を乗り越え、再び家族として歩み出せるのか。それぞれの「未完の人生」が、新たな一歩を踏み出すまでの感動の軌跡。
ネット上の声
- ラッセハルストレムの映画、やっぱり結構好きなんだよなあ
- この監督、このキャスト、安心して観れます
- 少しずつ 自分なりに ゆっくりと・・・
- はぁ?これが映画未公開だって?!?!
ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督ラッセ・ハルストレム
- 主演ロバート・レッドフォード
-
借金取りの男、裏社会からの脱却を夢見る愚か者の、あまりにも切ない魂の彷徨。
舞台は現代日本の裏社会。暴力でしか自分を表現できない借金取りの男、ヒデ。虚無感に苛まれる彼の日々は、謎めいた女、螢子との出会いで一変。彼女の中に純粋な光を見出したヒデは、汚れた過去を捨て、二人で生きる未来を渇望。しかし、組織の非情な掟と、まとわりつく過去の残像が、二人のささやかな希望を打ち砕こうとする。愛か、裏切りか。逃れられない宿命の果てに、彼が下す最後の決断。
ネット上の声
- ショーケンと水谷豊さんのかつてのTVドラマのリメイク❓かな📺
- 短気でおつむが足りないけどお人好しで憎めない傷だらけの天使の石井久を真木蔵人さん
- 多分同じ頃にコミカライズしていたやまだないとの漫画は愛読していたけど、こちらは未
- 『傷だらけの天使』とタイトルには出ているがその要素は井上堯之の音楽だけで、実際は
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督阪本順治
- 主演真木蔵人
-
ベトナム戦争が引き裂いた男女の愛。夫の帰還が迫る中、揺れ動く妻の心と、傷ついた帰還兵の魂の行方。
1968年、アメリカ。夫ボブがベトナムへ出征し、残された妻サリー。虚しさを埋めるため、彼女は傷痍軍人病院でのボランティアを開始。そこで出会ったのは、戦争で下半身不随となった高校の同級生ルーク。反戦を叫ぶ彼との交流を通じ、サリーは新たな価値観と愛に目覚めていく。しかし、夫の帰還の日が迫る。戦争がもたらした心の傷と、3人を待ち受ける過酷な運命。
ネット上の声
- ベトナム戦争で半身不随になってしまった青年が、ある出会いをきっかけに人生を前向き
- フィルマのスコアは低いけど個人的には素晴らしいと思える作品だった
- 戦場を見せず、ベトナム戦争の帰還兵のPTSDを通して反戦を訴えた傑作
- 相変わらず傲慢なアメリカを表す、いい映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間127分
- 監督ハル・アシュビー
- 主演ジェーン・フォンダ