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イギリスの国王となったジョージ6世の実話
第2次大戦前、イギリスの国王ジョージ6世のお話。国王は、国民の前でスピーチをするのが職務。しかもナチスドイツとの戦争が迫る中、スピーチによって国民の心を一つしなければならない。しかし彼には吃音(どもり)という致命的な障害があった。戦争の運命を決めるであろうスピーチ。国王としての義務。そして葛藤。彼は世界情勢を左右するこのスピーチを無事に乗り切れるのか?
ネット上の声
- 王という立場でありながら、一人の人間としてコンプレックスと戦う姿に感動した。身分を超えた友情も素晴らしく、自分も頑張ろうと思える名作。
- 地味な話かと思いきや、ぐいぐい引き込まれた。王様を支える奥さんや先生との関係性が温かい。
- 最後のスピーチ、鳥肌たった!
- 正直、ちょっと退屈だったかな…。
吃音者が登場する、 実話、 伝記、 ヒューマンドラマ
批評家の声
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★★★★★(5点)
映画にしては地味なシチュエーション。なのに面白い。 彼を支える妻とスピーチの指導役がいい味を出している。 最後のスピーチは感動的で、じんわり涙が出てくる。 「王様って楽そうでいいよなー」なんて思ってましたが、いやいやとんでもない。王には王の悩みがあるもの。しかもどうやっても逃げられない。そんな映画です。
- 製作年2010年
- 製作国イギリス,オーストラリア
- 時間118分
- 監督トム・フーパー
- 主演コリン・ファース
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ニューヨークのバレエ団を舞台に、白鳥の女王役に抜擢されたバレリーナが、完璧を求めるあまり精神の闇に堕ちていくサイコ・スリラー。
ニューヨークのバレエ団に所属するニナ。彼女の夢は、新作「白鳥の湖」で主役の座を射止めること。純真な白鳥と、官能的な黒鳥という二役を演じる大役に、彼女は人生の全てを捧げる。しかし、完璧主義と過剰なプレッシャーは、彼女の精神を少しずつ蝕んでいく。奔放な新人リリーの出現は、ニナの中に潜む嫉妬と劣等感を増幅させ、現実と幻覚の境界線を曖昧にしていく。栄光への道は、彼女を輝かしい舞台へと導くのか、それとも底なしの狂気へと突き落とすのか。プリマバレリーナの座をめぐる、美しくも恐ろしい物語の幕開け。
ネット上の声
- ナタリー・ポートマンの演技がとにかく圧巻。狂気と美しさが同居していて、観ているこっちの精神まで削られるようだった。アカデミー賞も納得。これは傑作。
- 映像がとにかく美しくて、でも怖い。ラストは鳥肌ものです。
- 評判が良かったから観たけど、私にはよくわからなかった…。ただただ怖かった。
- 主人公が追い詰められて壊れていく過程がリアルで痛々しい。でも目が離せないんだよね。サイコスリラーとして一級品だと思う。
バレエ(バレリーナ)、 ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督ダーレン・アロノフスキー
- 主演ナタリー・ポートマン
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落ちぶれた元天才ボクサーと、その異父兄。家族の呪縛を断ち切り、栄光のリングを目指す兄弟の魂の物語。
1990年代、マサチューセッツ州ローウェル。かつて「ローウェルの誇り」と呼ばれたボクサー、ディッキー・エクランドは、今や薬物依存で服役中の身。その異父弟ミッキー・ウォードもまた、才能に恵まれながらも、家族という名の重荷に苦しみ、連敗続きのボクサー。兄の栄光と母の過剰な期待。そんな家族の呪縛から逃れるため、ミッキーは恋人のシャーリーンと共に新たな道を歩む決意。これは、どん底から這い上がり、兄弟の絆と自身の誇りを懸けて世界タイトルマッチに挑む、一人の男の不屈の記録。
ネット上の声
- クリスチャン・ベールの演技がヤバすぎ!主役を完全に食ってたw
- 単なるボクシング映画じゃない。ダメな兄貴と、それでも信じる弟。不器用な家族の愛に胸が熱くなった。実話っていうのがまた良い。
- 兄弟愛に感動。お母さんと姉妹は正直イラっとしたけど、それも含めてリアルな家族って感じがした。
- ロッキーとは違う、人間ドラマの深みがある。役者全員の演技が素晴らしくて、見応えがあった。
兄弟、 ボクシング、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ
- 時間116分
- 監督デヴィッド・O・ラッセル
- 主演マーク・ウォールバーグ
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1970年代、世界を震撼させた実在のテロリスト、カルロス。その革命と暴力に彩られた半生の記録。
1970年代、冷戦下の世界。ベネズエラ出身の若き革命家イリイチ・ラミレス・サンチェスは、パレスチナ解放の大義に身を捧げ、「カルロス」というコードネームで歴史の表舞台へ。数々のハイジャック、暗殺、そしてOPEC本部襲撃事件。その名を世界に轟かせる一方、理想と暴力の狭間で次第に孤立。時代の波に翻弄され、かつての同志からも見放されていく革命家の栄光と没落。国際指名手配犯として追われる彼の行き着く先とは。一人の男の壮絶な半生を描く一大叙事詩。
ネット上の声
- 伝説のテロリスト、カルロスの半生。当時の世界情勢がリアルに描かれてて、断片的な知識が繋がっていく感覚がたまらなかった。歴史好きには刺さる一本。
- 長いけど、その分だけ人物像が深く描かれてて見応えあった。クールな映像と音楽も良い。
- 正直、長すぎて途中で疲れちゃったな…。予備知識がないとキツいかもしれない。
- 冷戦下の様々な思惑が交錯する様が見事。テロリストという存在を通して、国家とは何かを考えさせられました。重厚な作品です。
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間332分
- 監督オリヴィエ・アサイヤス
- 主演エドガー・ラミレス
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時代遅れのマジシャンと、彼を信じる少女。スコットランドの片田舎で紡がれる、切なくも美しい交流の物語。
1950年代末のパリ。時代はロックンロールの全盛期。人々から忘れ去られた老手品師タチシェフ。新天地を求めスコットランドの離島へ渡った彼が出会ったのは、彼の魔法を信じる無垢な少女アリス。言葉は通じずとも、奇術を通して心を通わせる二人。しかし、少女の純粋な信頼は、老手品師に一つの大きな決断を迫る。これは、夢と現実の狭間で揺れる、ある奇術師の愛と哀しみの記録。
ネット上の声
- 人間の不器用さと愛おしさが詰まった素晴らしい作品
- シルヴァン・ショメ繋がりで忘れ物レビュー…✍️
- 昔のチャップリンの無声映画のような趣もある。
- 厳しさ満載!後味あまりにも苦すぎの一本。
アニメ
- 製作年2010年
- 製作国イギリス,フランス
- 時間80分
- 監督シルヴァン・ショメ
- 主演ジャン=クロード・ドンダ
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2008年の世界金融危機はなぜ起きたのか。その元凶である金融業界の腐敗を暴く、アカデミー賞受賞ドキュメンタリー。
2008年、全世界を未曾有の不況に陥れた金融危機。数兆ドルの資産が消え、数百万人が職と家を失った。本作は、その危機の裏側にあった強欲と腐敗の構造を、徹底的なリサーチと関係者へのインタビューで暴き出すドキュメンタリー。なぜ誰も責任を問われなかったのか。金融、政治、学問の世界にまで及ぶ癒着の実態。複雑な金融商品を駆使した一部の人間の飽くなき欲望が、いかにして世界経済を崩壊させたかの全貌。これは単なる経済事件ではない、現代社会に巣食う病巣を抉り出す告発の記録。
ネット上の声
- 人間の欲がある限り、マネーゲームは続く。
- 社会問題としての単純化で成功した映画
- これは東電と政府と御用学者の映画か?
- 法の前に、人としての倫理が消えた
ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ
- 時間109分
- 監督チャールズ・ファーガソン
- 主演---
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母を失った17歳の少年。彼を待っていたのは、血と暴力に支配された犯罪一家という名の新たな地獄。
1980年代、オーストラリア・メルボルンの裏社会。母親をヘロインの過剰摂取で亡くし、天涯孤独となった17歳の少年ジョシュア。疎遠だった祖母に引き取られ、叔父たちが支配する犯罪一家「コーディ・ファミリー」の一員となる。彼が足を踏み入れたのは、暴力と裏切りが渦巻く非情な世界。警察の捜査が迫り、家族内の緊張が極限まで高まる中、彼は生き残る道を探る。愛憎と恐怖が少年を追い詰める、息詰まるクライムサスペンス。生き残るため、少年が下す非情な決断。
ネット上の声
- 犯罪一家が窮地に追い込まれてからの物語。
- ピリピリの緊張感・土曜サスペンス劇場的
- 「迷える子羊」が「百獣の王」になるまで
- 少年・ジョシュアが頼れる者とは・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国オーストラリア
- 時間112分
- 監督デヴィッド・ミショッド
- 主演ジェームズ・フレッシュヴィル
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アネット・ベニング、ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロら豪華キャスト共演のファミリー群像劇。ニック(ベニング)とジュールス(ムーア)は結婚して、南カリフォルニアで暮らすレズビアンのカップル。彼女たちにはそれぞれ子供がいて、家族4人で暮らしているが、ジュールスの息子で弟のレイザーは、大学進学で家から出てしまう姉のジョニに頼み込み、自分たちの父親(人工授精の精子提供者)を一緒に探しだそうとするが……。共演にミア・ワシコウスカ、ジョシュ・ハッチャーソン。監督は「しあわせの法則」のリサ・チョロデンコ。
ネット上の声
- 本作に登場する家族形態は、レズビアン・カップルとそれぞれの子供という4人家族であ
- かなりいい映画だったのだが、嫌いなところもあったのでこの点数で
- わかるんだけど、わかりたくない、みたいな
- 脇役の存在意義。物語における不可欠性。
家族、 ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ
- 時間107分
- 監督リサ・チョロデンコ
- 主演アネット・ベニング
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2003年、ハーバード大学。一人の天才学生が始めたSNSが、人間関係の概念を変え、億万長者と孤独を生み出す。
舞台は2003年のハーバード大学。対人関係に不器用なプログラミングの天才マーク・ザッカーバーグ。恋人に振られた腹いせに学内の女子学生を格付けするサイトを制作したことが、彼の運命を大きく変える。親友エドゥアルドの資金援助を受け、学内限定SNS「The Facebook」を立ち上げる。サービスは爆発的に成長し、世界的な現象となっていくが、その裏側では友情の亀裂、裏切り、そして複数の訴訟という巨大な代償が待ち受けていた。5億人の「友達」を持つ男が、たった一人の親友を失うまでの光と影の物語。
ネット上の声
- ザッカーバーグがというよりも、ジェシーアイゼンバーグがこういう人なのではと思って
- フィンチャーの見方・考え方・捉え方
- 「私を 置いていかないで〜!」
- 本作が彼女に酷評された理由
天才、 会社設立(起業)、 プログラマー、 実話
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ
- 時間120分
- 監督デヴィッド・フィンチャー
- 主演ジェシー・アイゼンバーグ