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全4作品。第43回ニューヨーク映画批評家協会賞(1977年開催)の映画ランキング

  1. 三人の女
    • B
    • 3.92

    砂漠の町の奇妙な共同生活。内気な少女と自信家の女、そして謎めいた妊婦。三人の女のアイデンティティが交錯し、溶け合う心理ドラマ。

    カリフォルニアの砂漠地帯にある老人保養施設。そこで働く内気な少女ピンキーは、同僚で自信に満ちたミリーに憧れ、彼女のアパートで同居を開始。しかし、ある事故をきっかけに二人の力関係は逆転。ピンキーはミリーのように振る舞い始め、ミリーは徐々に自己を喪失。そこに現れる寡黙な妊婦ウィリーの存在。三人の女たちのアイデンティティが静かに交錯し、やがて一つの人格へと溶け合っていく様を描く、悪夢のような物語。

    ネット上の声

    • 【霧のかかったような夢と幻想と迷宮と】
    • 「三人の女」の精神世界
    • 観たかった度◎鑑賞後の満足度○ 「ハリウッドの鬼才(奇才?)」という呼び名に違わぬ難解作。どのシーンも意味深で且つ奇怪。仮に三人の女が最初から共謀していたと想定すれば分かりやすいな話なんだけど。
    • ロバート・アルトマンも苦手意識ある映画作家の一人だったが、今回割りと初期の方の作
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1977年
    • 製作国アメリカ
    • 時間124分
    • 監督ロバート・アルトマン
    • 主演シェリー・デュヴァル
    • レンタル
  2. アニー・ホール
    • C
    • 3.43

    天才コメディアンが、破局した恋人との出会いから別れまでを、ユーモアと皮肉で振り返る恋愛譚。

    舞台は1970年代のニューヨーク。神経質で皮肉屋のコメディアン、アルビー・シンガー。彼が、破局した恋人アニー・ホールとの一年間の関係を、過去と現在、現実と幻想を自在に行き来しながら振り返る物語。テニスコートでのぎこちない出会いから、他愛のない会話、家族との気まずい夕食、そして些細なすれ違い。二人の恋の軌跡を、アルビーの独白と奇想天外な演出で描き出す。なぜ僕たちの関係は終わってしまったのか?愛と人生の不条理を、ウィットに富んだ会話とペーソス溢れる視点で切り取った、ウディ・アレン監督の金字塔。恋愛の喜びと痛みを経験した、すべての人へ贈る傑作。

    ネット上の声

    • 当時の世相が分かればもっと面白かっただろう。
    • 愛はさめる?そんな恐ろしいことがあるのか
    • ダイアン・キートンの自伝的作品は退屈かも
    • それでも付き合うのは卵が欲しいから
    恋愛
    • 製作年1977年
    • 製作国アメリカ
    • 時間93分
    • 監督ウディ・アレン
    • 主演ウディ・アレン
  3. ジュリア
    • C
    • 3.20

    ナチス台頭の時代、固い友情で結ばれた二人の女性。危険な密命が、彼女たちの運命を大きく揺るがすサスペンスドラマ。

    1930年代、ナチスの影がヨーロッパを覆い始める時代。劇作家として成功したリリアンと、医師を目指す活動家のジュリアは、幼い頃から深い友情で結ばれていた。反ナチス運動に身を投じたジュリアは、ある日リリアンに危険な密命を託す。それは、運動資金をナチス占領下のベルリンへ運ぶこと。親友を救いたい一心で、リリアンは危険な旅を決意。しかし、その行く手には監視の目と裏切りが待ち受ける。友情と信念を懸けた、一人の女性の勇気ある行動の記録。

    ネット上の声

    • リリアン・ヘルマンという劇作家の自伝が原作とのことで、リリアンと、その親友ジュリ
    • 主人公の人生を通り過ぎていった素晴らしい友人
    • ジンネマンならではの重厚な仕上がりです。
    • 《午前十時》美人すぎるスマグラー
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1977年
    • 製作国アメリカ
    • 時間118分
    • 監督フレッド・ジンネマン
    • 主演ジェーン・フォンダ
    • レンタル
  4. プロビデンス
    • D
    • 2.77

    死を目前にした老作家の脳内で、現実と虚構が交錯する。一夜限りの幻想的な家族の物語。

    78歳の誕生日を翌日に控えた、病に冒され死期の近い老作家クライブ。彼は酒に酔いながら、一夜にして自身の家族を登場人物にした小説を紡ぎ出す。冷酷な検察官の長男、その妻、そして愛人のいる次男。彼の歪んだ記憶と憎悪によって、物語は残酷でグロテスクな様相を呈していく。しかし、夜が明けるとき、現実の家族が集い、作家の創造した世界は予期せぬ変貌を遂げる。アラン・レネが描く、記憶と創造を巡る迷宮的傑作。

    ネット上の声

    • 奇跡は起きていないが
    • この世界は”実態と想念”で出来ている
    • 豪華なセットの雰囲気とあいまって、暗かった! 落ち込みたいときにおすすめ!
    • アラン・レネ監督特集で『薔薇のスタビスキー』と二本立てで鑑賞
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1977年
    • 製作国イギリス,フランス,スイス
    • 時間107分
    • 監督アラン・レネ
    • 主演ダーク・ボガード

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