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砂漠の町の奇妙な共同生活。内気な少女と自信家の女、そして謎めいた妊婦。三人の女のアイデンティティが交錯し、溶け合う心理ドラマ。
カリフォルニアの砂漠地帯にある老人保養施設。そこで働く内気な少女ピンキーは、同僚で自信に満ちたミリーに憧れ、彼女のアパートで同居を開始。しかし、ある事故をきっかけに二人の力関係は逆転。ピンキーはミリーのように振る舞い始め、ミリーは徐々に自己を喪失。そこに現れる寡黙な妊婦ウィリーの存在。三人の女たちのアイデンティティが静かに交錯し、やがて一つの人格へと溶け合っていく様を描く、悪夢のような物語。
ネット上の声
- 【霧のかかったような夢と幻想と迷宮と】
- 「三人の女」の精神世界
- 観たかった度◎鑑賞後の満足度○ 「ハリウッドの鬼才(奇才?)」という呼び名に違わぬ難解作。どのシーンも意味深で且つ奇怪。仮に三人の女が最初から共謀していたと想定すれば分かりやすいな話なんだけど。
- ロバート・アルトマンも苦手意識ある映画作家の一人だったが、今回割りと初期の方の作
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国アメリカ
- 時間124分
- 監督ロバート・アルトマン
- 主演シェリー・デュヴァル
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天才コメディアンが、破局した恋人との出会いから別れまでを、ユーモアと皮肉で振り返る恋愛譚。
舞台は1970年代のニューヨーク。神経質で皮肉屋のコメディアン、アルビー・シンガー。彼が、破局した恋人アニー・ホールとの一年間の関係を、過去と現在、現実と幻想を自在に行き来しながら振り返る物語。テニスコートでのぎこちない出会いから、他愛のない会話、家族との気まずい夕食、そして些細なすれ違い。二人の恋の軌跡を、アルビーの独白と奇想天外な演出で描き出す。なぜ僕たちの関係は終わってしまったのか?愛と人生の不条理を、ウィットに富んだ会話とペーソス溢れる視点で切り取った、ウディ・アレン監督の金字塔。恋愛の喜びと痛みを経験した、すべての人へ贈る傑作。
ネット上の声
- 当時の世相が分かればもっと面白かっただろう。
- 愛はさめる?そんな恐ろしいことがあるのか
- ダイアン・キートンの自伝的作品は退屈かも
- それでも付き合うのは卵が欲しいから
恋愛
- 製作年1977年
- 製作国アメリカ
- 時間93分
- 監督ウディ・アレン
- 主演ウディ・アレン
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アメリカ演劇界の女流劇作家として知られるリリアン・ヘルマンが74年に出した回顧録(「ジュリア」パシフィカ刊)の映画化で、ヘルマンに絶大な影響を与えた女性ジュリアとの美しい友情とハードボイルド作家ダシェル・ハメットとの愛が描かれる。製作指揮をジュリアン・デロード、製作はリチャード・ロス、監督は「ジャッカルの日」のフレッド・ジンネマン、脚色を「ボビー・ディアフィールド」のアルビン・サージェント、撮影は「華麗なるギャツビー」のダグラス・スローカム、編集はウォルター・マーチ、音楽はジョルジュ・ドルリューが各々担当。出演はジェーン・フォンダ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジェースン・ロバーズ、マクシミリアン・シェル、ハル・ホルブルックなど。
ネット上の声
- リリアン・ヘルマンという劇作家の自伝が原作とのことで、リリアンと、その親友ジュリ
- 主人公の人生を通り過ぎていった素晴らしい友人
- ジンネマンならではの重厚な仕上がりです。
- 《午前十時》美人すぎるスマグラー
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国アメリカ
- 時間118分
- 監督フレッド・ジンネマン
- 主演ジェーン・フォンダ
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78歳の誕生日の前夜、宏壮な館の奥深くで病魔に苦しむひとりの老作家が死の強迫観念に襲われながら、最後の力をふりしぼって構築する物語と現実を、重層的に交錯させて描く。製作総指揮はフィリップ・デュサール、製作はイヴ・ガスネールとクラウス・ヘルウィヒ、監督は「薔薇のスタビスキー」のアラン・レネ、脚本はデイヴィッド・マーサー、撮影はリカルド・アロノヴィッチ、音楽はミクロス・ローザ、製作デザインはジャック・ソルニエ、衣裳はイヴ・サンローランとジョン・ベイツが各々担当。出演はダーク・ボガード、エレン・バースティン、サー・ジョン・ギールグッド、デイヴィッド・ワーナー、エレーン・ストリッチなど。
ネット上の声
- 奇跡は起きていないが
- この世界は”実態と想念”で出来ている
- 豪華なセットの雰囲気とあいまって、暗かった! 落ち込みたいときにおすすめ!
- アラン・レネ監督特集で『薔薇のスタビスキー』と二本立てで鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国イギリス,フランス,スイス
- 時間107分
- 監督アラン・レネ
- 主演ダーク・ボガード