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正午の列車で復讐者が来る。引退直後の保安官は町に見捨てられた。誇りと愛する人を守るため、たった一人で決闘に挑む男の物語。
西部開拓時代のニューメキシコ。結婚式を挙げ、保安官を引退したウィル・ケイン。その幸せは、かつて逮捕した無法者が正午の列車で復讐に戻るとの報せで崩壊。彼は町の人々に助けを求めるが、恐怖に駆られた彼らは次々と背を向ける。愛する妻からも町を去るよう懇願される中、刻一刻と迫る運命の時。正義と誇りをかけ、たった一人で4人の悪党に立ち向かう彼の孤独な戦い。
ネット上の声
- 単なる娯楽作品の枠を超えた画期的な西部劇
- クーパーとジョン・ウェインの違いが出た
- 本作は最初の「大人向けの西部劇」と評価
- シリアスな心理劇であり、人間ドラマ。
西部劇、 サスペンス
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間84分
- 監督フレッド・ジンネマン
- 主演ゲイリー・クーパー
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戦争で孤児となった少女と貧しい農家の少年。二人が創り出す、死と無垢が交錯する秘密の遊び。
1940年、ナチス侵攻下のフランス。空襲で両親を亡くした5歳の少女ポーレット。戦火を逃れる人々の群れからはぐれ、彷徨う彼女が出会ったのは、農家の少年ミシェル。愛犬の死をきっかけに、二人は動物たちのための秘密の墓地を作り始める。それは、戦争という巨大な死に囲まれた世界で、幼い魂が死を理解しようとする無垢で残酷な儀式。墓を飾る十字架を求め、教会のものにまで手を伸ばす二人。その「禁じられた遊び」は、やがて大人たちの世界に波紋を広げ、残酷な現実が二人のささやかな聖域を脅かす。
ネット上の声
- 悲しくて切なくて胸が詰まりそう、今でもそうした子どもたちを作り出し...
- 何度観ても泣ける。無邪気な姿がかえって切なさを募らせる。ラストシー...
- 十字架に祈ろう、悲しみを希望に変えるため
- 《午前十時》女は男の人生を狂わせるのだ
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間87分
- 監督ルネ・クレマン
- 主演ブリジット・フォッセー
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ウィリアム・インジの舞台劇の映画化で、「底抜け落下傘舞台」のハル・B・ウォリスが製作にあたった1952年作品。脚色はケッティ・フリングス、監督は舞台の演出を担当したダニエル・マンである。撮影は「その男を逃すな」のジェイムス・ウォン・ハウ、作曲はフランツ・ワックスマン。主演は舞台と同じシャーリー・ブース(52年アカデミー主演女優賞獲得)と、「真紅の盗賊」のバート・ランカスターで、テリー・ムーア(「猿人ジョー・ヤング」)、リチャード・ジャッケル「暴力帝国」、フィリップ・オーバー、リザ・ゴルム、ウォルター・ケリーらが助演する。
ネット上の声
- お気の毒だが、シバは帰らない方がよさそう。
- シリアスなドラマ・・・
- 若き日の過ち
- 妻ローラの不気味なくらい落ち着きない様子に、実は妻の方が病気なのでは?と思わされ
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間99分
- 監督ダニエル・マン
- 主演バート・ランカスター
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音速の壁に挑んだ男たちの栄光と葛藤。航空史に名を刻む超音速ジェット機開発の裏側を描く、ヒューマンドラマ。
第二次世界大戦後のイギリス。巨大航空機メーカーの社長ジョンは、人類未踏の領域である「音速の壁」を突破するジェット戦闘機の開発に執念を燃やす。彼の娘婿であり、優秀なテストパイロットのトニーもその挑戦に身を投じる。しかし、危険なテスト飛行で多くのパイロットが命を落とし、父の野心と夫の安全の間で娘は苦悩。技術的な困難と人間関係の軋轢の中、ついに音速突破の瞬間が訪れようとしていた。偉業の裏にある、家族の愛と別れの物語。
ネット上の声
- ジェット機の開発に隠された愛憎劇
- タイトルだけ聞くと
- 上品ざます
- 音速への壁に挑戦するテストパイロットを描いた同じような作品のライトスタッフよりも
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国イギリス
- 時間110分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演ラルフ・リチャードソン