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人の夢に侵入しアイデアを盗むスパイが、不可能とされる「アイデアの植え付け」に挑むSFアクションスリラー。
人の夢に潜り込み、潜在意識からアイデアを盗み出す産業スパイのコブ。その特異な才能ゆえに国際指名手配され、愛する子供たちと会えない逃亡生活。そんな彼に舞い込んだ、一件の依頼。それは、ターゲットの心に特定の考えを植え付ける「インセプション」という前代未聞のミッション。成功すれば、彼の犯罪歴は抹消され、故郷へ帰れる。各分野のスペシャリストを集め、幾重にも折り重なる夢の世界へ。しかし、そこは彼の罪悪感が作り出した危険な罠が待ち受ける迷宮。
ネット上の声
- ノーラン監督の頭の中どうなってるの?って感じ。夢の階層構造とか、映像もストーリーも最高傑作!何回でも観れる。
- ちょっと難しかったけど、とにかく映像がすごかった!
- 話が複雑すぎてついていけなかった。高評価なのが不思議。
- 面白すぎた!
どんでん返し、 アクション
批評家の声
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★★★★(4点)
うーん。面白いものの、理解が難しい映画です。 夢と現実、2つの世界が登場するのですが、その説明が不十分のため、舞台設定のルールを読み解くのが大変。2回見てようやく内容が理解できました。全容が分かれば面白いですし、ラストも見ごたえあります。
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ
- 時間148分
- 監督クリストファー・ノーラン
- 主演レオナルド・ディカプリオ
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イギリスの国王となったジョージ6世の実話
第2次大戦前、イギリスの国王ジョージ6世のお話。国王は、国民の前でスピーチをするのが職務。しかもナチスドイツとの戦争が迫る中、スピーチによって国民の心を一つしなければならない。しかし彼には吃音(どもり)という致命的な障害があった。戦争の運命を決めるであろうスピーチ。国王としての義務。そして葛藤。彼は世界情勢を左右するこのスピーチを無事に乗り切れるのか?
ネット上の声
- 王という立場でありながら、一人の人間としてコンプレックスと戦う姿に感動した。身分を超えた友情も素晴らしく、自分も頑張ろうと思える名作。
- 地味な話かと思いきや、ぐいぐい引き込まれた。王様を支える奥さんや先生との関係性が温かい。
- 最後のスピーチ、鳥肌たった!
- 正直、ちょっと退屈だったかな…。
吃音者が登場する、 実話、 伝記、 ヒューマンドラマ
批評家の声
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★★★★★(5点)
映画にしては地味なシチュエーション。なのに面白い。 彼を支える妻とスピーチの指導役がいい味を出している。 最後のスピーチは感動的で、じんわり涙が出てくる。 「王様って楽そうでいいよなー」なんて思ってましたが、いやいやとんでもない。王には王の悩みがあるもの。しかもどうやっても逃げられない。そんな映画です。
- 製作年2010年
- 製作国イギリス,オーストラリア
- 時間118分
- 監督トム・フーパー
- 主演コリン・ファース
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ニューヨークのバレエ団を舞台に、白鳥の女王役に抜擢されたバレリーナが、完璧を求めるあまり精神の闇に堕ちていくサイコ・スリラー。
ニューヨークのバレエ団に所属するニナ。彼女の夢は、新作「白鳥の湖」で主役の座を射止めること。純真な白鳥と、官能的な黒鳥という二役を演じる大役に、彼女は人生の全てを捧げる。しかし、完璧主義と過剰なプレッシャーは、彼女の精神を少しずつ蝕んでいく。奔放な新人リリーの出現は、ニナの中に潜む嫉妬と劣等感を増幅させ、現実と幻覚の境界線を曖昧にしていく。栄光への道は、彼女を輝かしい舞台へと導くのか、それとも底なしの狂気へと突き落とすのか。プリマバレリーナの座をめぐる、美しくも恐ろしい物語の幕開け。
ネット上の声
- ナタリー・ポートマンの演技がとにかく圧巻。狂気と美しさが同居していて、観ているこっちの精神まで削られるようだった。アカデミー賞も納得。これは傑作。
- 映像がとにかく美しくて、でも怖い。ラストは鳥肌ものです。
- 評判が良かったから観たけど、私にはよくわからなかった…。ただただ怖かった。
- 主人公が追い詰められて壊れていく過程がリアルで痛々しい。でも目が離せないんだよね。サイコスリラーとして一級品だと思う。
バレエ(バレリーナ)、 ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督ダーレン・アロノフスキー
- 主演ナタリー・ポートマン
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持ち主アンディとの別れの時。おもちゃ達の新たな冒険と絆を描く、感動の脱出劇。
大学生になったアンディ。屋根裏部屋にしまわれるはずだったウッディやバズたち。しかし、手違いで「サニーサイド保育園」へ寄付。そこは、おもちゃを破壊する子供たちが支配する恐ろしい場所。仲間を救うため、そしてアンディの元へ帰るため、ウッディたちの史上最大の脱出作戦。待ち受けるのは、保育園を支配するピンクのクマ、ロッツォとの対決。果たしておもちゃたちの運命は。
ネット上の声
- アンディと同世代だから、ラストはもう涙腺崩壊。自分の子供時代とのお別れの物語だった。ありがとう、ウッディ。
- 子供と見に行ったのに、親の私の方が号泣してしまいました笑。おもちゃを大切にしようって改めて思える、素晴らしい作品です。
- みんな泣けるって言うけど、正直そこまでじゃなかったかな。ちょっとお涙頂戴な感じがしてしまった。
- シリーズ最高傑作!笑いも涙も全部詰まってる!
ディズニー、 アニメ
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ
- 時間103分
- 監督リー・アンクリッチ
- 主演トム・ハンクス
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刑務所という名の学校。無学の青年は生き残る術を学び、やがて裏社会の王へと変貌を遂げる、衝撃の監獄ノワール。
19歳のアラブ系青年マリクが、6年の刑でフランスの刑務所へ。そこはコルシカ系とイスラム系の囚人たちが対立する、暴力と差別の世界。身寄りも読み書きの能力もない彼は、コルシカ系マフィアのボスから、ある囚人の殺害を強要される。拒めば死。生き残るため、彼は汚れ仕事に手を染め、マフィアの手駒となる。しかし、それは彼の壮絶な成り上がりの序章。孤独と罪悪感に苛まれながらも、彼はしたたかに知識と人脈を吸収し、刑務所内の力学を静かに塗り替えていく。やがて訪れる、支配からの脱却を賭けた危険な計画の始まり。
ネット上の声
- 刑務所を舞台にした成り上がり物語。最初は何も知らなかった青年が、マフィアの世界で知恵と度胸を身につけていく様は圧巻。フレンチノワールの傑作だと思う。
- めっちゃ面白かった!主人公がどんどん強くなっていくのが見てて気持ちいい。
- 主人公とコルシカマフィアのボスの緊張感がすごい。重厚で見応えがあったけど、もう少し短くても良かったかも。でも名作なのは間違いない。
- 評判いいみたいだけど、私には合わなかったな。刑務所の話でずっと暗いし、暴力的なシーンがちょっと苦手でした。
刑務所、 ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国フランス
- 時間150分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演タハール・ラヒム
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1970年代、世界を震撼させた実在のテロリスト、カルロス。その革命と暴力に彩られた半生の記録。
1970年代、冷戦下の世界。ベネズエラ出身の若き革命家イリイチ・ラミレス・サンチェスは、パレスチナ解放の大義に身を捧げ、「カルロス」というコードネームで歴史の表舞台へ。数々のハイジャック、暗殺、そしてOPEC本部襲撃事件。その名を世界に轟かせる一方、理想と暴力の狭間で次第に孤立。時代の波に翻弄され、かつての同志からも見放されていく革命家の栄光と没落。国際指名手配犯として追われる彼の行き着く先とは。一人の男の壮絶な半生を描く一大叙事詩。
ネット上の声
- 誰がこれ見て喜ぶの
- 誰がこれ見て喜ぶの
- 疲労感は残るがそれ以上に得るモノがある
- クールに希有のテロリストを描ききった
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間332分
- 監督オリヴィエ・アサイヤス
- 主演エドガー・ラミレス
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息子の殺人容疑を晴らすため、母は真実を追い求める。歪んだ母性が暴走する、衝撃のサスペンス。
漢方薬店を営む母と、純粋だが少し足りない息子トジュン。ある日、女子高生が無惨に殺害され、息子が容疑者として逮捕。警察のずさんな捜査を前に、母は息子の無実を信じ、たった一人で真犯人探しを開始。静かな田舎町に隠された人々の素顔と嘘。息子の無実を証明するためなら、どんな手段も厭わない母の狂気的な愛情。彼女がその果てに辿り着く、あまりにも残酷で衝撃的な真実。母の愛が、観る者の倫理観を激しく揺さぶる傑作。
ネット上の声
- 母親は、子供の様な純粋無垢な 心を持った息
- 踊る阿呆に見る阿呆踊。 同じ阿呆なら踊らにゃ損損!
- 鑑賞する度に違う発見がありそうな気がする
- 過剰な愛が生む狂気・無垢が生み出す純悪
知的障害、 どんでん返し、 サスペンス、 ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国韓国
- 時間129分
- 監督ポン・ジュノ
- 主演キム・ヘジャ
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母を失った17歳の少年。彼を待っていたのは、血と暴力に支配された犯罪一家という名の新たな地獄。
1980年代、オーストラリア・メルボルンの裏社会。母親をヘロインの過剰摂取で亡くし、天涯孤独となった17歳の少年ジョシュア。疎遠だった祖母に引き取られ、叔父たちが支配する犯罪一家「コーディ・ファミリー」の一員となる。彼が足を踏み入れたのは、暴力と裏切りが渦巻く非情な世界。警察の捜査が迫り、家族内の緊張が極限まで高まる中、彼は生き残る道を探る。愛憎と恐怖が少年を追い詰める、息詰まるクライムサスペンス。生き残るため、少年が下す非情な決断。
ネット上の声
- 犯罪一家が窮地に追い込まれてからの物語。
- ピリピリの緊張感・土曜サスペンス劇場的
- 「迷える子羊」が「百獣の王」になるまで
- 少年・ジョシュアが頼れる者とは・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国オーストラリア
- 時間112分
- 監督デヴィッド・ミショッド
- 主演ジェームズ・フレッシュヴィル
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元英国首相の自叙伝執筆を請け負ったゴーストライター。彼が手にした原稿には、国家を揺るがす恐るべき秘密が隠されていた。
舞台は現代、アメリカ東海岸沖に浮かぶ孤島。腕利きのゴーストライターである主人公は、高額な報酬と引き換えに元英国首相アダム・ラングの自叙伝を完成させる仕事を引き受ける。しかし、前任者は謎の事故死を遂げていた。厳重な警備下の邸宅で執筆を進める中、男は前任者が遺した秘密の原稿を発見。そこには、ラングの輝かしい経歴の裏に隠された、CIAとの繋がりを示す衝撃的な事実が。真実を追うほどに深まる謎と、見えざる敵からの脅威。彼は生きてこの島から脱出できるのか。政治サスペンスの傑作。
ネット上の声
- 知りすぎた男、ってな巨大な陰謀が渦巻くスリラー
- ポランスキー最高峰!絶品の政治サスペンス
- 久々のヒッチコック的正統派スリラーの傑作
- これを理解できないならガキ映画でもどうぞ
小説家、 サスペンス
- 製作年2010年
- 製作国フランス,ドイツ,イギリス
- 時間128分
- 監督ロマン・ポランスキー
- 主演ユアン・マクレガー
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2003年、ハーバード大学。一人の天才学生が始めたSNSが、人間関係の概念を変え、億万長者と孤独を生み出す。
舞台は2003年のハーバード大学。対人関係に不器用なプログラミングの天才マーク・ザッカーバーグ。恋人に振られた腹いせに学内の女子学生を格付けするサイトを制作したことが、彼の運命を大きく変える。親友エドゥアルドの資金援助を受け、学内限定SNS「The Facebook」を立ち上げる。サービスは爆発的に成長し、世界的な現象となっていくが、その裏側では友情の亀裂、裏切り、そして複数の訴訟という巨大な代償が待ち受けていた。5億人の「友達」を持つ男が、たった一人の親友を失うまでの光と影の物語。
ネット上の声
- ザッカーバーグがというよりも、ジェシーアイゼンバーグがこういう人なのではと思って
- フィンチャーの見方・考え方・捉え方
- 「私を 置いていかないで〜!」
- 本作が彼女に酷評された理由
天才、 会社設立(起業)、 プログラマー、 実話
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ
- 時間120分
- 監督デヴィッド・フィンチャー
- 主演ジェシー・アイゼンバーグ
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地中海を巡る豪華客船を舞台に、巨匠ゴダールが描くヨーロッパの現在。断片的な映像と言葉が交錯する、思考の旅への誘い。
地中海を航行する豪華客船コスタ・コンコルディア号。様々な国籍、世代の乗客たちが交わす会話。物語は「事象」「我々のヨーロッパ」「我々の人文学」の三部で構成され、歴史的映像の引用や哲学的な問いかけがコラージュのように提示される。民主主義、正義、歴史、そして言語の限界。明確な物語を拒絶し、観る者に思考を促す映像詩。ゴダールが現代社会に突きつける、難解にして刺激的な挑戦状。
ネット上の声
- 結局蚊帳の外なんだから、勝手にしやがれ!
- ヨーロッパはどこへ?音と映像が水のように
- ソニマージュの再構築に挑む姿勢に感動!
- この映画の真意は?→「ノーコメント」
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国スイス,フランス
- 時間102分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演カトリーヌ・タンヴィエ