-
刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装い、精神病院に入ったマクマーフィは、絶対的な管理体制をしくラチェット婦長のやり方に反発を覚える。マクマーフィは、管理されることに慣れ、無気力になっていた入院患者たちに生きる希望と活力を与えようとするが……。人間の尊厳と社会の不条理を描いたヒューマンドラマの名作。アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(ジャック・ニコルソン)、助演女優賞(ルイーズ・フレッチャー)ほか主要5部門を受賞した。
ネット上の声
- いきなり損失することの切なすぎる空白感。
- 映画レビューの素晴らしさを痛感する作品
- 「カッコー」って身近な存在だったりする
- 痛快なドタバタコメディーかと思いきや
精神障害、 病院(医療モノ)、 吃音者が登場する、 実話
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間133分
- 監督ミロス・フォアマン
- 主演ジャック・ニコルソン
-
シベリアのウスリー地方に暮らす天涯孤独の猟師デルス・ウザーラ。地誌調査のためにウスリー地方に入ったロシアのアルセーニェフ隊は、厳しい自然に直面し窮地に陥ったところをデルスに助けられる。大自然を愛するデルスの生き方にアルセーニェフは感嘆を覚え、次第にふたりは強い友情に結ばれていく。しかし、過ぎ行く年月は残酷な別れを容赦なく突きつける。オール旧ソ連ロケの映し出す大自然は厳しく美しく、役者たちの静かな演技も心を打つ。黒澤監督初の70ミリ作品。
ネット上の声
- 20世紀初め、ロシア人探検家アルセーニエフ(ユーリー・サローミン)と先住民族の猟
- 葬送場面にクロサワソナタの真髄を見た
- 灰色の鷲は どこを飛んでいるのだろう
- ロシア人監督には撮れなかった作品
ハンター(猟師)、 ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ソ連
- 時間161分
- 監督黒澤明
- 主演ユーリー・サローミン
-
「セルピコ」(1973)でもタッグを組んだシドニー・ルメット監督とアル・パチーノが再タッグを組み、実際に起きた事件をもとにした緊張感満点の犯罪サスペンス。ニューヨーク、猛暑の白昼。銀行に3人組の強盗が押し入る。しかしそのうちのひとりは逃亡。その上、銀行には小額の現金しかなかったことがわかる。犯人のソニーとサルはあっという間に警官隊に包囲され、人質とともに篭城せざるをえなくなる。一方、集まった野次馬たちは犯人を応援するという異常な事態に。そんな中、ソニーが犯行に走った理由も明らかになるが。はたして事件の行方は? アカデミー賞で作品賞ほか6部門にノミネート。フランク・ピアソンが脚本賞を受賞した。
ネット上の声
- 犯人グループが間が抜けてるというか、いい人なんだか悪い奴なんだか分...
- 銀行強盗を題材とした社会派ドラマの傑作
- 野良犬たちもぐったりな暑い午後。
- 異質なものを排除しようとする社会
実話、 サスペンス
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間125分
- 監督シドニー・ルメット
- 主演アル・パチーノ
-
製作当時、弱冠27歳だったスティーブン・スピルバーグが、ピーター・ベンチュリーの同名小説を映画化し、大ヒットとなった海洋パニック。海水浴客でにぎわう夏の海に、突如として巨大な人食いザメが出現。若い女性が無残に食い殺される。警察署長のブロディは海水浴場の閉鎖を訴えるが、町の財政は夏の観光で成り立っているため、意見を聞き入れてもらうことができない。すると第2、第3の犠牲者が発生し、町はたちまちパニックに陥る。ブロディは若き海洋学者のフーパーと荒くれ者の地元の漁師クイントとともに、独断でサメ退治に乗り出す。サメの襲撃シーンで流れる、ジョン・ウィリアムズによる恐怖をあおる音楽はあまりに有名。
ネット上の声
- 今や古典的な名作、やはり何度見ても面白い。見ずには死ねない1本です...
- 午前10時の映画祭にて。 もう何度も観てますが、名作は色褪せないで...
- 何度観てもハラハラドキドキ。音楽との相乗効果も文句無しにすごい。
- 何十年経っても色褪せないデジャヴに満ちたパニック映画の金字塔
パニック、 エイリアン・モンスター
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間124分
- 監督スティーヴン・スピルバーグ
- 主演ロイ・シャイダー
-
18世紀のアイルランドを舞台に、野心に燃える若者の半生を描いた歴史ロマン。爵位に執着するバリー役は、「ペーパー・ムーン」「ある愛の詩」のライアン・オニール。彼との出会いで人生が大きく変化する伯爵夫人を、モデルから女優に転向したマリサ・ベレンソンが演じる。アカデミー賞作品賞をはじめ7部門にノミネートされ、撮影、衣装デザイン、美術監督、編曲の4部門を受賞。
ネット上の声
- リドスコ版「ナポレオン」で描ききれなかった中世ヨーロッパの風景
- キューブリックといえば、社会的なメッセージを込めたものが多いと思っていたから、こ
- 満席のシネフィリー(ネイティブにはシネファイルでは?と言われるがの)の中で見たフ
- 『バリー・リンドン』を『バリー・リンドン』と呼びがちな私ですが、こじれて、こ
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国イギリス
- 時間186分
- 監督スタンリー・キューブリック
- 主演ライアン・オニール
-
テネシー州ナッシュビルで開催されるフェスティバルにたくさんの参加者たちが集まってくる。イギリスからやってきたテレビのレポーター、様々な事情を抱えた歌手たちとその取り巻き、そしてファン、夫のもとから逃げてきた女性や旅の果てに流れ着いた者、さらに大統領候補とキャンペーンのスタッフ。聴衆が見守る中、コンサートが始まるが……。多彩な登場人物たちのエピソードが最後にはひとつに収束。その展開も見事な集団劇。2011年8月、特集上映「ZIGGY FILMS '70s '70年代アメリカ映画伝説 第2弾」でリバイバル。
ネット上の声
- 面と向かって音○とは言いにくいよね〜
- アルトマン最高傑作、未だDVD化されず
- アルトマン街のナッシュビルの歌声
- 登場人物分のドラマが存在します。
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間159分
- 監督ロバート・アルトマン
- 主演ヘンリー・ギブソン
-
今世紀最大のミステリーといわれる、ヒンデンブルグ号の謎の大爆発を、当時のニューズ・フィルムを盛り込んで描くサスペンス。監督は「ふたり」のロバート・ワイズ、脚本はネルソン・ギディング、脚色はリチャード・レビンソンとウィリアム・リンク、原作はマイケル・M・ムーニー、撮影はロバート・サーティース、音楽はデイヴィッド・シャイア、編集はドン・キャンバーン、特殊効果はアルバート・ウィトロック、特殊撮影はクリフォード・スタインが各々担当。出演はジョージ・C・スコット、アン・バンクロフト、ウィリアム・アザートン、ロイ・シネス、ギグ・ヤング、バージェス・メレディス、チャールズ・ダーニング、ロバート・クラリイ、リチャード・A・ダイザートなど。
ネット上の声
- 日本人の志村けんじも乗っていた!(誰?)
- クライマックスシーンは見る価値あり
- しむらけんじさん呼ばれてますよ
- 史実ベースのサスペンスは難しい
サスペンス
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間115分
- 監督ロバート・ワイズ
- 主演ジョージ・C・スコット
-
ビバリーヒルズに暮らす上流階級層の女性客を相手に仕事をしている美容師ジョージはモテモテのプレイボーイ。早く独立して自分の店をかまえたいと願う彼は顧客のひとりであるフェリシアの夫レスターを訪ねるが、そこでかつての恋人ジャッキーと再会。そして、あるパーティで思いがけない事件が……。ハリウッドの上流社会を風刺し、そこに生きる人々の姿を赤裸々に描いたコメディ。
ネット上の声
- ベイティがビーティーだった頃
- 馬鹿が痛い目を見る話
- 罰が当たれ!と思う。
- 1975年と今、違いは?
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間111分
- 監督ハル・アシュビー
- 主演ウォーレン・ベイティ