1945年の東京大空襲で記憶を失い、自分が何者かもわからぬまま戦後を生き抜いてきた女性が、人生の終末に失われた記憶と向き合う姿を描くヒューマンドラマ。烏丸せつこが主演を務め、CMやPV、短編映画などを手がけてきた映像ディレクター・岩本崇穂が長編劇映画初監督に挑んだ。
幼い頃の空襲で両親の記憶を失った中原文(ふみ)は、親に名を呼ばれる温もりも知らぬまま、戦後を必死に生き抜いてきた。死期を間近にしながらも慰霊大法要に通い、断片的な記憶を頼りに、生まれ育った家や両親の名を探し続けている。そんな彼女は長期滞在先のホテルで、経営難から立ち退きを迫られる若き経営者・田島佳奈と出会う。それぞれに痛みを抱えた2人はやがて心を通わせ、止まっていた時間が静かに動き始める。
佳奈役の菜葉菜のほか、上村侑、坂巻有紗、村田秀亮(とろサーモン)、白川和子が脇を固める。製作・原案・脚本は、長年小学校教員として子どもたちと向き合った経験をもとに、歴史や生活に根ざした物語を紡いできた竹島秀子が担当した。
- 製作年2026年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督岩本崇穂
- 主演烏丸せつこ