ハマスに拉致された娘を救い出すため、分断を超えて奔走するイスラエル系アメリカ人家族の姿を描いたドキュメンタリー。
2023年10月7日の朝。イスラエル南西部の農業共同体ニールオズがハマスの武装勢力に襲撃され、住民約400人のうち4分の1が殺害または人質になるという甚大な被害を受けた。娘リアット・ベイニン・アツィリと夫のアヴィヴをガザへ連れ去られたリアットの父イェフダら家族は、2人を救うため必死の行動を開始。リアットがアメリカ国籍を持つことから、イェフダは人質解放を求めてアメリカ政府に働きかける代表団の一員として訪米するが、人質家族の存在がイスラエル政府による戦争継続の理由として利用されている現実を知り、がく然とする。ネタニヤフ政権に批判的なイェフダが、首相は自身の投獄を免れるために戦争を長引かせていると非難する一方で、批判より救出を優先するべきだと反発する家族や関係者もいる。愛する家族の安全な帰還を望む切実な視点を軸に、政治と歴史、分断された価値観が交錯する複雑な問題を浮かび上がらせていく。
製作には「ブラック・スワン」などの監督ダーレン・アロノフスキーが名を連ねた。2025年・第75回ベルリン国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。
ネット上の声
- イスラエルで人質経験を持ち、夫を殺された平和主義者の家族の側から描...
- 「現実を見ろ」という人に観て欲しい「現実」
- 鑑賞客がとても少なかったのが残念。 昨年からパレスチナ問題をテーマ...
- 憎しみだけに囚われていない被害者の言葉が印象的
ドキュメンタリー
- 製作年2025年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督ブランドン・クレイマー
- 主演---