スペインの新鋭アントニオ・メンデス・エスパルサ監督が、出稼ぎ先から久々に帰郷した父親の姿を通して、家族の絆やその裏にある喪失感をリアルにつづったヒューマンドラマ。
アメリカで出稼ぎしていたメキシコ人男性ペドロが、数年ぶりに故郷メキシコの村へ帰ってくる。ペドロは家族との距離感や変わりゆく村の暮らしに戸惑いながらも、少しずつ家族との絆を取り戻そうとするが……。
登場人物の多くに実際の村人を起用し、フィクションとドキュメンタリーが交錯する独自のスタイルで描いた。劇中歌をペドロ本人が手がけている。2012年・第65回カンヌ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞。日本では2012年・第25回東京国際映画祭の「WORLD CINEMA」部門で上映され、2025年に特集上映「アントニオ・メンデス・エスパルサの映画」で劇場初公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国スペイン,アメリカ,メキシコ
- 時間110分
- 監督アントニオ・メンデス・エスパルサ
- 主演ペドロ・デ・ロス・サントス・フアレス