怪我をきっかけに心を通わせる女子高生2人の姿を描いた、小さな青春物語。ギプスと松葉杖をともにしながら過ごす、不自由でぎこちない日々を、親密なまなざしで映し出していく。
ある夏の日、片足にギプスをはめ、松葉杖をついた2人の高校生・愛花と詩織が、並んで下校している。2人は同じ高校に通い、同じバスケットボール部に所属していた。愛花は部内のエースで、詩織は補欠。2人はインターハイを目前に控えた練習中の接触事故によって、ともに足を負傷。それ以来、登下校など行動をともにしていた。そんなある日、2人は、愛花の恋人である中谷が、バスケ部マネージャーの綾と浮気している場面を目撃してしまい……。
本作の監督である日高虎太郎が、駅の改札で偶然、互いに片足にギプスをはめて松葉杖をついた2人の女子高生を目撃したところから着想を得た作品。若手作家の登竜門である第25回TAMA NEW WAVEの「ある視点」部門に選出された。愛花役は映画「キムソジュン」などに出演した古見陽香里、詩織役は「ナマズのいた夏」「正しいアイコラの作り方」などの古林南。
ネット上の声
- 地味なタイトルかと思いきや、主演2人の掛け合いが最高で一気に引き込まれた。不自由な生活の中で見つける希望の物語。最後は不覚にも泣いちゃった。
- 今年一番の感動作!
- もどかしいけど、クスッと笑えるシーンが多くて楽しめた。
- 良い話だとは思うけど、展開がちょっと読めすぎかな。もう少し意外性が欲しかったかも。役者は良かった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督日高虎太郎
- 主演古見陽香里