「フィッシュ・タンク」「アメリカン・ハニー」などで知られるイギリスの映画監督アンドレア・アーノルドが、世界の片隅に生きる孤独な少女に訪れた、魔法のような4日間を描いた青春映画。
郊外の下町で、シングルファザーのバグと暮らす12歳の少女ベイリー。やり場のない孤独を募らせていた彼女は、草原で服装も言動も奇妙な謎の男・バードと知り合う。バードのぎこちない振る舞いの中にピュアな何かを感じ取ったベイリーは、両親を捜しているという彼を手伝うことになるが……。
主人公ベイリー役には、学校演劇の経験しかなかった無名の少女ニキヤ・アダムズを抜てき。自己中心的な厄介者ながらも家族への愛情は深い父親バグを「イニシェリン島の精霊」のバリー・コーガン、正体不明の男・バードを「大いなる自由」などに出演するドイツの俳優フランツ・ロゴフスキが演じた。「哀れなる者たち」のロビー・ライアンが撮影監督を務め、16ミリフィルムのざらついた画質とスマートフォンによるデジタル映像を組み合わせた、カラフルで詩的な映像美で映し出す。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- 主人公ベイリーの強さと優しさが心に沁みた。厳しい現実の中でも希望を失わない姿に勇気をもらえます。アンドレア・アーノルド監督のファンは必見!
- どこか懐かしい映像の感じが良かった。不思議な世界観に引き込まれた。
- 最高でした!
- ありがちなテーマのはずなのに、全く古臭さを感じさせない演出がすごい。非現実的なキャラクターも自然に受け入れられた。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国イギリス,アメリカ,フランス,ドイツ
- 時間119分
- 監督アンドレア・アーノルド
- 主演ニキヤ・アダムズ