2021年、タリバン復権が迫ったアフガニスタンからアーティストや映画関係者を救おうとする有志の活動を追ったドキュメンタリー。
イランの巨匠モフセン・マフマルバフ監督の次女で「ハナのアフガンノート」などの監督作で知られるハナ・マフマルバフが全編スマートフォンで撮影し、救援にあたるマフマルバフ・ファミリーが限られた時間のなかで膨大なリストからの“選別”を迫られる姿を映しだす。
2021年5月、アフガニスタンからアメリカ軍が撤退したことによってタリバンが侵攻を再開し、空港は国外脱出しようとする市民でパニックに陥った。7月には、アフガニスタンのほぼ全土を掌握したタリバンによる迫害や処刑など、生命の危機に直面したアーティストや映画関係者のための救援グループが発足。モフセン・マフマルバフ監督とそのファミリーも約800人のリストをもとに各所への呼びかけをおこなっていくが、やがてリストから人数を絞らなければならないという苦渋の選択を迫られてしまう。
ネット上の声
- マフマルバフ一家の末娘が切実に訴えるアフガンの人々の苦難
- 米軍が撤退し、タリバンが復権した2021年のアフガニスタン
- 「そんなの選べる筈はない」
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国イギリス,アフガニスタン,イラク
- 時間67分
- 監督ハナ・マフマルバフ
- 主演モフセン・マフマルバフ