「アブラハム渓谷」「クレーヴの奥方」などで知られるポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリベイラが、19世紀ポルトガル文学を代表する小説家カミーロ・カステロ・ブランコの最後の日々を映画化したドラマ。ブランコの手紙や調書、新聞記事などを基にオリベイラ監督が脚本を手がけ、ブランコの生家を舞台に、葛藤と苦悩の末に拳銃自殺を遂げるまでの姿を描きだす。
後に映画監督として活躍し、本作では撮影も手がけるマリオ・バローゾがブランコ役を務め、「熱波」のテレーザ・マドルーガ、オリベイラ監督作の常連俳優ルイス・ミゲル・シントラが共演。音楽にはワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」「バルジファル」を使用した。
日本では、2025年4月開催の特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」にて劇場初公開。
ネット上の声
- 死に至る道程
- タイトルなし(ネタバレ)
- 回転する馬車の車輪
- 陰鬱で救いがない
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間77分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演テレサ・マドゥルガ