ヘイトクライムの標的にされたドラァグクイーンが、自分を襲撃した男を相手に危うい駆け引きにのみ込まれていく姿を描いたイギリス製ラブサスペンス。2021年に英国アカデミー賞にノミネートされたサム・H・フリーマン&ン・チュンピン監督による同名短編を、同監督のメガホンで長編映画化した。
ナイトクラブのステージで観客を魅了するドラァグクイーンのジュールズは、タトゥーだらけの男プレストンと出会う。しかしその出会いは突如として憎悪に満ちた暴力へと変わり、ジュールズは心身に深い傷を負う。数カ月後、ジュールズはゲイサウナで偶然にもプレストンと再会。自身の性的指向を隠して暮らすプレストンに復讐するチャンスを得たジュールズは巧みに彼に接近するが、密会を重ねるうちにプレストンの暴力的な仮面の奥に潜む脆さと葛藤が浮かびあがり、ジュールズの心にも説明のつかない感情が芽生えはじめる。
「キャンディマン」のネイサン・スチュアート=ジャレットがジュールズ、「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイがプレストンを演じた。
ネット上の声
- ヘイトクライムからの復讐劇。最後までハラハラしっぱなしで、どうなっちゃうの?って目が離せなかった。主演二人の演技が凄すぎて、感情のぶつかり合いに圧倒された。重いけど観てよかった。
- ジョージ・マッケイ目当てで観たけど、完全にやられた。お互いの探り合いみたいな緊張感がたまらない。これはただの復讐モノじゃないね。
- うーん、ちょっと私には合わなかったかも。
- 暴力シーンが生々しくてキツい部分もあった。テーマがテーマだけに、誰にでもはオススメできないかな。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2023年
- 製作国イギリス
- 時間98分
- 監督サム・H・フリーマン
- 主演ネイサン・スチュワート=ジャレット