安楽死というシリアスな題材をコメディとして描いた異色作。
日本人男性の平均寿命が81.4歳であることから、27歳の正は自分の人生の3分の1がすでに終わったことに気づく。残り3分の2の人生がこれまでより楽しい確率は極めて低いと考えた彼は、死ぬことを決意する。健全に死を選ぶべく、友人や相談窓口、自殺防止支援団体などさまざまな場所へ出向く正だったが、どこでも死を思いとどまるよう諭されるばかり。そんな中、集めたチラシの中に「沖縄2泊3日安楽死ツアー」という文字を見つけた彼は、友人に片道だけの旅費を借りて沖縄へ旅立つ。そこで出会った安楽死推進団体の代表・雨野川や、もう1人のツアー参加者・氷川とともに過ごすなかで、正は「死とは何か」に向きあっていく。そしてツアー最終日、正はついに安楽死の飲み薬を前にする。
「東京ランドマーク」などの石原滉也が映画初主演を果たし、生きる意味に悩む主人公を怪演。永六輔の孫である映像作家・俳優の岡﨑育之介の長編映画初監督作。
ネット上の声
- 1/3過ぎても頑張って観たけど…。
- 安楽死するにも体力は必要
- 答えは自ら探すもの
ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督岡崎育之介
- 主演石原滉也