あの頃。自分のことも他人のこともわかっていることはひとつもなかった。
天谷一真 25歳は、仕事や家庭に追われる日々の中で、えも言われぬ窮屈さを感じていた。ある雨の日の夜、一真の携帯電話が鳴る。相手は高校時代の元恋人、雨宮澪だった。
7年ぶりに聞く澪の声は、雨音で今にもかき消されそうなくらいか細かったが、なぜか一真には心地良く感じられた。「一真くんに出産に立ち会ってほしい」思いもしない澪からの言葉に動揺する一真だったが、妻に嘘をついて澪のいる病院へと向かう。ずっと目を背けてきた ”あの頃” を思い起こしながら。
ネット上の声
- 女性の考えることはわからない、と男性が思うのと同じように、女性も男性のことをわか
- 大人になって、結婚もして、それでもなお高校生の頃の恋人のことを想ってしまう天谷の
- 余白が多い方が好きなので登場人物の様子が高校時代のクラスメイトに対しての解像度と
- 余白が多く、画面に映っていない部分での解釈をこちらに委ねられた作品だなと感じた
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督桜屋敷知直
- 主演田村杏太郎