1970年代末から80年代にニューヨークのアンダーグラウンドで起こった音楽やアートのムーブメント「ノー・ウェイブ」周辺で活動した映画作家ベット・ゴードンが1980年に制作した中編作品。
職場のあるシカゴと恋人がいるニューヨークを行き来する女性が抱える疎外感と孤立感を考察した実験的作品で、国際映画祭などで上映されて高く評価され、83年の長編第1作「ヴァラエティ」制作への足がかりとなった。
写真家のナン・ゴールディン、「フィラデルフィア」のロン・ボーター、映画作家のビビアン・ディックが出演。楽曲にはイギリスのパンクバンド・X-Ray Spexの「Art-I-Ficial」やトーキング・ヘッズの「サイコ・キラー」を使用。日本では2024年の特集上映「ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク」(24年11月16日~、シアター・イメージフォーラム)にて劇場初公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国アメリカ
- 時間52分
- 監督ベット・ゴードン
- 主演ローズマリー・ホックシールド