東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市大川地区を舞台に、震災で妹を失った2人の女子中学生の繊細な心の揺れをみずみずしく描いた中編ドラマ。
震災で妹を亡くした14歳の祐未は、被災地へやって来る多くのマスコミからの取材に気丈に応じている。一方、同じく妹を亡くした幼なじみのれいは、東京から来たボランティアの大学生に恋心を抱き、メイクをするように。ある日の放課後、祐未はそんなれいに対して嫌悪感を吐露してしまう。
自身も震災を経験した1996年生まれの石巻市出身の映画作家・佐藤そのみが監督・脚本を手がけ、東日本大震災から8年後の2019年に大川地区で撮影。震災遺構として現在は立入禁止となっている大川小学校などで撮影をおこなった。
ネット上の声
- すごく静かな映画なのに、心にずっしり響きました。監督の覚悟を感じるというか…。余白の使い方が本当に上手くて、色々と考えさせられます。
- 大川小学校の話。観るのに少し勇気がいったけど、観てよかった。
- 少女たちの視点で描かれているのが良かった。辛いテーマだけど、変に煽るような演出がなくて、誠実に作られている感じがした。
- うーん、ちょっと淡々としすぎかな。ドキュメンタリーみたいで、個人的にはあまりハマらなかった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間45分
- 監督佐藤そのみ
- 主演斎藤小枝