1995 年の震災で多くの家屋が焼失し、一面焼け野原となった神戸・長田。かつてそこに暮らしていた在日コリアン家族の下に生まれた灯(富田望生)。在日の自覚は薄く、被災の記憶もない灯は、父(甲本雅裕)や母(麻生祐未)からこぼれる家族の歴史や震災当時の話が遠いものに感じられ、どこか孤独と苛立ちを募らせている。一方、父は家族との衝突が絶えず、家にはいつも冷たい空気が流れていた。ある日、親戚の集まりで起きた口論によって、気持ちが昂り「全部しんどい」と吐き出す灯。そして、姉・美悠(伊藤万理華)が持ち出した日本への帰化をめぐり、家族はさらに傾いていく――。なぜこの家族のもとに生まれてきたのか。家族とわたし、国籍とわたし。わたしはいったいどうしたいのだろう――。
ネット上の声
- 在日コリアンと震災のことを交えた人間ドラマを描きたいんだろうけど、どっちも超絶に
- 長回しが多い作品で、主人公の繊細な想いの描写が描かれている
- 長田って神戸映画資料館に通ったなぁ…
- とにかく富田望生を全力で味わう映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督安達もじり
- 主演富田望生