「彼方のうた」「PLASTIC」の小川あんとドキュメンタリー映画「沈没家族 劇場版」の監督として知られる加納土が共演し、川で出会った男女がつかの間の時を過ごす姿を軽やかにつづったドラマ。シンプルな物語ながら心情のなびきや偶然性の豊かさを見事にとらえ、2023年・第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品されるなど世界から注目を集めた。
旅行会社に勤める女性が仕事で郊外の町を訪れ、川辺で水切りをしている謎めいた男性と出会う。互いに相手との距離を慎重にはかる2人だったが、いつしか一緒に上流へ向かって歩き出す。
東京藝術大学大学院の修了制作作品「ブンデスリーガ」がPFFアワード2017に入選した太田達成監督が、友人との旅行で石拾いをした経験に触発されてシナリオを書き上げ、少人数のスタッフ・キャストとともに完成させた。「すべての夜を思いだす」の監督・清原惟、「夜明けのすべて」の編集・大川景子、「彼方のうた」の音響・黄永昌がスタッフとして参加し、シンガーソングライターの王舟が音楽を担当。
ネット上の声
- いいぞ大谷51ー51
- 映画祭で乳児売買とか移民殺害に領土紛争等々社会問題というか殺伐とした映画ばかり見
- 現実とは全く異なる風景というレビューも見たけど、自分にとっては全く現実そのものの
- さまよう若い女と、河原の石で水切り遊びをする男との、子どもに還ったような束の間の
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督太田達成
- 主演小川あん