謎に包まれた画家・西村一成の創作現場を記録したアートドキュメンタリー。
1978年生まれ、愛知県在住の画家・西村一成は、20歳のころに独学で描きはじめてから26年間、自宅で絵を描くことに没頭している。時に唸り声をあげながらキャンバスに絵の具を叩きつけるように塗りたくり、独白記のような絵を描き続ける彼を、甥っ子や姪っ子は「かいじゅう」と呼んでいる。これまで誰もその創作現場を目撃したことはなかったが、カメラをもって訪れた映像ディレクターの伊勢朋矢の前で、西村はおもむろに絵を描きはじめ、初めて家族以外に創作の現場を見せた。それから1年、伊勢は西村家に通い続け、西村の日常をカメラに収めていく。
監督は、ドキュメンタリー作家の伊勢真一を父に持ち、自身もフリーのディレクターとして数々のテレビドキュメンタリーなどに携わってきた伊勢朋矢。伊勢監督にとってはアートを題材にした「日日芸術」に続く映画監督第2作となり、音楽をアコーステックオーケストラ「パスカルズ」のリーダー、ロケット・マツが担当した。
ネット上の声
- いくらカメラの置き方動かし方が通じるとはいえ、華やかな賑やかさにあふれた『日日芸
- 描かれる絵にいのちが吹き込まれて動き出す瞬間に立ち合える
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督伊勢朋矢
- 主演西村一成