初長編映画「空(カラ)の味」が第10回田辺・弁慶映画祭の弁慶グランプリなど4冠に輝いた塚田万理奈監督によるオムニバス映画。
通り過ぎていく日常のなかで小説を書いたり音楽に没頭したりしながら自分の居場所を探す中学生を描く「満月(みつき)」と、きつ音のある中学生と夢を諦めかけたミュージシャンの日々が交差する「世界」の2作品で構成。
塚田監督が2020年より出身地・長野市で地元の子どもたちとともに制作を続けている、16ミリフィルムで10年かけて撮影するプロジェクト「刻(とき)」から生まれた企画で、同プロジェクトのワークショップで塚田監督と出会った満月と涌井秋がそれぞれ主演を務める。「千と千尋の神隠し」のリン役の声優や俳優・歌手として知られる玉井夕海が共演し、音楽も担当。「世界」はロッテルダム国際映画祭2023に入選。
ネット上の声
- ドキュメンタリーみたいな生々しさがすごい。今まで映画であまり描かれなかった、リアルな中学生の日常と感情が鮮やかで引き込まれた。
- すごく良かった。心に残る。
- 『満月』と『世界』、二つの短編が繋がっていく感じが良かったな。
- 魅力的なシーンは多いけど、全体的にはちょっと物足りないかも。これからに期待。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間66分
- 監督塚田万理奈
- 主演満月