芥川賞の選考委員を創設以来46年間務めた俳人で小説家の瀧井孝作が晩年に執筆した、自身の青年期を描いた同名私小説を映画化。飛騨高山に残る古い街並みや自然を背景に、若かりし頃の瀧井孝作が経験した俳句仲間との青春、2人の女性との初めての恋など、ひとりの青年の成長を描く。
明治末期の岐阜県高山。瀧井孝作は家業が傾いたことから丁稚奉公に出された。幼い頃に兄と母を亡くし、奉公先でつらい日々を送る孝作の唯一の心のよりどころは、俳句を書くことだった。俳句仲間たちと句作に励んでいた孝作は、西洋料理店の女中・玉、三味線芸者の菊と出会う。孝作は2人の女性を前に、今まで味わったことがない感情に突き動かされる。
主人公・瀧井孝作を「君に幸あれよ」の髙橋雄祐、玉役を「夜明けのすべて」の芋生悠、菊役を「海にのせたガズの夢」の三輪晴香がそれぞれ演じる。監督は元漁師という経歴を持ち、本作が劇場作品デビューとなる小平哲兵。
ネット上の声
- ここから始めよう
- ツバメ気質
- 言葉、所作、風景そして主人公が傷つき成長していく様、そのどれもが儚く美しく、
- 初めての女って芋生悠のことかと思っていたら三輪晴香のことだった
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小平哲兵
- 主演高橋雄祐