-
女性が対峙する内面世界や孤独・暴力などを題材に、1980年代初頭より独自の美学で映画制作を続けてきたニナ・メンケス監督が、映画というメディアがいかに「男性のまなざし」に満ちているかを解き明かしたドキュメンタリー。
フェミニストの映画理論家たちが長年にわたって探求し続けてきた「Male Gaze=男性のまなざし」の問題。現在に至るまでの映画がいかに「男性のまなざし」にあふれているか、そしてその表現が我々の実生活に及ぼしてきた影響を、アルフレッド・ヒッチコックからマーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノといった監督たちの作品、さらに2020年代の作品まで、大量の映画のクリップを使用しながら考察していく。
俳優のロザンナ・アークエット、映画監督のキャサリン・ハードウィックらが出演。2024年5月開催の特集上映企画「ニナ・メンケスの世界」上映作品。
ネット上の声
- 映画ファンは本当に見た方がいいと思います
- 単なる消費者では観測しにくいシネマトグラフィーの観点から論じられていてハッとした
- 諸々の映像技術は、女性の身体を性の道具として抽象化し、家父長制に基づく男性中心主
- セクシャル•ハラスメントや性暴力、性差による雇用差別など、映画を含むあらゆる社会
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間107分
- 監督ニナ・メンケス
- 主演リアノン・アーロンズ
-
女性が対峙する内面世界や孤独・暴力といったテーマを独自の美学で描き続けるアメリカの女性監督ニナ・メンケスの代表作として知られる、1991年製作の長編第2作。
きらびやかなカジノのネオンと荒涼とした砂漠の風景が並ぶラスベガスを舞台に、カジノのディーラーとして働く女性フィルダウスの倦怠感に満ちた日常を、大胆かつミニマムに描き出す。前作「マグダレーナ・ヴィラガ」に続いてメンケス監督の妹ティンカ・メンケスが主演を務めた。
アカデミー・フィルム・アーカイブおよびザ・フィルム・ファウンデーションによって新たに修復され、2024年5月開催の特集上映企画「ニナ・メンケスの世界」にて日本初公開。
ネット上の声
- 時間の無駄だった、という人もいるだろう。 しかし私は、 主人公とそ...
- 虚無と言ってしまうとつまらない。だって人間だもの。
- ストーリーを楽しむ映画ではない。
- C.C.RIDER
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国アメリカ
- 時間77分
- 監督ニナ・メンケス
- 主演ティンカ・メンケス
-
女性が対峙する内面世界や孤独・暴力といったテーマを独自の美学で描き続けるアメリカの女性監督ニナ・メンケスが、1986年に発表した長編デビュー作。
殺人の容疑をかけられて逮捕された娼婦アイダを主人公に、孤独な女性が生きる残酷な現実世界と内なる心の世界を、時系列を曖昧にしながら詩的な映像で描き出す。メンケス監督の妹ティンカ・メンケスが主演を務めた。
第12回ロサンゼルス映画批評家協会賞にて「年間最優秀インディペンデント/実験映画賞」を受賞。アルベロス・フィルムとアカデミー・フィルム・アーカイブによって修復され、2024年5月開催の特集上映企画「ニナ・メンケスの世界」にて日本初公開。
ネット上の声
- 悲しく傷ついた娼婦
- この映画は数々の女性たちを解放した事だろう。
- このような目線もアリだとは思うけど
- おもしろいな
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国アメリカ
- 時間90分
- 監督ニナ・メンケス
- 主演ティンカ・メンケス