女性が対峙する内面世界や孤独・暴力などを題材に、1980年代初頭より独自の美学で映画制作を続けてきたニナ・メンケス監督が、映画というメディアがいかに「男性のまなざし」に満ちているかを解き明かしたドキュメンタリー。
フェミニストの映画理論家たちが長年にわたって探求し続けてきた「Male Gaze=男性のまなざし」の問題。現在に至るまでの映画がいかに「男性のまなざし」にあふれているか、そしてその表現が我々の実生活に及ぼしてきた影響を、アルフレッド・ヒッチコックからマーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノといった監督たちの作品、さらに2020年代の作品まで、大量の映画のクリップを使用しながら考察していく。
俳優のロザンナ・アークエット、映画監督のキャサリン・ハードウィックらが出演。2024年5月開催の特集上映企画「ニナ・メンケスの世界」上映作品。
ネット上の声
- 映画ファンは本当に見た方がいいと思います
- 単なる消費者では観測しにくいシネマトグラフィーの観点から論じられていてハッとした
- 諸々の映像技術は、女性の身体を性の道具として抽象化し、家父長制に基づく男性中心主
- セクシャル•ハラスメントや性暴力、性差による雇用差別など、映画を含むあらゆる社会
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間107分
- 監督ニナ・メンケス
- 主演リアノン・アーロンズ