オーストリアの作家ローベルト・ゼーターラーの世界的ベストセラー小説を映画化し、激動の時代に翻弄されながら過酷な人生を歩んだ男の愛と幸福に満ちた一生を、美しい情景とともに描いたヒューマンドラマ。
1900年頃のオーストリア・アルプス。孤児の少年アンドレアス・エッガーは、渓谷に住む遠い親戚クランツシュトッカーの農場へやって来る。しかし農場主にとってアンドレアスは安価な働き手に過ぎず、虐げられながら暮らす彼の心の支えは老婆アーンルだけだった。アーンルが亡くなるとアンドレアスは農場を飛び出し、日雇い労働者として生計を立てるように。やがてロープウェーの建設作業員となった彼は最愛の女性マリーと出会い、山奥の小屋で幸せな結婚生活を送り始めるが……。
主人公アンドレアスの青年期を新人俳優シュテファン・ゴルスキー、老年期を「生きうつしのプリマ」のアウグスト・ツィルナーが演じた。監督は「ハネス」のハンス・シュタインビッヒラー。
ネット上の声
- 派手さはないけど、男の生き様が胸に染みる。観終わった後、自分の人生を考えさせられた。
- アルプスの景色がとにかく綺麗で、それだけでも見る価値あるかも。
- 淡々と進むので、人によっては退屈に感じるかもしれない。
- 主人公の静かな強さに感動。多くを語らないのに、伝わるものが多かった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国ドイツ,オーストリア
- 時間115分
- 監督ハンス・シュタインビッヒラー
- 主演シュテファン・ゴルスキー